水路橋梁・隧道(疏水用水等水路由来限定)
※内部が素掘りやコンクリでも坑門(ポータル)に煉瓦や石積みが使用されている場合は掲載。
※コンクリやコンクリブロック製、煉瓦や石函渠でも装飾性の高い物件はノーカウントで参考掲載。
東海圏 中国地方 関東圏 北陸地方 new九州地方
橋梁名 | 構造 | 備考 | ||
路線 | ||||
所在市町村 | ||||
訪問日 | ||||
琵琶湖疏水 | ||||
1 | 第1疏水 第1トンネル呑口 |
石トンネル 石坑門 |
土木学会選近代土木遺産Aランク。 総切石造り。神殿のような面構えで、第一疏水第三トンネルの 吐口と似ている。 扁額:氣象萬千(きしょうばんせん) 伊藤博文 筆 千変万化する氣象と風景の変化はすばらしい 内壁にも揮毫あり:寶祚無窮(ほうそむきゅう)北垣国道 筆 皇位は永遠である |
|
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2011年5月訪問 | ||||
第1疏水 第1トンネル吐口 |
石トンネル 石坑門 |
土木学会選近代土木遺産Bランク。 冠木門タイプの総切石坑門。楯状迫石を使用している。 車道切石隧道に近いフォルムを有している。 扁額:廓其有容(かくとしてそれかたちあり) 山縣有朋 筆 悠久の水をたたえ,悠然とした疏水のひろがりは,大きな 人間の器量をあらわしている |
||
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2011年5月訪問 | ||||
2 | 第2疏水 トンネル呑口 |
?水門 煉瓦+石坑門 |
土木学会選近代土木遺産Cランク 立入禁止で遠目でしか確認できない。坑門は煉瓦でイギリス 積み。楯状迫石を使用した欠円アーチ。張りぼてのようなチープ な印象を受ける。改修して疑似煉瓦、石張りしている? 扁額:萬物資始(ばんぶつとりてはじむ) 久邇宮邦彦 筆 すべてのことがこれによって始まる(易経) |
|
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2011年5月訪問 | ||||
第2疏水 トンネル吐口 |
?トンネル 煉瓦+石坑門 |
土木学会選近代土木遺産Bランク 坑門は煉瓦でイギリス積み。近代的な迫石に要石を有する。 石積みピラスターの天端には玉石が乗っている。 扁額はない。 |
||
- | ||||
京都市山科区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
3 | 安祥寺水路閣 | 煉瓦アーチ橋 | 巻厚4層の煉瓦欠円アーチを有する。内部側壁とアーチを繋ぐ 迫受石あり。坑門は煉瓦でイギリス積み。 疏水側壁に当たる坑門上部の煉瓦積みに特徴あり。 |
|
安祥寺川 | ||||
京都市山科区 | ||||
2011年5月訪問 | ||||
4 | 第1疏水 第2トンネル呑口 |
石トンネル 石坑門 |
土木学会選近代土木遺産Aランク。 冠木門タイプの総切石坑門。楯状迫石を使用している。 車道切石隧道に近いフォルムを有している。 扁額:仁似山悦智為水歓歡(じんはやまをもってよろこびちは みずをもってなるをよろこぶ) 井上馨 筆 |
|
- | ||||
京都市山科区 | ||||
2011年5月訪問 | ||||
第1疏水 第2トンネル吐口 |
石トンネル 煉瓦坑門 |
土木学会選近代土木遺産Aランク。 坑門は煉瓦でイギリス積み。アーチ環は釣鐘型で切石仕様。 坑門の丸い装飾2枚と笠石に特徴がある。鳥みたい。 扁額:隨山到水源(やまにしたがいすいげんにいたる) 西郷従道 筆 山にそって行くと水源にたどりつく |
||
- | ||||
洲本市由良町 | ||||
2011年5月訪問 | ||||
5 | 第1疏水 第3トンネル呑口 |
石トンネル 煉瓦坑門 |
土木学会選近代土木遺産Aランク。 坑門は煉瓦でイギリス積み。アーチ環は一般的な迫石仕様で はない切石積み。両側にピラスターがあり、笠石に特徴あり。 扁額:過雨看松色(かうしょうしょくをみる) 松方正義 筆 時雨が過ぎるといちだんと鮮やかな松の緑をみることができ る(唐・盧綸の詩) |
|
- | ||||
京都市山科区 | ||||
2011年5月訪問 | ||||
第1疏水 第3トンネル吐口 |
石トンネル 石坑門 |
土木学会選近代土木遺産Aランク。 総切石造り。神殿のような面構えで、第一疏水第一トンネルの 呑口と似ている。 扁額:美哉山河(うるわしきかなさんが) 三条實美 筆 なんと美しい山河であることよ 他に上段に英語表記有(田辺朔朗氏と起工竣工年月) |
||
- | ||||
京都市山科区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
6 | 合流トンネル呑口 | ?トンネル 煉瓦+石坑門 |
第一疏水、第二疏水が合流し、初めて供用されるトンネル。 アーチ環は切石。一般的な迫石の積み方ではなく、近代的。 笠石は屋根型になっている。坑門は煉瓦でイギリス積み。 一連の疏水坑門では装飾が控えめ。 |
|
- | ||||
京都市山科区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
合流トンネル吐口 | ?トンネル 煉瓦+石坑門 |
土木学会選近代土木遺産Cランク 坑門は煉瓦でイギリス積み。近代的な迫石、要石を有する。 ピラスターや上部の丸石、坑門の石張りなど装飾性が高い。 扁額:藉水利資人口(すいりをかりてじんこうをたすく) 田邊朔郎 筆 自然の水を利用して,人間の仕事に役立てる |
||
- | ||||
京都市左京区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
7 | 疏水分線 南禅寺水路閣 |
14径間煉瓦アーチ橋 | 土木学会選近代土木遺産Aランク 14径間、延長93.17mを総煉瓦で仕上げた巨大なアーチ橋。 巻厚4層の煉瓦半円アーチを有する。橋脚や坑門はイギリス積 み。橋脚には巻厚2層の半円アーチの空間がある。 疏水側壁部にも雁木や1層アーチ様の装飾がある。 |
|
南禅寺境内 | ||||
京都市左京区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
8 | 疏水分線 第5トンネル呑口 |
煉瓦トンネル 煉瓦坑門 |
巻厚3層の煉瓦欠円アーチを有する。小振りながらも冠木門 タイプを踏襲する。笠石には雁木の装飾がある。 右手に翼壁がある。内部も肉眼で確認できる所までは煉瓦 アーチとなっていた。側壁はコンクリ補修。 中央部からアーチ環外側にかけての補修跡が痛々しい。 |
|
- | ||||
京都市左京区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
no photo | 疏水分線 第5トンネル吐口 |
? | 未確認 | |
- | ||||
京都市左京区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
扇ダム放水路 車道橋梁 |
煉瓦アーチ橋 | 巻厚2層の煉瓦欠円アーチを有する。 煉瓦積みの笠石がある。 |
||
鹿ヶ谷通 | ||||
京都市左京区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
扇ダム放水路 トンネル吐口 |
BKトンネル 煉瓦パネル張り |
往時の姿を模したと思われる、完全改修物件。 | ||
- | ||||
京都市左京区 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
9 | 疏水分線 第6トンネル呑口 |
?トンネル 煉瓦坑門 |
恐らくは第五トンネル呑口と同じフォルムを有すると思われる。 帯石部分より下は蓋をされており、全体像を見ることができな い。 |
|
- | ||||
京都市左京区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
no photo | 疏水分線 第6トンネル吐口 |
? | 未確認 | |
- | ||||
京都市左京区 | ||||
2012年3月訪問 | ||||
疏水分線 (仮)志賀越道橋梁 |
煉瓦アーチ橋 | 煉瓦巻厚2層で、半円か欠円かは判別できない。 内部は薄くモルタル補修を受けているように見える。 両側に控え壁のような形で煉瓦の翼壁がある。 呑口側と吐口側で高低差がある。 |
||
志賀越道 | ||||
京都市左京区 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
蹴上発電所 放水トンネル吐口 |
?トンネル 煉瓦坑門 |
南禅寺船溜に放出されている。 位置関係から、蹴上発電所からの流れと推測した。 煉瓦イギリス積み坑門、アーチ環は迫石と要石。笠石がある。 |
||
- | ||||
京都市左京区 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
三ノ橋放水路制水門 放水門樋/泥吐門樋 |
- | 放水門樋2門と泥吐門樋1門の計3門からなる。 疏水の水を鴨川に排出できる。 門扉他、ゲートの設備は後年ものだが、側壁は煉瓦積みが残る。 |
||
- | ||||
京都市東山区 | ||||
2024年4月訪問 | ||||
小田井用水 | ||||
10 | 木積川渡井 | 煉瓦アーチ橋 | 土木学会選近代土木遺産Bランク 大正3年改修。巻厚4層の煉瓦半円アーチを有する。 坑門はイギリス積み。扁額は両側にあり、名称と改修年月が 記載されている。笠石部分には雁木と櫛歯両方の装飾を採用 しており、珍しい。 |
|
木積川 | ||||
和歌山県岩出市 | ||||
2011年10月訪問 | ||||
11 | 龍之渡井 | 煉瓦アーチ橋 石張り坑門 |
土木学会選近代土木遺産Aランク 初代は木製の掛樋。大正8年に改修され、現在の姿に。 巻厚は圧巻の7層巻き。坑門は石張り。水路側壁で、坑門では 胸壁に当たる部分は煉瓦でフランス積み。扁額も備え、当用水 路では最大のアーチ橋。 |
|
穴伏川 | ||||
和歌山県かつらぎ町 | ||||
2011年10月訪問 | ||||
12 | 小庭谷川渡井 | 煉瓦アーチ橋 | 土木学会選近代土木遺産Cランク 明治42年改修。巻厚4層の煉瓦半円アーチを有する。 坑門はフランス積み。下部を中心に白化が進んでいる。 扁額も他に装飾もなく、シンプルスタイル。小田井改修で最初期 の試験的な施工らしい。 |
|
小庭谷川 | ||||
和歌山県かつらぎ町 | ||||
2010年6月訪問 | ||||
- | 小黒谷川渡井 | 2連石桁橋 煉瓦坑門 |
土木学会選近代土木遺産未登録 改修年不明。2連の切石?函渠。坑門、内部側壁は煉瓦で フランス積み。上流側に切石による水切りがある。他、隅石、 橋梁内天井部は切石、だと思われる(未確認) |
|
小黒谷川 | ||||
和歌山県かつらぎ町 | ||||
2010年6月訪問 | ||||
13 | 中谷川水門 | 煉瓦トンネル | 土木学会選近代土木遺産Cランク 明治45年建造。紀ノ川にほぼ平行して流れる用水路が中谷川 と交差する地点に築かれた暗渠。サイフォンの原理を利用し、川 の下に築かれる。巻厚4層の煉瓦半円アーチを有する、らしいが 当方写真の状態しか確認しておらず不明。坑門のフランス積み は視認した。 |
|
中谷川 | ||||
和歌山県かつらぎ町 | ||||
2011年10月訪問 | ||||
関西電力宇治発電所導水路 | ||||
- | (仮) 国分川水路橋 |
Cアーチ橋 | 3径間のコンクリート水路橋。上は車道だが、内部は国分川の 流れがある。両側の径間は管理用通路となっている。 コンクリート製だが、迫石、要石やピラスター等の装飾がある。 国分川の流れる内部側壁は煉瓦製である。 |
|
国分川 | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
14 | 第1号隧道呑口 | ?トンネル 石坑門 |
総切石造りの坑門を有するが、ネットが厳重に張り巡らせて あり、詳細を見ることができない。 「第壹號隧道」の扁額がある。 |
|
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
no photo | 第1号隧道吐口 | ? | 視認不能 | |
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
15 | no photo | 第2号隧道呑口 | ? | 視認不能 |
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
第2号隧道吐口 | ?トンネル 煉瓦坑門 |
第1トンネルと第2トンネル間の僅かな明かり区間(里中水路橋に あたる個所)は落ち葉除けなのか前面にネットが張り巡らせて あり、全体像が視認できない。 坑門はイギリス積みの煉瓦製で、巻厚5層の欠円アーチを有す る。要石も備えている。 |
||
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
16 | (仮) 里中水路橋 |
煉瓦アーチ橋 | 宇治発電所の巨大導水路の下を潜る河川の暗渠。 巻厚4層の煉瓦欠円アーチを有し、要石も備える。 坑門、内部側壁、床面は全て切石で構成される。 |
|
瀬田川支流河川 | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
17 | 第3号隧道呑口 | ?トンネル 煉瓦坑門 |
第1トンネルと第2トンネル間の僅かな明かり区間(里中水路橋に あたる個所)は落ち葉除けなのか前面にネットが張り巡らせて あり、全体像が視認できない。 坑門はイギリス積みの煉瓦製で、巻厚5層の欠円アーチを有す る。要石も備えている。 |
|
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
第3号隧道吐口 | ?トンネル 煉瓦坑門 |
第2トンネルと第3トンネル間の僅かな明かり区間(笠取水路橋に あたる個所)は落ち葉除けのネットがないが、車道の下に坑口が あるので車道からは見えない。 坑門はイギリス積みの煉瓦製で、巻厚5層の欠円アーチを有す し、要石も備える。内部アーチはC改修されているのが見える。 |
||
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
18 | (仮) 笠取水路橋 |
宇治発電所の巨大導水路の下を潜る河川の暗渠。 この水路橋には二つの煉瓦アーチがあり、こちらは小さい方。 巻厚4層の煉瓦半円アーチを有する。要石もある。 水没することもあるようだが、元々管理用の人道だった? |
||
煉瓦アーチ橋 | ||||
瀬田川支流河川 |
||||
滋賀県大津市~ 京都府宇治市 |
宇治発電所の巨大導水路の下を潜る河川の暗渠。 この水路橋には二つの煉瓦アーチがあり、こちらは大きい方。 巻厚4層の煉瓦欠円アーチを有する。要石や迫受石もある。 かなり半円に近いアーチである。 |
|||
2012年6月訪問 | ||||
19 | 第4号隧道呑口 | 煉瓦トンネル 煉瓦坑門 |
第2トンネルと第3トンネル間の僅かな明かり区間(笠取水路橋に あたる個所)は落ち葉除けのネットがなく、車道から視認可能。 坑門はイギリス積みの煉瓦製で、巻厚5層の欠円アーチを有す る。要石も備えている。内部アーチの煉瓦を確認できた。 |
|
- | ||||
京都府宇治市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
第4号隧道吐口 | ?トンネル 煉瓦坑門 |
第3トンネルと第4トンネル間の明かり区間(二ノ尾水路橋にあたる 個所)は落ち葉除けのネットがない。が、この吐口は車道から 奥まった所にあり、視認は困難。 坑門はイギリス積みの煉瓦製で、巻厚5層の欠円アーチを有す る。要石も備えている。内部アーチの煉瓦を確認できた。 |
||
- | ||||
京都府宇治市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
20 | (仮) 二ノ尾水路橋 |
宇治発電所の巨大導水路の下を潜る河川の暗渠。 この水路橋、下の1本のみと思われていたが、実は2連だったよ うだ。下の暗渠の上流側にあり、要石部分が露出、隙間も僅か ながらに開いていて内部が視認できる。 |
||
煉瓦アーチ橋 | ||||
西笠取川 | ||||
京都府宇治市 | 宇治発電所の巨大導水路の下を潜る河川の暗渠。 実はこの水路橋、元々2連だったようだ。こちらは現役。巻厚6 層の煉瓦欠円アーチを有する。3つの水路橋で最大径間と巻厚 を誇る。要石、帯石、笠石から煉瓦翼壁まで備える。迫受石は なく、流麗なラインで側壁煉瓦と合流している。 |
|||
2012年6月訪問 | ||||
21 | 第5号隧道呑口 | ?トンネル 煉瓦坑門 |
第3トンネルと第4トンネル間の明かり区間(二ノ尾水路橋にあたる 個所)は落ち葉除けのネットがない。車道の下にある坑門だが 見やすい位置にある。冬場の方が坑門は視認しやすい。 扁額があるようだが、判読不能。 |
|
- | ||||
京都府宇治市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
no photo | 第5号隧道吐口 | ? | 視認不能 煉瓦円柱立坑がある |
|
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
- | no photo | 第6号隧道呑口 | ? | 視認不能 煉瓦円柱立坑がある |
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
no photo | 第6号隧道吐口 | ? | 視認不能 煉瓦円柱立坑がある |
|
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
22 | no photo | 第7号隧道呑口 | ? | 視認不能 煉瓦円柱立坑がある |
- | ||||
滋賀県大津市 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
第7号隧道吐口 | ?トンネル 煉瓦坑門 |
第4トンネルと第5トンネル間の僅かな明かり区間(ここは水路橋が ない)は落ち葉除けのネットが坑門にまで及び、アーチ環すら 確認できない。坑門はイギリス積み。笠石部には雁木の装飾が あるが天端にあって上部が露出するのは珍しい。 |
||
- | ||||
京都府宇治市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
23 | 第8号隧道呑口 | ?トンネル 煉瓦坑門 |
第4トンネルと第5トンネル間の僅かな明かり区間(ここは水路橋が ない)は落ち葉除けのネットが坑門にまで及び、アーチ環すら 確認できない。坑門はイギリス積み。笠石部には雁木の装飾が あるが天端にあって上部が露出するのは珍しい。 |
|
- | ||||
京都府宇治市 | ||||
2012年6月訪問 | ||||
滋賀県 | ||||
京都府 | ||||
平戸樋門 | アーチ型逆水止 煉瓦坑門 |
土木学会選近代土木遺産Cランク 1926年(大正15年)竣工。径間実測3.64m(12尺) 往時は取水樋門だったようだが、宇治川の川床が下がり、現在 は逆水止樋門になっている。 現在でいう呑口(北側):煉瓦坑門が現存。 欠円アーチで、楯状迫石と要石で構成される。 面壁は煉瓦でイギリス積み。上部を面取りした笠石がある。 控え壁はイギリス積み煉瓦、角に隅石を設ける。面壁との接合部 に門扉を差し込めるような窪みがある。 現在でいう吐口(南側):鋼製のスライドゲートが後付けされている。 面壁はイギリス積み煉瓦、笠石の下部に切石デンティル装飾あり。 「平戸樋門」の扁額がある。 控え壁がピラスターのように見える。イギリス積み煉瓦、角に隅石を 設ける。笠石の下部に切石デンティル装飾あり。 垂直にイギリス積み煉瓦の翼壁が伸び、笠石がある。 両面に謎のチェーンが下がっている。 控え壁と翼壁の間に門扉が差し込めるような窪みがある。 内部:側壁、アーチはコンクリート。大正15年なので往時からこの姿の 可能性がある。吐口付近の分厚いコンクリートは後年補強と思われ る。 両面に謎のチェーンが下がっている。 |
||
排水路 宇治川派流 排水先 宇治川 |
||||
京都市伏見区 | ||||
2024年4月訪問 | ||||
徳大寺樋門 | アーチ型取水 | 廃止され、モニュメントが残される。 銘板とピラスターの笠石のみ往時のものと思われる。 銘板:1908年(明治41年)5月改築 現役時代の写真を見ると、煉瓦巻厚3層の半円アーチ、面壁は 煉瓦イギリス積み。笠石部分に銘板がある。 両脇に煉瓦イギリス積みのピラスターがあり、笠石が乗っている。 内部側壁は切石積み。 翼壁も切石積みで、笠石がある。 こちらが庭園内で吐口と思われる。 呑口の様子は不明。 |
||
取水元 桂川 取水先 桂離宮庭園池 |
||||
京都市西京区 | ||||
2024年8月訪問 | ||||
大河原発電所 放流口 |
2連石トンネル 石ポータル |
1919年(大正8年)12月運用開始 欠円の2連石アーチで要石も備える。内部も切石。 |
||
- | ||||
相楽郡南山城村 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
大河原発電所 余水吐口 |
石トンネル 石ポータル |
半円の切石隧道。要石、迫石を備える。 呑口側は水流によって摩耗が激しい。 |
||
- | ||||
相楽郡南山城村 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
大河原発電所 内部余水吐口 |
石トンネル 石ポータル |
上部水槽からオーバーフローではなく、直接排水できる設備。 |
||
- | ||||
相楽郡南山城村 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
洛北発電所 放流口 |
煉瓦トンネル ?ポータル |
1908年(明治41年)11月運用開始 ポータルは庇のように迫出すBKにより隠れており視認不能。 内部は半円煉瓦アーチ。巻厚は不明だが最低3層ある。 |
||
- | ||||
京都市左京区 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
- | 栂尾発電所 放流口 |
Cトンネル? 石ポータル |
1922年(大正11年)1月運用開始 「帝国電化株式会社 栂尾発電所」の扁額有り ポータルは切石で間違いないが、迫石要石はコンクリか。 内部は未確認だがコンクリの可能性が高い。 導水路にも隧道が複数あるが、コンクリ製。 |
|
- | ||||
京都市右京区 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
大阪府 | ||||
兵庫県 | ||||
烏原貯水池 締切堰堤 |
Cアーチ橋 石ポータル |
切石の欠円アーチ3門を備える 楯状迫石を使用している 呑口側には鋳鉄製のゲートがある。増水時に貯水池への 水量を制限するようだ |
||
- | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
烏原貯水池 取水口 |
煉瓦トンネル 石ポータル |
吐口側ポータルは切石で欠円アーチを有する 内部は欠円煉瓦アーチ 呑口側ポータルも切石アーチだが坑門が本体側に傾斜している |
||
- | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
no photo | (仮)石井川 第1隧道呑口 |
烏原貯水池建造時に付け替えられたと思われる石井川の 隧道。ここから放水門に繋がる。 |
||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮)石井川 第1隧道吐口 |
||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮) 石井川橋 |
Cアーチ橋 | |||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
烏原貯水池 放水門 |
石トンネル 石+擬石ポータル |
|||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮)石井川 第2隧道呑口 |
石+素掘トンネル 石ポータル |
切石の欠円アーチを有する。迫石とともに要石も配する 中央部は素掘り。側壁及び床面は切石の乱積み 天井部のアーチは切石か或はコンクリートブロックか |
||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮)石井川 第2隧道吐口 |
石+素掘トンネル 石ポータル |
|||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮)石井川 第3隧道呑口 |
石+素掘トンネル 石ポータル |
切石の欠円アーチを有する。迫石とともに要石も配する 中央部は素掘り。側壁及び床面は切石の乱積み 天井部のアーチは切石か或はコンクリートブロックか |
||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮)石井川 第3隧道吐口 |
石+素掘トンネル 石ポータル |
|||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮)石井川 第4隧道呑口 |
石トンネル 石ポータル |
切石の欠円アーチを有する。迫石とともに要石も配する 他の4隧道と違い素掘り部がない。 側壁及び床面は切石の乱積み 天井部のアーチは切石か或はコンクリートブロックか |
||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮)石井川 第4隧道吐口 |
石トンネル 石ポータル |
|||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮)石井川 第5隧道呑口 |
石+素掘トンネル 石ポータル |
切石の欠円アーチを有する。迫石とともに要石も配する 中央部は素掘り。側壁及び床面は切石の乱積み 天井部のアーチは切石か或はコンクリートブロックか |
||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
(仮)石井川 第5隧道吐口 |
石+素掘トンネル 石ポータル |
|||
石井川 | ||||
神戸市兵庫区 | ||||
2013年10月訪問 | ||||
三重県 | ||||
(仮) 中在家疎水隧道 |
煉瓦トンネル 煉瓦ポータル |
農業用疏水隧道の吐口坑門。呑口は元素掘りのコンクリ補修有。 大崖川橋梁の南側に位置する。 辛うじて貫通しているものの、完全に廃化している。 |
||
農業用水路跡 | ||||
亀山市 | ||||
2014年4月再訪 | ||||
(仮) 北在家疎水隧道 |
煉瓦トンネル 煉瓦ポータル |
農業用疏水隧道の吐口坑門。呑口は素掘り。 大崖川橋梁の北側に位置する。 呑口側にコンクリ製の疏水橋梁が存在した(現在は流失か)。 最近までは現役だったが、現在は休止状態。 |
||
農業用水路 | ||||
亀山市 | ||||
2014年4月訪問 | ||||
(仮) 梶ヶ坂疎水隧道 |
煉瓦トンネル 煉瓦ポータル |
農業用疏水隧道の吐口坑門。呑口は側溝暗渠化している。 現在は農業用というよりは、雨水側溝という感じ。 |
||
農業用水路 | ||||
亀山市 | ||||
2014年4月再訪 | ||||
(仮) 猪本疎水隧道 |
煉瓦トンネル 煉瓦ポータル |
農業用疏水隧道の吐口坑門。呑口は素掘り。 国道25号線猪本橋東側橋台下に存在する。 下流側にできた堰堤のお蔭で砂に埋没、完全に廃化。 |
||
農業用水路跡 | ||||
亀山市 | ||||
2014年4月再訪 | ||||
福井県 | ||||
疋田発電所 取水口 |
2連石アーチ橋 | 1923年(大正12年)9月運用開始 切石の坑門で2連アーチ。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年5月訪問 | ||||
- | 疋田発電所 第1号橋梁 |
Cアーチ橋 | 切石積みの坑門を持ちながら内部はコンクリートアーチ。 状態から、切石アーチ部分を撤去してコンクリート巻きにした ような感じがする。ただ断定はできない。 |
|
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年5月訪問 | ||||
疋田発電所 第1号隧道呑口 |
?トンネル(モルタル覆い) 石ポータル |
坑門は切石積み。 笠石、迫石、要石を備える。内部はモルタル覆い。 モルタル部は素掘りのような雰囲気を受けるが定かではない。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||
疋田発電所 第1号隧道吐口 |
?トンネル(モルタル覆い) 石ポータル |
坑門は切石積み。 笠石、迫石、要石を備える。内部はモルタル覆い。 モルタル部は素掘りのような雰囲気を受けるが定かではない。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||
疋田発電所 第2号隧道呑口 |
?トンネル(モルタル覆い) 石ポータル |
坑門は切石積み。 笠石、迫石、要石を備える。内部はモルタル覆い。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||
疋田発電所 第2号隧道吐口 |
?トンネル 石ポータル |
第2号橋梁に直結し、坑門中央は巡視路階段で隠れ、外に 開いていない。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||
疋田発電所 第2号橋梁 |
Cアーチ橋 | コンクリート製の水路橋。 導水路の規模と比較したらなかなかの大きさ。雰囲気良。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||
疋田発電所 第3号隧道呑口 |
?トンネル 石ポータル |
第2号橋梁に直結し、坑門中央は巡視路階段で隠れ、外に 開いていない。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||
疋田発電所 第3号隧道吐口 |
?トンネル(モルタル覆い) 石ポータル |
坑門は切石積み。 笠石、迫石、要石を備える。内部はモルタル覆い。 車道から最も近くアプローチしやすい坑門。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||
疋田発電所 第4号隧道呑口 |
?トンネル 石ポータル |
坑門上部のみ顔を出している。 ここから先は巡視路がなさそうで追えない。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||
疋田発電所 第4号隧道吐口 |
C改修トンネル? 石ポータル |
元々ここが第4号隧道の吐口かははっきりしない。 しばらく暗渠状態で、導水路は追うことが可能。 吐口のアーチは新しめのコンクリート製。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||
疋田発電所 放流吐口 |
Cトンネル 石ポータル |
立派な切石の坑門を持つ。迫石、要石、笠石も備える。 内部はどうやらコンクリート製のようだ。 |
||
- | ||||
敦賀市 | ||||
2014年8月訪問 | ||||