その9
2014年9月訪問
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次は村松西隧道からほど近く。 ヤマハテストコースの傍にあります。 |
![]() ヤマハテストコースのアンダーにカルバートトンネルが2本。その直近にアナログな素掘り隧道が1本…シュールだ… |
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![]() この素掘り隧道はかなり綺麗に整形されていますねえ。 高さ制限は2.3m、それよりも幅員制限の表記が必要な気がしますが。 この隧道も資料に存在します。 全国道路トンネルリストより 一色隧道 1897年(明治30年)竣功 延長11m 高さ2.3m 幅員2.1m 隧道データベースにはありませんでした。 |
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土被りは相変わらず少ないですねえ。 上部は車道になっておるようです。 |
![]() 欠円アーチ上に成形されています。 このオフで最も滑らかな素掘り隧道ですねえ。こういうのも非常に味わい深い… |
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振り返り。 片側1車線の道が横切っています。 その車道とのギャップがあり過ぎですな。 |
![]() 若干ですが、地層も感じられます。 で、洞内の地質ですが、これまた手で触れるとザラザラ感と共に砂が付きます。こんな状態なのに崩れないとは… |
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延長11mの極短隧道、あっという間に 西側の坑口に。 |
![]() 振り返り。 路面は固いですが、舗装ではなくこの地質のまま踏み固められた感じです。 |
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西側の坑口です。 うーむ…危なっかしい側壁ですが、相変わらず 全くのノー補強です。 オールナチュラルの隧道が存在すること自体が 奇跡的です。 |
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奥には民家があります。 道は狭いですなあ。離合は完璧不能です。 |
![]() うーむ、人道サイズですよね。でもダブルトラックの跡はあるので地元車が利用するんでしょうねえ。 |
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![]() 西側坑口はなかなか良い雰囲気ですね。 オール素掘りで今なお現役車道として活用される遠州地方。うらやましい! |
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次の物件は情報がかなり少ない物件です。 当然資料にも出ておりません。 こんな隧道どうやって見つけたんだ…ってな 感じです。 |
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奥の民家のためだけの道路にも見えます。 が、これがどうやら左の県道の旧道のようで す。 言われればそう感じなくもないですが… |
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民家に行きつき、車道が途絶えます。 うーむ、旧車道はどこだ… しばし各々右往左往…すると… |
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ペッカーさんより、発見報告あり! えええ?そこっすか!? 藪の中に何が見える… |
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むむむむ…これは気がつかん… 右上付近の坑口が僅かに見えるのみです。 手前は枯れ木が満載で、近づき難い… |
![]() なんとか枯れ木を避けて坑口付近に接近。 おお!ほんまに開口しとる!よ〜見つけはりましたな〜 |
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![]() おおお…外観から想像もつかない程の洞内の安定感…すごい… しかも、反対側の光も見える! |
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![]() いざ入洞。おおお!すごい…これまた見事な地層ラインです。 取り付きの道が完全に消滅しているのも関わらず、洞内はいたって現役然としています。 |
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![]() 別角度から。おおお!かなり美麗な地層ラインです。 この遠州オフ2014の中でも屈指の美しさです。 |
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中間付近。 西側はやや窄まっています。 |
![]() 西側坑口付近までやってきました。 うん?右手の4つの窪みって何??? |
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西側坑口はネットで塞がれておりました。 外にはアパートが見えています。 こちらからのアプローチは不能のようですね。 |
![]() 西側坑口より振り返り。 …うーむ…なんなんだこれは…ただの窪みなんですが、4つもあると不可思議です。 |
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![]() 遠州素掘りとしては珍しい、市の介入のない、入れるけど完全廃物件です。 で、当然のようにどこの資料にも記載のない物件です。 宇刈地区と春岡地区に跨ることから、「(仮)宇刈春岡隧道」と致します。 |
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早々袋井市4件目に突入です。 ここは…この遠州素掘りの実情を如実に表す 物件です。 この凄い短い隧道。これが… |
![]() 西側から訪問するとこのような立地にあります。もろに私有地然としています。 背後左手には一軒家があります。 |
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![]() そんな場所に隧道が…あるんですよねえ… もうびっくりです。全く隧道なんて想像できない場所です。だって、ちょっと回り込めば向こう側に出られるんですから。 何故の隧道なのか… |
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![]() おおおお…絶妙です。しっかり車が通れるサイズですな。 しかしこの至近距離から通常横向き撮影で隧道上鞍部が拝めるとは… |
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![]() 洞内です。相変わらずのざらっとした土質です。しかしながらこの安定感は凄い… |
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振り返り。 因みに路面も未舗装ですが、非常に安定して います。 |
![]() 隧道は短く、すぐに反対側の坑口に出ます。 こちらは目の前が田んぼになっていますな。 |
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![]() 洞内南側には大きな穴と、小さな穴が一つずつ開いています。 物置に使用しているんでしょうか。 |
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![]() 東側坑口です。 綺麗な開口ですねえ。鞍部もしっかり見えてますな。 |
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![]() で、この隧道ですが、どうも個人の方が個人利用の目的で穿たれたものという話です。 又聞きの話になるのでこれ以上のことはお話はできません。 個人的にこのような隧道が穿てるとはすごい話です。関西では淡路島にそのような物件が存在しますが、本州では 聞いたことがありません。 恐らく名前がないんでしょうが、一応「(仮)宇刈隧道」という名称を使わせて頂きます。 ついに年越し必至となった遠州オフ2014レポ…遅筆申し訳ございません… 2015年も引き続きレポート執筆致します。 以降、 その10 に続く! |