旧吊鐘隧道


和歌山県

  

 ここは。。。すみません。。。詳しい場所はお教えで
きません。今は控えさせて下さい。
 おおまかに、和歌山県那智勝浦町にある、とだけ
お伝えしておきます。
 さて、真冬の寒空でありつつも日射しが眩しい朝日
を浴びて、この場所の探索に向かったのであります
が、この時点では確証はありません。基本的に地図
には存在しません(唯一記載のある地図は後で発見
)。特段タレコミがあったわけでもなく、地図で怪しげ
と思った所を相当なヤマ勘で向かってしまいました。
 レポはこのような極細道からのスタートでございま
す。一応1回アテンザ君で登っていますので、3ナン
バーでも何とかなります。
 
 。。。このターンはさすがに1回では無理でした。
 こんな狭い道の先に本当に隧道などあるのだろう
か。。。?
 夜だと非常に怖いですね、このカーブは。。。
 あのターンから今度はアスファルトの真ん中がな
くなりました。。。水道管などを通した跡なのか、はた
また節約なのか。。。
 むむむ!

 上りきった先で右急カーブを描く道筋。。。
 見た感じ最低でも切り通しの予感だが。。。果たし
て?

 因みに地図で当たりを付けたのはもっと奥なんで
すが。。。
 !!!
 な、なにー!!!

 なんと、いきなり発見しました。しかも、目標にして
いた地点よりも大幅に手前です。
 ここは予測できなかったなー。。。
 素掘りで、非常に短い隧道。。。上部、すぐそこに
空が見えます。切り通しがむしろ自然なぐらいの高さ
しかありません。

 しかしそれより。。。向こう側がえらく人工的なよう
ですが???向こう側は地図上は山が広がるのみ
だったと思うのですが。。。
 
 。。。
 向こう側はコンクリ補強、法面は玉石積みに見え
ますが。。。で、奥に車庫のようなものが。。。
 まさか、民家がある????

 今までの行程からすれば、結構衝撃なのですが。
。。。。しかもこの隧道の幅も狭い!3ナンバーアテン
ザでミラー畳まず辛うじてcm残して何とか通過でき
ましたが、毎日こんな所通るのは非常にイヤですよ
お。
 綺麗に玉石積みがされています。
 入り口の全面素掘りとは対照的にしっかり施工が
されています。
 やはりコンクリ補強されていました。変わったアーチ
で構成されています。ただ、上部の継ぎ目がえらく
曖昧な感じがします。普通もっと落石を防ぐような
施工がされているような感じがしますが。。。まあ、背
の低い峰だから問題ないんでしょうか。。。
 当然というか何というか、やっぱり扁額ありません。
名前は元々ないのではなかろうか。。。この道の素
性もさっぱり分かりません。。。
 
 こちらの写真は、未明に車で迷い込んだ時のもの
です。この想定外のトンネルの出現、異常に狭いそ
の洞内におののきつつも、バックできない最悪の事
態に陥りました。
 普段なら突撃しませんが、やむなく賭けに出まし
た。幸い何とか通過して向こう側で転回できました
が。。。冷や汗ものでした。
 この背後には3軒の民家がありました。皆、住んで
いらっしゃるようで、ワンコにも散々吠えられてしまい
ました。本当に私有地道に近い感じです。
 私有地的な道。。。振り返って撮影。
 左手は車庫のようで、右側に3軒の民家がありま
す。民家に続く道のみアスファルトで、その先の道、
ようするに背後に続く道は未舗装となります。
 基本的にこの地は軽自動車オンリーの場所のよう
です。
 畑の間の農道のような道が先に続きます。轍のみ
地面が見えていますが、後は枯れ草で覆われてい
ます。夏場は緑の道に変化することでしょう。

 しかし、いきなり隧道遭遇となり、私有地チックな
地区を横断することになってしまいました。。。
 波乱含みの今回の探索、次回は地図で見つけた
隧道の可能性のある場所を目指します!

以降、
中盤戦へ!