白倉林道隧道群

三重県


その6

  

 冬季期間中でも緑の鎧を纏う白倉3号秘境側。
 これをもう少し下がって撮影してみますと。。。
 なんと流水まで従えています。
 このお、やりたい放題やなあ。。。
 流れの先は急峻な滝となっています。斜度は70%
ぐらいでしょうか。。。
 ここから瓦礫がごーろごろと。。。恐ろしや。。。
 でその滝の水は、道を流れの一部として不自然な
く通過していきます。。。
 えらい高さやし。。。ガードレールぺったんこやし。
 変わらぬ廃景。。。
 完全に秘境の中ですな。。。
 !!

 ををっ。。。

 これまでにない大きな橋が見えてきた!
 肉厚の立派な橋梁です。
 しかしながらその姿は廃橋そのもの。。。
 親柱あります!早速確認。。。
 
 おお!清五郎橋か!!ついにきた!
 ということは。。。この左手に見えるのが地図にも
記載のある「清五郎の滝」?でしょうか。
 あまりにも落石量が多くないですか???

 専門のサイト様を見たら、滝の場所はここではな
かったようです。しかも第三の滝まであるようです。
いやあ、無知。。。
 
 親柱現存は3基でした。そのうち2つがなぜかひら
がなの橋の名前。もう1つが竣功年度でした。
 昭和39年3月竣功。。。白倉隧道が37年竣功なの
で、2年後に架けられたようです。
 そして。。。遂に通行止めに行き着きました!
 以前はここまで車で来れたのでしょうか。
 遠かった。。。
 
 ここからは公道ではなくなるようです。
 白倉林道ではなくなる、ということでしょうか。
 いまいちその区分けが分かりませんが。。。
 もはやあらゆる車両も到達できないであろうこの
橋上で、頑なに閉じるゲートに哀愁を感じます。
 
 通らせて頂きます!
 さあ、ここからは公式の林道ではなく、ようするに
「プロ」専用の林道ということになるんだと思います
が。。。
 何が待ち受けるのか。。。
 うおっ!
 清五郎橋からほんの少し歩いただけですが、早速
隧道の姿が!
 4本目登場です!
 短い!それが第一印象です。その割には広い
洞内に驚かされます。

 白倉4号隧道 1963年(昭和38年)竣功
 延長 13m 幅員 4.0m 有効高 4.1m


 です。
 まさにデータどおりという感じです。
 専用林道になってから、4号が出てくるのはちと
意外でしたが。。。
 それと、清五郎橋の竣功が39年なので、ちょっと
順番的に前後している所も意外ですねえ。
 忘れてましたが、1号にはあったペイントが4号に
は存在しました。
 間違いなく第4号隧道 延長は14.0M のようです。
 トンネルリストとは少々違いますが、情報が得られ
るのは非常にありがたいです。
 13m(14m?)でもしっかり暗い洞内。
 外の景色は相変わらずのようです。
 現世方面のが明るいです。
 掘り方は専用隧道なだけにざっくりって感じです。
 本当に短いですが、高さが結構あるので切り通し
は難しかったのでしょう。
 さあ、さらなる奥地に歩を進めます。
 すでにトンネルリストに表記されている4つの隧道
は、全て確認しました。
 あとは電子地図に数件、計10件程度存在の情報
を元に探索していきたいと思います!

 以降、 
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