その3
全くの予断を許さない白倉林道行脚。。。その距離およそ 2km程ですが、すでに結構足にきています。。。 錆びてはいるものの、フル装備で佇むカーブミラーが 一脚。。。足元の土台は本来見えるものなんでしょうか? いい残りっぷりです。 |
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この辺りはコケの生えた落石が道を埋めています。 ここは結構昔からこのような状況であったのかも知れま せん。 |
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長い。。。遠いなあ。。。 地図で見るのと実際の距離感は雲泥の差です。 そろそろあっても。。。 |
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!!! 常に谷から離れようとしなかった道が突然90℃折れ 込み、岩壁に突っ込みます。。。 いきなりキタ!本日1本目! |
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本当に岩壁に穴を開けています。なぜ、ココなのか、 穿つ場所は、やはりここがちょうど道筋上よかったので しょうか。 |
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うおお、でかい。。。 写真ではお伝えきれませんが、かなり大きな穴です。 そう、まるで材木満載のトラックを通すかのような天井の 高い隧道です。 |
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ここで地図の登場です。 電子地図では、1本の長い隧道が表記されています。 この隧道は200m近い延長で表記されていますが、この 目の前にある隧道はどう見ても200mはありません。 しかも道線形も違います。実際はまっすぐ突っ込まずに 90℃近くカーブしつつの突入ですが、電子地図では直線 です。 これらから、この隧道は電子地図には載っていない隧道 である可能性が高いです。 |
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広い坑口。まっすぐ行くと谷底に転落です。 トンネルリストでは。。。 白倉1号隧道 1962年(昭和37年)竣功 延長 90m 幅員 3.6m 有効高 4.7m というデータが残っています。 これがその隧道であることは間違いないと思われます。 そして、興味深い事に、相賀林鉄廃止が1961年という ことです。林鉄廃止付近からこの白倉林道の開設が始 まったということになるのではないでしょうか。 |
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完全素掘りの大空洞。 路面はコンクリート固め、側溝も完備されています。 そして何より落石が殆ど無い! ここを見る限りは完全に現役林道隧道です。 周囲の道の状況によって、強制的に廃隧道という認定 を受け入れざるをえなくなった感じですねえ。 |
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天井部も荒々しい岩盤が剥きだしですが、崩れるような こともなく、広い空間を維持しています。 |
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反対側の坑口まで来ました。 コンクリートの安定した路面は一気に消えうせ、また がれがれの路面に逆戻りです。 道筋はすぐ右カーブとなります。 |
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林道奥側の坑口です。 よくこれだけの岩盤をくり抜いてしまえるものです。 いつも思いますが、こんな山岳トンネルってどうやって 掘っているんでしょうねえ。 |
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。。。をを? よく見ると壁面に何か文字が書かれています。 「第1号隧道 87.0M」 そう読み取りました。延長は3mの誤差がありますが、 これが1本目の隧道であることを改めて示してくれた感じ です。 |
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夏場だと相当視界の悪そうなアングルですが、今なら よく見通せます。 隧道1本目攻略! |
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1本目隧道からますます荒れだす路面。 路肩が曖昧になってきました。 一体この先どうなってしまうのか。。。 |
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!!!??? なんじゃこりゃああああああ! バカでかい落石が暗渠の上に乗っかって、道を完全に塞いでいます。 しかも暗渠から流れ出るはずの水があらぬ所から激しく噴出している。。。これは渡れるのか??? |
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やっと1個目クリアと思った矢先に立ちふさがる大きな 落石。 先が思いやられます。 以降、 その4 へ! |