四国遠征オフ


2010


一日目 中盤戦

  

 2本目に至るまでは狭路県道トレースなど走り中心!

 。。。これがまたえらいことに。。。

 1本目は県道221号(広田双海線)
 ご覧の区間、表記の通り狭路なんですが、このカーソ
ルの区間はどうも使用されている感じがしない。。。
 廃に向かう雰囲気プンプンの荒れっぷり!
 どうも、やや南に表記のある白道路を現在は主に
使用しているようです。

 写真なくて恐縮ですが、我々一向はいきなりの四国
県道の洗礼を浴びることになりました。
 そして!!!2本目の県道225号(中山伊予線)
 この路線のココ!!カーソルの右上に変な黄色の
道筋が見えませんか???

 なんだコレ???

 この「できもの」みたいに膨らんだ道も県道だと???
 むちゃくちゃな。。。
 縮尺アップ!
 黄色塗り健在!しかもご丁寧にヘキサもこの部分に
あるがな。。。なんてことを。。。

 で、この道はとにかくやばい!軽自動車専用道ですよ
コレ。。。もう3ナンバー車幅みっちり。。。

 ついに。。。カーソルの位置の直角カーブで緊急事態
発生!汗だくで皆でリカバー&地元の方の協力で無事
事なきをえましたが。。。
 和歌山のあらゆる県道を凌駕するその姿に、四国の
奥深さをいやでも感じることができました。。。
 一通り落ち着きを取り戻し、県道、国道をひた走ります。
 そして林道へ。
 この林道は分断県道210号(美川川内線)を補完する
ようで、名前を梅ヶ谷永子林道というそうです。
 ここの峠にあるのが、ようやくの2本目の隧道です!

 東温市、久万高原町境に位置する隧道に集結。
 林道隧道ですが、完全コンクリ製でした。ちょっとがっかり。
 一般的なコンクリートトンネル。

 井内峠隧道 
 1978年(昭和53年)11月竣工 延長124.7m
 限界高 未掲出 幅員 4.2m


 現地銘板より。
 
 一応反対側も。。。

 。。。ハイ、普通ですね!

 次、行きましょう!
 次の物件はゴルフ場の敷地に存在するそうです。
 。。。ゴルフ場の穴表記。。。
 私はその言葉に落胆しか覚えません。。。
 関西ではゴルフ場の穴表記と言えば、九分九厘ボック
スカルバート(box culvert:BC)タイプ、要は箱型コン
クリトンネルタイプだからです。
 そうそう例外はあるのでしょうか。。。

 ご覧の地図に穴表記が2箇所あります。
 1個目は。。。残念!BCでした。。。ちょうど地図の
左手にある物件です。
 しかしBCの中では結構面白い物件かも。詳細は
「隧道探訪」様へどうぞ。トンネル名称は「黒穂トンネル」
というそうです。

 そして、2本目へ行ってみると。。。

 おおおおおっっっ!
 キタよコレキタ。
 コンクリとはいえ立派なアーチトンネルがありました!
 。。。が、えらい小さいがな!
 比較対照、ハイ!

 何も言わずともピカさんがやってくれました。
 サスガ(笑)

 「隧道探訪」様によると、

 鳥越トンネル
 1958年(昭和33年)竣工 延長176m
 高さ 1.9m 幅員 2.6m
 所在路線 市道横灘三軒家線


 だそうです。 

 で、やっぱり見てもらいたいのが、この微妙に湾曲した洞内と、それに続く蛍光灯の筋。
 右に寄って左に曲がりつつ下っているんです。このトンネル。なんちゅう線形やあ〜
 そう、このトンネル、普段は蛍光灯が付いていません。
 このボタンを押す事によって電気がつきます。と、同時
に信号が青に変わるようです。
 車で坑口前で待ってても信号は変わらないみたいで
す。
 。。。てことは車を通すために造られていない。。。と?

 微曲を繰り返しつつ下ってきた先は。。。ナンとBCになりました。
 天井も下ってくるにつれて徐々に高くなります。 
 完全なるBC(ボックスカルバート)となった洞内。
 こっちは増設だったりするんでしょうか。

 鳥越トンネルの反対側坑口です。こちらは完全に真四角。。。
 でも信号とその口の小ささに異様な雰囲気を感じます。
 上はゴルフ場でございます。
鳥越トンネル/動画  帰りの動画ですがアップしてみました。
 やっぱりアーチ側は狭い!
 さあ、次の物件です!
 ここは地図には載ってません。
 ピカさんが、マフ巻きさんのサイト内から探し出して
おりました。うーん、ここはマニアック!

 見つけにくい取り付きの道に一発侵入!さすがピカさん。
 で、辿り着いたこの風景。おお、ダムだ。
 中山川水系中山川のダム。
 正式には「中山川逆調整池堰堤」というそうです。
 竣工は1963年(昭和38年)10月。

 轟音と共に左手では水しぶきが。虹も出ています。
 (カーソルオンでアップ)
 右手の四角いスペースではえらい勢いで水が湧き出て
います。
 堰堤上の通路の先に見えるモノ。。。
 正しくワレガモトメシモノデアル!!

 一見して人道と分かるソレ。。。

 不気味でアル。。。なんなんだこの隧道は。。。
 方角的に山腹奥深くに突っ込む形で存在しています。一体どこに繋がってんだよ。。。
 完全コンクリートの一品です。
 仰々しい配線が坑門を嘗め尽くして隧道内に入って
いってます。
 周囲は岩盤っぽいですねえ。

 さあって、中はどうなってんのかな?
 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 ぎゃあああ。。。真っ暗。。。

 。。。こんな真っ暗とは。。。
 って。。。yoshirinさんが電灯のスイッチを見つけて
くれました。

 おうっ、明るいっ。

 そこには完全素掘りの洞内が広がっておりました。
 ほんに狭いなあ。。。


 しかもいきなり突き当たり? 
 。。。なわけないですよねえ〜

 直角に近い左カーブで出口が!こうなっとったかあ〜
 小さな小さな坑口より堰堤通路方面を見る。。。
 こういう形で存在するトンネルが和歌山県北山村に
あったな。。。
 七色ダム隧道かな。。。あっちは車道やけど。。。
 対岸の光が大きくなってきました。
 。。。ナンだ?階段?

 どこの坑道だよ。。。

 て、イメージ。。。渋いね。。。こういう景色イイねえ。。。
 。。。をを。。。階段。。。と手摺り。。。

 なんなんだここは。。。
 反対側です。
 
 どうもダムの保守点検用に掘られたのでは、という
感じがします。

 右手の斜面に弱弱しい白い手摺りが見えます。
 隧道がなかったころはあそこを使っていたんではない
でしょうか。
 すぐ右手はたっぷりの水を湛えたダム湖ですが。。。

 ダム堰堤からダム湖脇をすり抜けるようにして穿たれた素掘りの隧道。。。
 地図にも全く掲載ないらしく、これはたまたまでないと発見は叶いませんな。。。

 ちなみに、この保守用と思われるルートの先にも別の見所はありますが、ここもまた「隧道探訪」様にお任せ
致します手抜きでスミマセン。。。

 さあ、第1日目、まだまだ行くぞ!

 以降、 
後半戦 へ!。