一日目 後半戦
本日5本目の穴。。。それは過酷な条件化にありまし た。FF車苦手のダート道が続くようなんです。。。 その名も戸石隧道。 電子地図を見てもその物件は現れません。毎度のこ とながらピカさんが「隧道探訪」様サイトにより発見。 地図を見る限りどう見ても林道ですが、実際は市道「 楠窪戸石線」なんだそうです。 面白いのは「市道なのにダート」という点ではないで しょうか。 |
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ダートが苦手なFF、アテンザ君のわがままで、ピカさんのCR−V号全員乗り合いでダート市道 突入! 難なく隧道に辿り着きます。 高さ制限標識2.0mの「戸石隧道」のお目見えです! |
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ちょっと五角形にも見える坑口。反対側は丸いですけ ど。 戸石隧道 1931年(昭和6年)9月竣工 延長21m 高さ3.5m 幅員3.2m 以上、「隧道探訪」様のデータです。 高さ制限標識が2.0mなので、1.5mもの差異がありま す。限界高との違いから誤差は常に発生しますが、1.5m はあんまりな差。後に掘り上げたんでしょうか。 |
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西側坑口です。 比較対照に写って頂いたおろろんさんですが。。。 。。。ねえ、2.0mなんて余裕な気がしますが。。。 |
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東側坑口! 今度は比較対照2人! 。。。なんてどでかいんでしょうか、この穴は。。。 明らかに一般成人男性の3倍の高さがあります。 |
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東側坑口の姿。。。 外側だとその大きさが伝わりませんなあ〜 |
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この戸石隧道からも続くダート道。 車道としてはどこにも繋がっていないようです。 大人しく次の目的地へ向かうために引き返します。 |
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さあ6本目を探せ! 関西一行は西条市を後にし、松山自動車道「いよ小松 IC」から「新居浜IC」へ。 新居浜市に入りました。 この間にもトラブルが相次ぎましたが書きません。。。 私よととが高速IC乗りミスで西に逆走して、ピカさんを 巻き添えにしたり、yoshirinさんが行方不明になった り。。。は敢えて書きません(←書いとるがなw) 県道47号線へ。松山自動車道を潜ってまもなく、国領 川対岸にナニかを感じます。。。んんんん??? |
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間違いなく穴が見えます。。。全車停車!居ても立ってもおられずに対岸に向かいました。 おおおおおおおお。。。 間違いない穴の姿&この道筋は軌道跡。。。 |
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むむむむむ! いい!この廃景!久々に廃線跡!しかも煉瓦か!? |
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緑が濃すぎて全体像が見えません。 とりあえず内部をば。。。 うむ!煉瓦である! いいっすねえ!やっぱ煉瓦最高! |
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アーチ部分が長手積み、側壁部分がイギリス積み。口径は馬蹄型、まごう事無く鉄道トンネルって感じです。 オール煉瓦ってのが最高ですねえ。 |
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最近のお気に入りアングル。 洞内全体が見渡せるので、煉瓦モノに有効かな。。。と。 |
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突入側の開けた風景とは異なり、反対側は切り通しの中にあります。 これまたいい廃景! |
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反対側の坑口です。 うおおおおお!すげー意匠を凝らしとるやないですか! しかも関西ではお目にかかったことのない造りまで! |
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坑門はイギリス積み、巻厚4層の煉瓦アーチ&要石。 それはいいんですが、 まずアーチ環外回りに突き出した煉瓦のラインが珍しい!要石の五角形の頭頂部を丁寧に縁取りしている 点も芸が細かい! また、笠石部分の蛇腹も珍しい。関西では滋賀県JR草津線の「国分橋梁」のスプリングラインに施された装飾 と酷似しています。他、三重県JR関西本線の「第165号橋梁」「市場川橋梁」にも同じタイプの蛇腹装飾があります が、やや積み方が異なるように感じます。 |
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両端にはピラスターを備えます。 そのピラスターにも蛇腹装飾がありますねえ。 |
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深い切り通しの先にある凝った煉瓦隧道の姿。。。うーん、いい感じ。 別子鉱山鉄道 物言嶽隧道 1893年(明治26年)竣工?(鉄道開業がこの年であるため) 変わった名前ですねえ。 鉱山専用線から、一時は旅客営業もしていたそうです。 別子と言えばあまりにも有名な銅山。次回来た時は是非見学したいものです。 |
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そして、実はもう1本存在します。 地図にもばっちり表記があったりしますので、見落とす ことなく発見できました。 |
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2本目登場!おお!こちらも煉瓦です! 。。。が、内巻きが。。。 |
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oh! ガチ補修されています。 しかしえらい真新しいコンクリートですなあ。 これは現役時代にされたものではないでしょうな。 そういえば、軌道跡の道筋も綺麗に刈り払いされてい ましたし、どうやら現在も何かに利用されているようです ねえ。 下に見えている水路?の管理道路ですかね? |
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坑門のレポは反対側で。。。 おお!ちゃんと煉瓦巻きが残ってました!これは 嬉しい。 見事に全体を煉瓦で巻いてあります。 |
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天井に碍子が残されていました。 電化の証ですな。 。。。それにしても煉瓦の変色が激しいですなあ。 |
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何度か真新しいコンクリ巻きで補修されながらも安定 した洞内を維持しておりました。 こっち側はコンクリ巻き立てはなさそうですな。 |
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おおおおおっ! 見事な坑門!!! これまた先程の物言嶽隧道に負けず劣らずの一品です。 別子鉱山鉄道 車屋隧道 1893年(明治26年)竣工?(鉄道開業がこの年であるため) |
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物言嶽隧道との最も大きな違いは笠石部分の装飾です。 この装飾は三重県「大和街道橋梁」滋賀県「国分橋梁」などにもある、縞形に並べた煉瓦模様となっています。 ただ、さらにここの縞形煉瓦は下半分が斜めに削ってあり、さらに装飾的になっています。 アーチ環の外回りのでっぱりもよく分かります。 |
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ピラスターにまで及んでいる笠石の装飾。 ねえ、縞部分の煉瓦、下半分削れてますよねえ。 上下の煉瓦配置も実に細かい。 |
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皆様熱烈な写真攻撃。。。うんうん、わかります。 | |
このずっと先には別子銅山の観光施設があり、 そこにも観光鉄道として再利用された中尾隧道という のがあるそうです。 そしてさらに新居浜市街にも星越隧道というのがあ る。。。 以上は帰ってから知りました。。。 次回は別子銅山観光も兼ねて訪れたいと思います。 |
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さあ、特濃四国遠征1日目も日没が近づいて参りました。急がねば。。。 県道47号線を四国中央市に向けてひた走ります。 途中、今回オフ初参加のyoshirinさん、眠気限界につき離脱してしまい(無理させてすみませんでした。。。)ます が、残り3台で最後の目標を目指します。 この県道47号線、結構旧道&旧隧道があった気がします。。。後ろ髪を思いっきり引かれつつ遣り過ごし。。。 |
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さあ、最終目標! やばい。。。日が暮れ始めとる。。。 最終のブツは金砂湖の遊歩道にあるそうですが。。。 この縮尺の地図でみても。。。んんんんん? なんぞある?って感じですが。。。 |
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拡大してみますと。。。おおおおおおっ 確かに隧道表記が!!! よくこんな表記見つけましたな、マフ巻きさん。。。 しかも縮尺限界ぎりぎりに存在するとは、なんと幸運 な。。。 ここも取り付きが難しいのですが、ピカさんレーダーが 高性能で助かりました、無事発見に至ります。 |
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本日最終物件の登場! 日没間近もあって、かなり不気味なオーラを放っております。。。おおお、怖い。。。 看板には「この先道路幅員狭小のため軽四輪車以上通行できません 伊予三島市」とあります。 四輪車の中でも「軽」まで該当しています。 どんだけ小さいんや!?とりあえず徒歩にて調査です! |
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くらーいくらーい「穴」の姿。。。 坑門はコンクリートで覆われていますが、内部は 素掘りっぽい。。。 |
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やっぱり素掘りです。 路面はコンクリートで、その洞内の広さはまさに 遊歩道ですなあ。 |
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お外も既に日没。。。 一人だと来たくない場所です。。。こわ〜 |
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なんだか四角っぽくなってますねえ、洞内が。。。 ただ、洞内全体的にだいぶん荒削りで、そこかしこが ぼこぼこです。 |
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対岸に到着しましやが。。。 んんん?柵が。。。? |
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まさかの、直角カーブ! さらに急坂。。。 実は対岸の坑口に来るまでは、車でもなんとか行ける んぢゃねーか、などと話しておったのですが、この線形 に一気に玉砕。。。あかん、むりむり! |
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はい、振り返ってみました。 どうっすか、このアウトラインの余裕の無さ。。。安全柵に思いっきりバンパーを擦り付けても普通車は 無理そうです。 でも、うっすらとダブルトラックの跡があるようなないような。。。まさかの軽トラ通過? |
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ここで。。。3人のいたずら心が走り出します。。。 完抜けが無理でも先っちょだけなら入らないかにゃあ? 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ぶーん。。。。。。。 |
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とりあえずミラー畳んで私のアテンザ号で突進!(良い子はまねしちゃだめよ!) 素掘りの部分まで突っ込みます。 既に路面のコンクリ部分以上の車幅です。それにいびつな洞内も、いつどこが擦るか分かりません。。。 |
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はうっ、右側いっぱいいっぱい! 擦ってんぢゃねーの?レベルまで接近してしまっ た。。。 左側はもう少し余裕がありましたが、やはり側面の でっぱりがそこかしこにあり、バックで戻ることを考えて ここで止めときました。。。 |
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続きまして、ピカさんのCR-V号が突入! コンクリの洞内ではこのいっぱいいっぱいぶり! 3ナンバーに加え、車高もあるのでアテンザよりも さらに窮屈そう! |
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やはり車高が気になる!実際にもう少し前方に垂れ下がる岩があって、どう見ても擦ることが判明。 これにより、軽トラ通過の可能性も怪しくなってきました。。。 |
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こちらもぎりぎり! 富山「池原隧道」石川「戸谷隧道」よりも狭く、新潟 「旭隧道」より広い、といったところでしょうか。。。 (車道指定ではないので、ここは対象外ですが。。。) |
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どこの洞窟だよ、ここは。。。 そこに突っ込む3ナンバーって。。。 |
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続きましておろろんさんエクストレイル号が突進! このXさん、天井に特殊装備をつけております(画像にカーソルオン)。 ゆえにますます天井が怖い!コンクリ巻き部分では本当にぎりぎりです! |
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先の2台より余裕そうですが、左側にやや寄っている んで、この隙間となっております。 |
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X様の特殊装備の威力です。 フラッシュなし撮影でも向こう側の坑口までくっきり です。 |
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オイタが過ぎました。。。これにてお暇致します。 もう既にとっぷり日が暮れてしまいました。 ここから2日目の集合地点、徳島県阿南市の道の駅「公方の郷なかがわ」まで向かわねばなりません。 高速を使って一気に徳島県土成ICへ。そこでひとっぷろ浴びてから、目的地へ。時間はもう何時だったか。。。 一つ言えることは、2日目から参加予定のYori-yanさんをとんでもなくお待たせしてしまったこと。。。それでも 道の駅での路上居酒屋は深夜深くまで執り行いました。。。とさ。。。 四国遠征オフ1日目 完了! 二日目の模様は。。。 申し訳ございません。。。ひょっとしたら挫折するかも知れません。。。 詳しくは、2日目オフレポを出してくださっている「お気楽アルプ日記vol.2」様までどうぞ! 「2010年07月29日 徳島穴オフへ」 が二日目レポでございます。 アルプさん、恐れていた事態。。。丸投げすみません。。。小生は限界でございます。。。 |