2007年8月訪問
滋賀県は彦根市を通る国道8号線には2つの トンネルが現役で存在します。車道トンネルである 「佐和山隧道」と歩道用の「佐和山歩道トンネル」 である。しかし、さらに古い現役を遠くに退いた 隧道が存在する。。。という情報を得てやって 来ました。写真は現車道「佐和山隧道」です。 |
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歩道用ですが、造りは非常にしっかりしており、 車道トンネルをまんま小さくした仕様になって います。佐和山隧道の左に位置します。 |
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佐和山トンネルの由来が記されています。 ここには、廃隧道らしき記述は一切ありません。 |
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その両現役トンネルのさらに左手に舗装済の 小道が森の奥に続いています。 写真は奥手から8号線を振り返ったところです。 唯一の家屋は住人がいなくなって、荒れはじめて います。 |
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一軒家の場所からぷっつりとアスファルトが 途切れ、鬱蒼とした樹海に道は飲み込まれて います。さも侵入者を拒むように、そう、鬱蒼と。。。 |
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よとと史上最難関の探索になりました。 長靴に履き替え、おでかけ○とりす装着、 長袖ジャンパーに懐中電灯。。。虫、泥、光対策 は万全。。。いざ進軍! |
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想像を絶する密林ぶり、しかも大量のくもの巣と 蚊の大群に大苦戦。。。 しかし、おでかけか○りすの威力は絶大でした。 一箇所も刺されませんでしたよ。 剪定バサミで地味に一歩づつ前進します。 |
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晴れの日が続いていて、この日も猛暑日なのに、 日が差さない樹海の中はじめじめ、ぬかるみ状態 で、長靴は正解でした。 |
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すっかり自然に還ってしまった軽自動車が1台。 何十年もここで自身朽ちるのを待っているようです |
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左手に石垣を発見しました。役割を終えてもなお この森をゆるぎなく支え続けていました。 |
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奥のほうには数台放置されてました。不気味です あきらかに年代を感じさせる車種ばかり。 |
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密林をかきわけかきわけ、1時間近く奮闘したか 奥に人工物が見えてきました。。。。。。。 |
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!!!!! 突然現れた大きな口に驚愕! 伐採に必死でこんなに接近してるとは思いません でした。。。ふう〜びびった。。。 |
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ちょっと引いて撮影。現役当時なら相当の威厳 をもって構えていたであろうことが想像できます。 このまま遺跡にするのはもったいない! |
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扁額です。写真だとちっとも見えません。 見えても全く読めません。。。 |
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内部映像。左手は完全に水没してます。 右側に少しだけ歩くスペースはありました。 |
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すぐに歩くスペースはなくなり、満面と水を湛えて います。意外ときれいです。隧道の隙間から 一滴一滴、滴り溜まっているようです。 奥は全く想像できません。 |
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上部はレンガアーチがきれいに残っており、 保存価値は充分あると思うのですが。。。 |
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相当の年月を経て溜まっていったのでしょう。 | |
お気に入りショット。 なんか車道隧道ではなくて、河川隧道って感じ。 |
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出口付近には大きな亀裂がアーチ半周できて ます。前面が崩落の危機にさらされています。 |
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旧奥山田隧道と同様、このまま朽ちさせるのは 非常にもったいない。 何とか保存できないものなのか。。。 反対側は、体力0なので日を改めます。 |