2019年2月訪問
千尋峠からおよそ1.6㎞地点。 千尋支線との分岐地点を過ぎ、下り一辺倒だった 大台林道が登りに転じます。 あ、因みにおろろんさんは遅れての参戦です。 恐らくマウンテンバイクで来るものと思われます。 |
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一方の千尋支線は、千尋谷に沿ってまだ下って 行きます。 |
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結構新しめの崩落個所。 過去何度もプチ崩落を繰り返し、その都度瓦礫を 撤去している模様です。 |
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見上げると… かなり新しい崩落ですね! あのヒノキ達も数日のうちに林道に着地するので はないでしょうか。 |
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千尋支線との高低差はぐんぐん開いていきます。 | |
グレーチング、暗渠、桁橋と三つの横断溝を跨ぎ ます。 |
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おっ、このグレーチングは、アレですね。 | |
はい、林鉄レールの転用品ですな。 実に上手く利用していますねえ。 |
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2つ目の横断溝。砂利に埋まってますが、ここも 元々はグレーチングだった様ですね。 |
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大杉谷の契約分収林の看板です。 国と契約して、育ったスギ、ヒノキの販売代金を 分収する制度ですね。ただ契約者は造林、保育、 間伐などをしないといけないので、一般の人は森林 組合に委託することになります。 果たしてどの程度の収益が得られるんでしょうね え。幸い放置林化してないので、ゼロではないでしょ うけど… |
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千尋支線合流までとはトーンダウンしたとはいえ、 未だ立派な現役林道の呈を維持しています。 |
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脆そうな岩場が露出してます。 経年と共に徐々に砂礫化していってますね。 一般道ならモルタルで固めて、落石防護ネットを 張るでしょうけど… |
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いやあ、非常に歩きやすくて助かります。 白倉、父ヶ谷林道よりも状態は全然良いと思い ます。絶賛使用中間満載の林道です。 |
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しかし、歩きやすいのはいいですが、やっぱり 遠い!いつ辿り着くのか分からないのは結構辛い ですねえ。 |
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いやあ、見渡す限りの山ですな! いい眺めです。 恐らくこれは北を向いています。あの先には宮川 貯水池があるものと推察します。 |
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おや?YOさんが何やら遊んでいます。 | |
おおお… この林道で初めての路肩崩壊現場です。 |
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内側の土砂が流出して、外側の擁壁だけが取り 残されています。このパターンはよく見ますねえ。 YOさん、この先に行ったな(笑) |
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…どうでしょう?これは最近の崩落ではない感じ ですよねえ。林道の踏み固めはもっと内側になって ますし、どうやらこのまま放置されている模様です。 緊急性はないってことでしょうな。この林道対比 ですが(笑) |
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さらに進むと、落石防護ネットが張ってあります。 かなり頑張って瓦礫を抱え込んでいた模様です が、さすがに溢れてきています。 しかし、このネットの役割は大きいです。 お勤めご苦労様です。 |
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防護ネットと道幅の広さのお陰で快適な林道を 維持しています。 |
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コルゲートパイプの刺さった擁壁に守られる林 道。 |
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この大台林道を歩いていて、ちょくちょく目にした この看板。やっと初めて撮影しました。 携帯電話の通話可能ポイント表示だそうです。 設置が2017年5月と、結構新しいですね。 で、予想通り、ガラケー、スマホとも各社圏外… でも嬉しいことに、大台林道起点(千尋峠)から の距離が書かれています。これは有り難い。 ふむふむ…2.4㎞地点か…って、ええええ!? まだそんだけしか歩いてないのか~ 千尋支線分岐からまだ800mですよ。ヤバイよ ヤバイよ… |
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…気を取り直してずんずん進みます。 みんな元気だな… |
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程なくして、スギ、ヒノキ地帯に突入します。 YOさんの、スギ花粉もう出るんぢゃね?の図 です(笑) |
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びっしりとヒノキ林が広がります。 赤いペイントは何の印? |
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上を見ると、これまたびっしり! ちょっと間伐した方が良いのでは?というぐらい みっちり生えています。 |
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ここもやはり契約分収林でした。 契約から30年超ですか。それでもまだ成林では ないですね。あと2、30年ぐらい?まさに孫、子の代 に向けた投資ですな。 |
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人工林地帯を抜けます。 まだまだ道は延々と… 昭和56年の復旧治山事業です。この時点では 尾鷲営林署の名前が出てきますね!ちょっと嬉し いです。現在だと三重森林管理署です。 |
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おっ、切り通しが出てきました。 | |
この切り通しは結構ポイントではあります。 | |
+カーソルのある場所ですね。 ここから谷が千尋谷から嘉茂助谷に変わります。 ここから嘉茂助谷に降りていけるようですね。 |
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千尋谷側の尾根向きにこのような遺構が。 こっち側も降りられるようにしていたのでしょう か。少し奥を見てみましたが、道らしきものが見当 たらず…。 嘉茂助谷側の道は見ていません。地図をちゃん と見てなくて、これが点線道だと思ってました… |
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!!! なんと峠の名称が分かりました。 小峠 「なんなんだよ!もう少し洒落た名前はないのか よ!」という彼(誰?)の突っ込みが聞こえてきそう です。コトウゲさん、売れて嬉しいです。アンタ面白いよ… 16.0㎞という表記もあります。どこからの距離で しょうか?あと標高もありましたが、700m台である こと以外、判別できませんでした。 |
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小峠のUターン。 もの凄い、ほんの僅かの尾根しかありません。 小峠納得? 「納得すんのかよ!」 しかしこの背後に嘉茂助谷に降りる道があったん ですね。しまったなあ。 |
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路肩少し下がったところに、林鉄レールが刺さっ てました。 この林道は車道用なはずですが…転用のなれの 果てでしょうか。 |
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同じく斜面に埋まっていたこんな看板を救出。 こんな山深い所にまで漁協の管理が入ってる んですね!因みにこの漁協のホームページが ちゃんとあります。 |
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Uターンしてすぐ。 また警戒標識が!今度は… 警笛です!何と今までの3枚とも全部違う標識 です。いいですねえ。 しかしこれも独自標識のような気がします。 |
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フム、確かに警笛鳴らしたい線形ですねえ。 まあ、その前にカーブミラーがほしいですねえ。 |
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さあ、ざかざか行きますよ! | |
やっとここまでです。 ここでようやく3㎞です。隧道まではまだ半分以上 あるのですよ、これがまた… そんなこんなで… 以降 その3 に続く! |