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遂に。。。遂にここまで辿り着きました。。。
放映開始から早2年余り。。。やっと!
やっとのことでここまでレポを続けることが
できました。これも皆様方のご支援ご鞭撻
の賜物と感謝致しておる次第であります。
残すところあと3本!南4坑、5坑、6坑の
西側突破を目論見ます! |
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再び西側にやって参りました。
そう。。。ここ。。。見た瞬間おおナエの
坑口。。。 |
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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
いつ見ても大・水・没
ここを突破しようとゆーんですから正気の
沙汰とは思えません。
。。。。。。。。。。待ってろ!おまえは後
回し! |
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先ずは左隣のこいつを片付けます。
ここは南4坑の西側坑口。
前回南3坑回りで4坑の東側は踏破して
おります。その際、南4坑は内部で貫通して
いないことを確認してます。
大よその実態は想像できますが、やはり
突撃して目視しないと納得できん! |
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前回はこの段差と水没状態で撤退してし
まいましたが、ちゃんと泥濘具合をチェック
していませんでした。 |
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そろそろと踏み込みます。。。
うむ!長靴でもいける!
意外と泥濘は深くありませんでした。 |
ピカさんが先陣を切ります。水没しつつも長靴で十分事足りる安定した洞床です。
洞内の側壁はまだ安定した幅を有しておらず、掘りかけの印象を強く感じますなあ。 |
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むむ。。。ピカさんが立ち止まっています。
ここからでも壁面が立ち塞がっているの
が分かります。 |
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うむ。完全なる掘りかけ!
ここまでずっと水没状態でしたが、長靴で
大丈夫でした。
東側は結構ズリが放置状態でしたが、こ
ちらには残ってませんなあ。 |
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最深部より振り返り。
結構深かったですな。ここまで分岐はなく
一本道でした。
それにしても、この西側からの延長、東側
からの延長を考えると貫通はもう間もなく
だったのではないでしょうか。 |
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うーむ、いびつですな。。。 |
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この水はどこからきたものでしょうねえ。
雨水が溜まったものか、地下の湧水なの
か。。。両方ですかね。
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2012年2月探索メンバーからのお出迎え。はみ男さん、むねぞうさん、おろろんさん、ピカさんの4名です。
穴は半分程コンクリートで塞がれており、水が出ていく場所がなくなっている状態です。恐らく隣も。。。
南4坑無事両側とも制覇! |
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さて。。。残りはこいつです。。。
実はここからは季節が異なり、夏でござい
ます。
どういうことだ。。。つまりそういうことで、
実は一旦撤退しています。長靴でどうにか
なるレベルでは全くなかったので。。。
そして半年後の2012年8月!リーサルウェ
ポンを携えて、再再リベンジ!!!
そのアイテムとは。。。そう!
ウェーダー!
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ウェーダー所持はピカさんと私の2人。
ボートを入れようかというレベルの南5
坑。。。果たして。。。
最初の一歩が恐怖です。頼むから早く底
に着いてくれ。。。
祈るような感じでつま先を攣るぐらい伸ば
します。。。
ひたっ。つま先に固いものを感じます。
キタ!ウェーダー範囲内!!!
しかししかし。。。腹まできますよこの水深。
滋賀県の廃隧道、佐和山隧道で初体験
した下半身がピターッと圧迫される感触が
蘇ります。
うひー。。。この先大丈夫か。。。? |
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フラッシュを焚いてみると。。。
むむむ!右に折れる洞内に真っ直ぐの
穴を確認! |
間違いない。。。この西側坑口から半個ずれる感じで、小さめの穴が開いています。
恐らくあれが南5坑の本坑。。。その手前、右に続く穴があれば南6坑本坑に続くはず。それが計画図に記載されている
内容ですが、果たして。。。 |
お見送りして頂くのは、この柿下最終オフの面々。お初のペッカーさん、Yori-yanさん、アルプさん、おろろんさんです。
ピカさんと私が水中探索と相成ります。 |
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あああ。。。外界が遠のく。。。
無事にあの日差しと4人に再開できるんで
しょうか。。。
。。。。。。。。。この時はまだピカさんの身
に起こる緊 急 事 態
を誰も知る由もありませぬ。。。。。
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兎に角前進。。。
足元が全く見えず、つま先だけ先に伸ばし
て、床の有無を確認しつつ進みます。
。。。この柿下ではまだ確認してませんが、
多層階、がないとも限りません。
三重県の半田にある地下壕がまさに多層
階構造で、本気で水中に穴が開いていま
す。
その危険は常に付きまといます。
角に辿り着き右を向きます。
うむ!計画図通り!左手の穴は南5坑の
本坑。正面のは恐らく南6坑本坑への穴。 |
ちょっと微妙な角度です。向きは南東って感じですかね。左の南5坑の本坑穴が東を向いてます。
南6坑への穴は南東を向いているって感じですかね。
しかしよくこれだけ水没したもんだ。
足元には泥濘は無いものの、瓦礫がちょこちょこあるため足を取られます。 |
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もうここからだと下界の景色は拝めませ
ん。。。 |
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先に右、奥の南6坑を選択しました。
やや右に折れつつ先に続きます。
右に折れたことで南東を向いていた穴が
南に向いた感じです。 |
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完全に南を向いた洞内。
先に壁が現れます。
その先は。。。 |
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うむ。想定通り。
右に穴はなく、左方向に穴が折れていま
す。
南6坑本坑の始まりでしょう。 |
〜南6坑〜
広い!そして靄がきつい!の印象の南6坑本坑の姿です。
南6坑と言えば、東側からは全く手が付けられていなかった坑です。よって本邦初公開、にして最終坑です。
掘りかけではあるものの、これで南坑は全て手を付けられていたことが判明しました。 |
ピカさんライト照射でちょっと見やすくなりました。
どうやら広くなってるのは少しだけで、すぐ先はまた狭くなっておるようです。
拡幅途中って感じですな。 |
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覚束ない足元に気を集中させながら広間
を突破。
瓦礫を脇に従えた拡幅前の本坑へ向かい
ます。 |
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どこまで行ってもずっと水没しています。
しかし水深はこれ以上増えることがないよ
うで助かります。 |
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おおお。。。結構先まで掘ってますな。。。
東側陣営よりも西側陣営が優勢です。
それにしても。。。8月ですが水が冷たい
な。。。水深は膝くらいですが。
しかしこれが思いのかけない事態に。。。 |
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さらに前進。。。
むむむ。。。なんか閉塞地点が見えてきた
ような。。。
そして水面に何か浮いてる? |
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完全閉塞!
意外と長く掘り進められていた南6坑本坑
ですが、ついに閉塞です。
因みに浮いている白っぽいものは。。。
何だったのか全く記憶にありませぬ。。。 |
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うむ。完全に掘りかけですな。
左手に穴が開いています。 |
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ダイナマイト充填穴でしょうかねえ。 |
閉塞地点から振り返り。
ここまで来ると水深はだいぶ浅くなっています。
しかしここを探索できたのは大きいですな。まさかこの水没坑道がこんなに広いとは思いませんでした。
。。。ここでピカさんに異変が。。。
え?腹が痛い?どうやらここまでの長い腹水没の影響でお腹にキタようです。
本人しか知り得ない緊急事態!自身の立場になったら、このタイミングでの腹痛は死活問題ですよ! |
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お腹を押さえつつ、うなだれて撤退する
ピカさん。早いとこ脱出しないとエライこと
に。。。 |
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。。。しかしここまでの行程と、脱出してか
らの苦難を考えると。。。
脱出しても車の待機場所までの歩き、そこ
からコンビニまでの行程。
極めつけはコンビニトイレ待ち!
トイレノブの赤いしるしを見た途端果てる
のではなかろうか。。。心配です。 |
うーむ辛そうです。。。何もしてやれず、見送るばかりです。Good luck!
ここからは当方一人での探索となります。 |
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ふとその場で壁に目をやると、釘が打ち
込んでありました。
ランタンとか吊るしていたんでしょうか。 |
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一人ぼっちになってしまいました。。。
しかもピカさん強力ライトがないので、一気
に暗闇に支配されます。。。
いつも明るい画像ですが、ライト消せば
当然漆黒の闇ですからねえ。 |
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行きよりもさらに慎重に戻ります。
何かあっても一人ぢゃどないもできません
からね。。。
脱出坑の明かりが見えてきました。 |
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厳密には北西を向いているって感じです。
ここまで戻ってやっと南5坑の本坑と分岐
です。 |
〜南5坑〜
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右に曲がれば。。。ついに。。。遂に!
有終の南5坑!
遂にこの巨大地下壕群最後の一洞に
潜入です。 |
この南5坑本坑も手前部分は広い!綺麗に拡幅されています。
外からのおろろんビームの光が奥の壁に当たっています。すげえな。。。 |
満面の水を湛える大広間。水はとても綺麗。。。そして冷たい。。。
外の音は聞こえず、滴の垂れる音と、当方の水をかき分ける音しか聞こえない、静寂の洞内。。。
真の地下壕の雰囲気を思い起こさせるに余りある空間です。 |
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南6坑と同様、こちらも先は狭いままです。
因みに東側はほんの数m掘られていた
だけでした。 |
振り返れば、おろろんビームによる奇跡の美麗映像が撮れました。
この角度でのみ唯一奥に光を届けられます。
なんか映画で見られそうな雰囲気です。
雰囲気違いも一枚どうぞ。 |
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狭く、靄がかる洞内。。。
ちょっと周りも拡幅しつつあったのか、洞内
がいびつになっています。 |
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ここなんて、一瞬ビクっとしました。
分岐があるのかと思いました。
それだけぼこぼこになっており、横幅が
広がってます。 |
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全部確認しましたが、横坑掘りかけでは
なく、拡幅途中だったと思われます。 |
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さらに前進。
すると。。。むむむ!閉塞地点か! |
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完全なる閉塞地点。。。
穴3つが特徴的ですな。 |
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見事な3連穴。
さあこれから充填ってとこで中止になった
んでしょうねえ。 |
最後の。。。最後の閉塞地点から振り返り。。。
なんというか。。。感慨深いですな。。。
おろろんビームがまだ照射中です。 |
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いざ帰路に。。。
幸い下に落ちるような穴はありませんでし
た。しかし気を付けないといけません。 |
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大広間に帰還。 |
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うーむ、何度見ても神秘的ですな。 |
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大広間出口です。 |
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ついに!
外の世界が見えてきました!
。。。。。。。。。。。。。。。。。。 |
三菱発動機可児久々利地下防空工場隧道群
完 全 攻 略 !!!
遂に、遂にあの巨大地下壕の全てを行き尽くすことに成功!!!計画図にあった坑道は全て確認しました。
もはやこれ以上踏査する個所はない!と断言できるほどの行き尽くしぶりを自負致します。
〜これまでの可児久々利地下工場探索隊の皆様〜
第一次合同探索:2011年12月:隊員:ピカさん、おろろんさん、私
・ピカさん:全探索にご同行頂き、突撃隊の筆頭として活躍頂きました。素晴らしいマッピングもピカ仕様です。
・おろろんさん:全探索にご同行頂きました。撮影、照射班として特に後方支援、頭脳支援として活躍頂きました。
第二次合同探索:2012年1月:隊員:ピカさん、おろろんさん、私
第三次合同探索・2012年2月:隊員:はみ男さん、むねぞうさん、ピカさん、おろろんさん、私
・はみ男さん:なんと愛媛県からの緊急参戦です。このためだけに車で来て頂けるます。多謝!
・むねぞうさん:仲間内でのお母さん的な役割をして頂いており、特に居酒屋でのご奉仕は格別です。
第四次合同探索:2012年4月:隊員:まつけんさん、ピカさん、おろろんさん、私
・まつけんさん:私は初めてお会いしました。他の地下壕も周りましたが、突撃精神溢れるお方です!
第五次合同探索:2012年8月:隊員:ペッカーさん、アルプさん、Yori-yanさん、ピカさん、おろろんさん、私
・ペッカーさん:皆初見の方でしたが、一瞬で同じ匂いを感じました。またご一緒下さい!
・アルプさん:探索隊において紅一点の存在。最後の水没坑道ご近所の方と打ち解けておりました。さすがです。
・Yori-yanさん:仲間内での走り担当ですが、今回は参加頂きました。バックミラーに映る鬼早Keiさんはトラウマですw
※第五次探索のメンバーに誤りがありました。むねぞうさんではなく、Yori-yanさんでした。深くお詫び申し上げます。
他、居酒屋参加して頂いた方々、この足かけ2年もかけやがったレポを最後までご覧下さった皆様
本当にありがとうございました!
皆様のご支援あってようよくレポートを完成させることが出来ました。
ペースは低調なままですが、今後も穴に関連したレポートを上げ続けていきますので、これからも応援よろしくお願い
致します! |