三菱発動機可児久々利地下防空工場隧道群


岐阜県

その35

  


 南3坑・4坑共通の東側坑口の存在を確認。
開口も確認したのですが、泥濘水没で撤退。
 大水没だった、恐らく南5坑(6坑と共有?)
と南4坑の西側坑口も敢え無く撤退。。。

 。。。って、×ばっかりやないか!
 計画図でいうと、最後の坑口表記は。。。
 ある!南7坑に坑口らしき表記があります。
 しかし南1、2坑東側のように坑口表記が
あるものの、その存在がなかったパターンも
あります。
 果たして存在するのか。。。
東  。。。ありました。。。
 あったのはいいですが、なんか思いっきり
転用されているような。。。
 恐らくこれが南7坑の西側坑口と思われま
す。
 
東  扉は施錠されていないようですし。。。
 少しお邪魔させて頂くことにしました。
東  中。。。むわっとした空気。。。
 そう、ビニールハウスの中のような湿度の
高さです。
 扉がされているため、中の空気が停滞して
しまっている状態です。
 よって、フラッシュするとこの有様。。。
東  右側の壁伝いにこのような照明器具が
連なっています。
 中で作業される際に点灯するんでしょう。
東  横たわるドラム缶と椅子。。。
 そこから左に分岐があります!
 きたか分岐!これで隣の坑道に移れる
かも。。。
 その曲がった先に何か緑色の物体が見え
ます。
北  左に分岐しました。計画図通りです。
 このまま南6坑に行けるのか。。。
 その前に、この緑の物体はナンダ?
北  。。。なんでしょうねえ。
 施錠されています。
 知る術はありません。そっとしときましょう。
北  謎の緑BOXを過ぎると。。。あああ。。。
 閉塞やがな。。。
 尻すぼみのように徐々に坑道が狭くな
り。。。
北  完全に閉塞。。。
 そして完全なる掘りかけですな。
 南6坑に繋がる前に放棄されたようです。
 無念。。。
南  閉塞地点より振り返り。
 照明はあの緑BOXまで来ています。
東  南6坑への横坑は掘りかけだったため、南
7坑本坑を東進することに。
 画質の悪さ、ご容赦下さい。
東  まだ照明は続いてますな。
東  照明が途切れる所で、フロアのように床が
均されている所に行き付きます。
 真ん中付近には不安定に籠が積まれて
います。
 しかし坑道はここで終わりではないようで
す。まだ先に暗闇が。。。
 転用はどうやらここまでのようですな。
東  フロアのように広くなっていた場所からさ
らに奥。。。本坑にしては他の本坑よりも
かなり狭い坑道が見えます。
 そちら側にむけて瓦礫が押しやられてい
ます。
東
 坑道が狭くなったんで、写真が撮り易く
なりました。湿気も落ち着いてきたようです。
東  さらに進むと。。。
 今度は右側に分岐!
 これは計画図でいうと、南8坑への横坑で
はないかと。。。
 左には穴は見られません。南6坑への横坑
はないようですな。。。
南  まず南8坑への横坑に潜入します。
 むむむ。。。先にごっつい瓦礫が。。。嫌な
予感が。。。
 
南  おおよかった!
 瓦礫から向こうを覗くと、しっかり坑道が
存在します。
 その坑道は左に折れているようです。
 これも計画図通りですな。
南  瓦礫をごそごそ乗り越え、南8坑方面へ。
 うむ。左に折れています。
 ん?南か落ちてる?
 んんん?
 何かわかりませんな。。。人工物みたい
ですが。。。
東  左に曲がって少し進むと。。。
 またまた左に曲がってます。
 兎に角これは南8坑本坑のようです。短!

 
北  左に曲がる。。。と。。。ありゃ?
 まさかの閉塞です。掘りかけ。
 南8坑を含めて「コ」の字に曲がった坑道
は、南7坑に再び合流する前に閉塞してし
まいました。
西  南8坑本坑東側から西側に振り返り。
 この坑道が実質的に久々利地下壕の最
南端に当たります。
 掘りかけの多い南坑にあって心配された
最南端ですが、掘削作業は行われておりま
した。
北  南7坑と8坑の唯一の連絡通路。
 人為的のように感じますが、瓦礫が8割程
盛られています。
 這い蹲らないと帰れません。
北  南7坑に戻ってきました。
 左に行けば西側の坑口に戻ります。
 まだ行ってない右、東側方面に向かって
みます。
 なんとか南6坑に繋がればいいんですが。
東  南7坑本坑東側を向いてます。
 のっけからなんか怪しげな雰囲気です。
東  うぬぬぬぬ。。。
 坑道が窄まってきました。それに下の瓦礫
は。。。ズリですな。
 。。。てことは。。。
東  うーむ、窄まる窄まる。。。
 もう坑道の体を成していません。
 取りあえず先に掘り進めただけって感じ
です。
東  はい、完全閉塞!
 思いっきり掘りかけです。
西  最深部より振り返り。
 結局北隣の南6坑へ接続することはありま
せんでした。残念!
西  転用されたフロアに戻ってきました。
 押し寄せられた瓦礫を越えます。
西  西側坑口に無事生還しました。
西  外へ脱出。
 南7坑、8坑の調査無事完了しました。

 今回は最後の頼みの綱、西側の最南端南7坑へのアプローチに成功しました。しかしここは私有地化している感じも
しましたので、立ち入りはしない方がよい気がします。
 結局南7坑からは南8坑にしか行けませんでした。南6坑。。。所謂大水没坑道の南5坑西側坑口からしかアプローチ
できないってことでしょうか。。。
 
 次回! 本気で行くとこがなくなった一向。。。もう強行突破しかない?
 以降、 
その36 に続く