三菱発動機可児久々利地下防空工場隧道群


岐阜県

その34

  


 さて、前回の予告通り、内部からの
行き場を失った我々は、外側から
アプローチをすることに。
 民家の多い西側よりも竹林の中に
ある東側から坑口を探すことにしまし
た。
 南1坑、2坑の東側坑口はないことが
判明しております。
 よって、南3坑以降の東側坑口の
探索となります。
西
 さてさて、南坑の東側坑口探索。。。
 むむむむ!なんだか隙間が見えますよ!
西  。。。。。。。。。。見つけたはいい
が。。。。。。。。。。。

 
低すぎる!

 これは本当に坑口なのか?
西  むむむむむううう。。。
 ただの浸食とも思えないな。
 取りあえず奥を確認してみましょう
か。。。
 もぞもぞ。。。
西  おお!?
 これは。。。もう少し明るさアップ!
 
西
 おおおおお!
 いきなりの洞内分岐の姿!間違いない!南3坑の東側坑口は現存しました!
 。。。しかしなんちゅう天井の低さ。。。
 これは。。。埋没ですな。。。
西  取り敢えず右側から確認します。
 右側は。。。真っ直ぐ南3坑本坑に
続く坑道と思われます。
 南3坑本坑といえば、ピカさんが
長靴ごと埋って抜けられなくなった
事件があった、あの本坑です。

 しかし画質が悪い。。。サブカメラ
なんで、少しの靄でもこの有様です。
西  ちょっと前進。
 天井が低いな。。。奥は。。。どうや
ら水没している模様です。
西  目一杯水没のようです。
 どのぐらいかというと。。。
西  こんな感じです。
 この埋没状態でこの水没だと、
泥濘の量が半端ではない感じがし
ます。
 
西  案の定ちょっとでも足を水辺に踏み
入れようものなら、ずぶずぶ沈みま
す。
 。。。これは進めん。。。
東  振り返り。
 こんな狭さです。手前のピカさんより
も坑口付近のおろろんさんの方が
きつそうです。
 これだけの埋没。。。これは隣の
坑道もやばそうです。
西  坑口から見て向かって左の坑道
です。

 方向的には南西って感じでしょう
か。一応便宜上西に矢印をしていま
す。計画図通りだとすると、この坑道
は南4坑本坑に向かうと思われます。

 。。。うーむ、映りがますます悪い。
 こっちも結構な泥濘状態です。
西  駄目だ。。。MAXで靄が酷い。。。
 まともに撮影できません。

 状況を説明しますと、こっちも泥濘
が酷く、すぐに水没。
 長靴でどうにかなるレベルではない
状態です。
東  振り返り。
 こっちからみても天井の低さが際
立ちます。

 。。。しかし残念ながらここからの
アプローチも極めて厳しい状況です。

 南坑の東側坑口は、結果的にここ
のみの開口でした。従って、ここが
駄目なら東側坑口からのアプローチ
は不可能に。内部からの潜入も厳し
いとなると。。。
 抵抗のあった民家がある西側坑口
からの潜入を試みる形となります。。。
東
 で、早速廻ってきました。
 車道から見ることが容易でしたが、
少々畑をお邪魔しないとならないの
で、抵抗を感じます。
 この坑口が一番目立っています。
東  しかし。。。

 
完・全・水・没

 今回の地下壕で最大の水没区間
の登場です。。。
 こりゃ無理やろ…
 当時ウェーダーを所持していなかっ
たのもありますが、ここは速攻却下!

 しかしここは南の第何坑だ?
東  奥をしっかり覗くと、どうやら先で
右に曲がっている模様です。
 ますますどうなってるのか分からん
な。。。
 ここを攻略する日はくるのか。。。
 したくないな。。。
 
東  その完全水没の左隣。。。
 もう一本目立つヤツが居りました。
 むむむ!ここなら。。。
東  水没。。。してるものの。。。
 なんか長靴レベルぢゃね?と思った
んですが、当時はまさかの撤退。。。
 長靴で踏んでみたんですが、意外と
ずぶずぶと。。。
 ウェーダーのなかった当時は、この
長靴レベルは結構死活問題です。
 この画像は初見。2012年1月の第
2次合同探索の時の絵です。
東  目一杯奥を見ます。
 ちょっと屈折してますが、奥に続いて
いるようです。
 いつかここも攻略するぞ!!!

 なんて。。。

 読者の皆様!こんなん許せるかい!!。。。とお思いでしょう。
 わわわかりました。。。
 今回は南3坑内部の泥濘具合に恐れをなし、外側からアプローチ。南3坑の東側坑口を発見!したものの、一瞬で泥濘水没で撤退。。。
 西側の民家の多い坑口を已む無く探索。南何坑か分からない坑口を2個発見するも、完全水没と長靴レベルイエローの坑口に恐れをなし。。。
 いい加減この閉塞感を何とかせねば。。。
 
 次回! 何とかしますよコンプリートのため
 以降、 
その35 に続く