その33
隔絶された南3坑方面から再び土嚢 を乗り越えて帰ってきました。 正面が先ほどまで潜っていた穴で す。 残る土嚢地帯は2つ。。。 |
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1つはすぐ右横。 テンの棲家になっている所です。 。。。ここはダメだ。。。 あまりにも隙間が狭すぎる。。。 |
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で、戻ってきたのがここ、南1坑の 西側坑口方面土嚢地帯。 南坑の一番最初の場所ですな。 ここなら行けるんぢゃないか。。。と いう算段です。 |
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改めて中を覗きます。 うむ。こっちの方がなんか行ける 気がします。 取りあえずここを確認してしまいま しょう。 |
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ごそごそと一か所目の土嚢を突破。 すぐ先に2か所目の土嚢地帯が迫り ます。 なんで2か所設置したんでしょうか ねえ。 |
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2か所目も突破! 幸い土嚢のカタマリの幅は狭く、すぐ 乗り越えることができました。 乗り越えた先の坑道は急速に左に 折れていきます。 |
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ここで折れ曲がります。 まっすぐ西側坑口にいっているって わけではありませんでした。 |
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方角的には45度ぐらい南にずれま したが、便宜上西方面としておきま す。 結構曲がってからも延長がありま すな。そして右の壁にずっと配線が 続いているのも気になる。。。 |
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半分程度進むと、足元が覚束なく なってきます。泥濘だ。。。 天井が徐々に下がってくる状況で 足元の泥濘はかなりつらい。。。 どうやら土砂の堆積が増えていって いる模様です。 |
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靄がきついな。。。 足元悪く、屈みながら前進する と。。。? むむむ、丁字路に出た? |
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むむむ?なんだこりゃ? 先ほど左に折れましたが、今度は 右に折れます。 で、先には光が。。。 |
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おお眩しい!下界の光だ! 見事貫通!南坑潜入後初の貫通 確認です! これは嬉しい。 地面は大分土砂によって嵩上げ になっていますが、開口は間違いあり ません。 で、振り返ると。。。 |
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おお!洞内分岐! こうなっていたか。。。左の穴から出てきました。 これでなんとなく分かってきました。どうやら南1坑の西側坑口は存在せず、南2坑の西側坑口に向かう坑道に 合流するようです。 この辺りは水気が引いていますが、ゴミの散乱と共に水の流れた跡が確認できます。 大雨の時は水の流出があるのでしょう。 |
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それでは右側、南2坑の坑道と思 われる穴を確認しましょう。 予測が正しければここはあのテンの 棲家の穴と繋がるはず。。。 |
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うむむ。。。急速に穴が狭くなって きます。。。 土砂の堆積が凄まじい。。。 |
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うぬぬ。。。ゴミが半端ない。。。 今にも閉塞してしまいそうです。 とにかく行けるところまで。。。 |
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うーむ、厳しい。。。 なんでこんな奥にゴミが溜まるん だ。。。 も、もうちょっと。。。 |
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ゴミが途切れそうなあたりまでズリ ズリ。。。 むむむむううう。。。あかん! 狭すぎる!土砂がマックスまで溜り まくりです。 |
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。。。だめだ。。。もう行けん。。。 発砲スチロールのケースがあると ころは、もうその高さしか隙間がない 感じです。 。。。まあ、予測は正しいと思われ ます。 ここをテンになって前進すれば、 あの南2坑の土嚢に到達するはず! です。 変な納得のさせ方で、前進断念〜 |
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。。。ふとその場から右を見てみる と。。。 んんんんんんんん!??? 斜め上に向かって穴が開いとる!? |
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!?なんじゃこりゃ!? 立坑に近い感じで右上に穴が進み、上部で塞がれています。 塞いでいるのは。。。大量のごみ!?どうやらゴミが詰まっているようです。 。。。何となく分かりました。。。この周辺の大量のゴミは、この上から捨てられたもののようです。 ゴミ捨て場になってしまったようですな。。。 |
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後程、外からこの立坑付近を捜索しました。 はっきりしませんが、ここが立坑の想定値です。今はゴミ捨て場としても使われていないようですねえ。 |
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立坑地点から振り返り。 穴はこんなに低くなっています。 荒々しい側面を見せる南坑 西側。。。 |
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南2坑の西側坑口へ進みましょう。 | ||
坑口直前右側に木製の台が。 その上に。。。? こりゃあなんだ?水耕栽培に使う グッズでしょうか。 容器に水を張って、スポンジを乗 せる。スポンジの上にかいわれとか もやしとかの種を乗せておけば、この 環境なら育ちそうです。 |
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遂に下界の姿を確認! どうやら民家の真裏に出る模様 です。ガレージが見えますな。。。 どうやらこの坑口は私的に利用され ていた模様です。 |
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外に出るのは憚られたため、その まま来た道を戻ります。 兎に角貫通確認できてよかった! |
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途中経過でっす! 青線が柿下車道隧道。 オレンジ線が南坑踏査個所です。 結構計画通りに進んでいないことが この時点でも分かります。 南1坑、2坑の東側坑口はありませ んでしたし、中央の横坑もなし。 西側横坑、南3坑から4坑への通路 も掘りかけでした。 斜坑っぽい立坑の存在は計画図に は記載されておりませんでした。 さあこれからどうするか。。。 西側は民家が多く探索しにくい。。。 心理的にまず東側のアプローチ路 を探す流れになりました。 計画図通りであれば南3坑の東側 坑口があるはず!1坑、2坑がなかっ たので、何とも言えませんが。。。 |
南3坑本坑の水没泥濘で弾き飛ばされた探索隊一行は、今度は南1坑西側坑口に潜入。 そこではゴミ山、土砂山に悩まされました。その中で唐突な立坑も発見し、ますます混迷を極める南坑。 次回は東側外から南3坑へアプローチできないか、を調査致します。 すんなり行かせてくれんかな〜(泣) 以降、 その34 に続く |