三菱発動機可児久々利地下防空工場隧道群


岐阜県

その31

  


南  遂に開け放たれた地獄門。
 いざ、入洞。。。

 ちょっと画質に難がありますが、メイ
ンカメラの充電が切れたタイミングで
して。。。
南  中に入った途端、むあっとむせ返る
ほどの湿度と空気。最初水蒸気で撮
影が困難な状況でした。
 しかしながら路面は乾いており、洞
内に物理的な不安要素は見当たりま
せん。
 早速すぐ先で十字路になっている
模様です。
北  振り返り。
 地獄門。ちゃんと戻って来ますよ!
西  早速の十字路右手。
 南1坑の西側坑道になりますな。
 早速オリジナル土嚢で密閉されて
います。
 が、上がちょっと開いてますな。
西  隙間から様子を確認します。
 。。。うーむ。。。数m先でも土嚢が
つまれていますな。。。


 。。。しかし初っ端からこれを攻略す
るには激しい抵抗を感じる。。。
 。。。ま、まあ、まだ行きやすい場所
があるし、そっちを優先しましょ!
 
西  右手には配電盤がありました。
 主電源はオフになっています。通電
はされていないとは思いますが、オン
にするのは止めときます。
〜南1坑〜
東
 土嚢積みの奥は後程確認します。
 振り返れば南1坑本坑の姿が!
 こちらを先に確認致しましょう。
 本坑らしく、ゲートが設置されていま
す。
東  いやあ、画質悪すぎですね。。。
 しかしながらまごうことなき南坑初の
本坑でございます。
 安定した洞内の天井に配線、左手
に土嚢が積まれています。
東  戦後何らかの転用があったのは
間違いないですな。
東  横坑がないままさらに東進。
 ちょっと瓦礫が多くなってきた先
は。。。?
東  坑道が一気に窄み、何か見たこと
のある青いネットと土嚢が。。。
東  おおお。。。
 今までにない封鎖の仕方ですね〜。
 
 前回反対側から見た光景に間違い
ないです。無理に突破しなくてよか
った。
西  青ネット封鎖から振り返り。
 この南1坑本坑はまだ北坑の天国
を受け継いでいる感じで、かなり安定
しておりました。
西  ゲート前に戻ってきました。
 ダブルトラック痕もくっきりですな。
南
 横坑に戻って来ました。
 背がゲート方面です。左手が今出て
きた南1坑本坑です。
 右手は土嚢の積まれた西側坑道。
 西側坑道はどうしても進む気になれ
ず後回しに。
 先ずは真っ当な坑道調査だ!(完全
に逃げ腰。。。)
 写真は南1坑本坑から南2坑本坑
方面を横坑から見ています。
 左手にブロックと土嚢が積まれてい
ます。
 先は。。。パッと見左カーブのみに
見えますが。。。
西  。。。いや、十字路でした。
 パッと見分からなかったのは、坑道
が土嚢で塞がれていたからです。
 先ずは向かって右手。小さい坑道
が土嚢でびっちり蓋をされています。
西  ここも隙間があったので覗き込む
と。。。
 狭っ!奥の奥まで瓦礫がびっちり
です。
 。。。そして。。。なんか光る眼
が。。。あいつは。。。
 
 しっかり見えますよね。。。こいつは
テンではないでしょうか。
 この坑道に棲みついているようです
な。
西  どんだけ奥を照らし出しても瓦礫の
やま、やま、やま。。。
 匍匐で行ったとしても天井も低くどこ
まで行けるのか。。。
 しかもテンの棲家、フンも大量。。。
 激しく拒否したい坑道です。。。

 。。。取りあえず保留。。。
南  一方の正面。。。
 これ、入ってきた地獄門から続く
横坑なんですけどねえ。。。
 なんでか一気に坑道が窄み、同時
に畳?みたいなバリケードと大量の
土嚢。。。
 イカン。。。もう見る坑見る坑うんざり
するような状態。。。
南  奥は。。。どうやら行けそうな雰囲気
はありますが。。。
 フンが一杯付いていて、萎えま
す。。。

 。。。ここも保留!
〜南2坑〜
東
 ああ!平和!
 南2坑本坑にもゲートがあり、扉も
残っています。 
東  ここも転用されていたようですな。
 周囲の脇坑道とは状態が全く異なり
ます。
東  この南2坑にも横坑はなく、東の端
にやってきました。正面は突き当り
ですが。。。

 。。。んんん?なんだありゃ?
北  向かって左手。
 緑色のネットで覆われています。
 一応坑道が左にあるみたいです
が。。。
北  びっちり瓦礫で埋められているよう
です。
 そう、ここは前回その30で最初に
入った南坑の東側横坑の閉塞地点
と一致します。
 うーむ、徹底した封鎖っすな。
南  一方の向かって右手。
 こっちも一見土嚢封鎖なんです
が。。。どうも掘りかけのみのようで
す。
 なんでこんなに土嚢積んであるで
しょうかねえ。。。
西  振り返り。
 安定した洞内。
 南1坑と2坑の本坑は戦後転用を
しっかりされていたようです。
 
 。。。そう、ここまで。。。
 地獄篇で許される安息の地はここ
までとなっております。。。
 もう、土嚢を越えないと行けない
場所しか残っていません。。。

 南1坑、南2坑の本坑は無事調査完了致しました。
 戦後転用の痕跡もしっかりと残されており、北坑の天国ムードを彷彿とさせます。
 ここから先は。。。もはや土嚢を越えないと行けない場所ばかり。。。この先計画図通りの空間は果たして広がっているのか。。。

 以降、 
その32 に続く