三菱発動機可児久々利地下防空工場隧道群


岐阜県

その17

  


 北の東坑13から16を制覇し、いよいよ北坑
も大詰めに近づいて参りました。
 「?」はあと4か所!
 そのうち唯一東向きで「?」なのがここ、北
6坑の東側です。
 ここは完全水没で、コンクリートの壁で人為
的に貯められている感じがします。恐らく水利
目的の貯水槽なのでしょう。
東  おさらいしましょうか。
 このようなコンクリブロックの部屋になって
ましたよね。
 くわしくは「その4」をご確認下さい。
北  先の光は確認できません。。。
 水位は。。。微妙ですねえ。
 しかし、こっちから探索するのはリスクが高
い気がしますので、取り敢えず東側、外から
回り込む作戦に出ます。
 地図の右中ほどに階段のマークがあると
思います。その先には建物マークが一個。。。
 実はここは墓地になっております。
 この墓地からさらに道なき奥に進みます。
 すると。。。こんな竹藪地帯に出ます。

 そして振り返ると。。。
 
 でた!!!
 こんな竹藪地帯の真ん中に存在しました。
 墓地からは高低差結構下になります。
 だいぶ見つけにくい場所に存在しましたが、
取りあえず開口してくれてて助かりました。
 
 えらい土被りの少ない場所に穴が開いてい
るもんですな。。。
 そして奥に何か構造物が。。。?
 おおお。。。
 コンクリブロックがありますな。
 その向こうはどうなっているのか。。。
 うむ!間違いない!
 この側壁のツートンカラーは見覚えがあり
ます。
 やはりこの坑道が北6坑の東側のようです
な。
 振り返り。
 綺麗な坑口ですな。ここの坑口だけ単独で
ぽかんと口を開けています。
 水は透き通ってます。
 水深は。。。結構ありそうな感じですが。。。
 やっぱり北6坑との接続をこの目で確認し
たいですなあ。
 そおおっと長靴で中に入ります。。。
 うをををを。。。何とかいけそうや。。。
 よっしゃ接続確認に行くぞ!!! 
 振り返り。やっぱり貯水槽のような感じに
していたようです。
 しかしこれは戦後の施工のようですが。。。
 何とか長靴可能水深が続きます。
 
 靄がきついな。。。って、
 おおお!?いきなり右に折れ始めます。
 頭を低くして撮影してみると、靄を回避でき
ました。
 うーむ見事に右に曲がってます。
 なんなんだこの造りは。。。
 振り返り撮影。
 見事なカーブを描いています。
西  そして。。。曲がった先には見覚えのある
光景が。。。繋がった!
西  明らかな給水機能を備えた利水施設です。
 戦後転用され、マッシュルームやうど栽培
に活用されたのかもしれません。
西  塩ビパイプとか戦中にはないですよね。。。
 L字に曲がったパイプの頂上にバルブが付
いています。
西  はい。確定映像です。
 コンクリブロック塀に扉付き!
東  到達地点より振り返り。
 まさかカーブしているとは思いませんでした
ね〜。それよりもここまで到達できるとはもっと
思いませんでした。
 この両側のライン=最大水深あったら、
ウェーダーあっても厳しいのではないでしょう
か。

 今回は短めのレポになりましたが、取り敢えず完全水没地点の完抜けが果たせたので意義は大きいと
思っております〜
 次回は西側の「?」を一気に制覇してしまいますよ!

 以降、 
その18 に続く!