三菱発動機可児久々利地下防空工場隧道群


岐阜県

その16

  



 さあ、北坑の端点は25坑までありました。
 冷静に考えて、一列に25本もの隧道が並んでいるなんて普通ありえません。。。
 しかも柿下隧道を挟んで南側にも隧道は並んでいるはずなんで、余裕で30本越え。。。
 ありえん!!!
 北坑端点は確認できましたが、やはり忘れ
てはならない「?」個所
 上の地図では7か所残っています。
 完全解明を目指す我々には「?」マークな
どありえんのだ!!!

 というわけで、まずは左の「?」3か所の調査
を行います。
 突入は北12坑の中央付近、緑の矢印から
です。
北  サブカメラでの撮影となってますので、画質
が悪いです。ご容赦下さい。

 北12坑中央部から斜め北(やや北東?)
方面に坑口が伸びています。
 ちょうど左側が谷筋であるためこんな線形
になるんでしょうが、掘る時によくわかります
よねえ〜
北  お!分岐が出ました!
 北13東坑ではないでしょうか。
 北13東坑の西側横坑(ややこしいwww)は
斜め向いてますが、本坑と思しき右側の坑道
は、他の北坑と並行のようです。
〜北13東坑〜
東
 画質悪すぎ〜
 何はともあれ北13東本坑に突入!
 かなり大きな坑道です。
 サブカメラでは明らかにフラッシュの光量
不足です。
 
東  天井には以前見た遺構です。
 片側が外れてぶら下がってます。
 この遺構だけは戦中のものと結構断定し
ているんですが、さて。。。
東  おろろん氏のクリア映像でどうぞ!
 助かりますな〜

 (写真提供:おろろん氏)
東  十字路が出てきました。
 ちゃんと横坑ありますねえ。
南  向かって右側、北12坑方面です。
 ちゃんと北12坑と接続しますねえ。
北  向かって左側、おそらく北14東坑への横坑
です。
 相変わらず狭い穴ですな。。。
 
東  さらに前進。
 おおお、天井に遺構が2本。
 電線を天井に這わせていたんでしょうか。

 (写真提供:おろろん氏)
東  北13東坑東側にやってきました。
 この辺は他の北坑と変わらない造りです
ねえ。
南  向かって右側、北12坑方面。
 ここの横坑は大きく、北11坑方面に長く
伸びています。
東  北13東坑の東側坑口です。
 こっちも穴は小さく、植物の根が張り出して
いますね〜
東  滝のように流れる根っこが異様ですな。
 日差しが眩しい。。。
東  おや?右側に窪みが?
 なんでしょうねえ、この窪み。。。
 坑口前にはこういった窪みが散見されます。
東  北13東坑口前です。
 藪にまみれてそうですなあ。
 東側特有の、ずり山に枯れ藪まみれの景色
の先、とお〜くに橋梁が見えます。
 あそこが初日の車両進行個所です。
 他の東坑からも見えた景色ですが、橋梁は
随分と遠くなりました。
西  北13東坑の坑口です。
 夏場は穴が見えなくなるんでしょうなあ。
西  洞内に戻ります。
 相変わらず四角い断面ですなあ。
西
 東側横坑まで戻ってきました。
 次は右折して北14東本坑を目指します。
北
 北13東坑と北14東坑を繋ぐ東側横坑です。
 おお!天井に複数の遺構がのこっています!北坑内でこれほど残っている個所はありませんでしたが。。。
 ここも実用化が近かった隧道なんでしょうか。

 (写真提供:おろろん氏)
東  北14東坑の東側坑口から確認しましょうか。
 やたら伸びる根っこが気持ち悪い。。。
東  相変わらず低い洞内です。
東  こっちの坑口はでかい岩が立ちはだかって
いて、埋まりかけています。
西  ぎりぎりまでのけぞって撮影。
 意外とそんなに埋まってなかったですね。。。
西  北14東坑本坑に向けて戻ります!
 うーむ、四角い!
西  東側横坑前に戻って来ました。
 今回は直進、北14東本坑に向かいます!
〜北14東坑〜
西
 広すぎる本坑にサブカメラの光量ではなす
術がありません。。。これは明度を上げていま
す。
 ここも天井に遺構が残ってますな。
西  お馴染み中央横坑が現れました。
 天井にあるはずの角柱が落ちてますな。
南  向かって左、北13東坑方面です。
 割れた瓶が散乱していますねえ。
北  向かって右、北15東坑方面です。
 よくまあこんなに穴を開けられるもんです。
西  あっというまに北14東坑西側横坑まできま
した。
 谷を挟んで西と東分断されているので当然
といえば当然ですが。
北  右折します。北15東坑方面ですな。
 おや?分岐ではなく、右に曲がっているよ
うな。。。?
北  やっぱり右に曲がるのみ。。。
 想定した北16東坑はないのか?
〜北15東坑〜
東
 北15東坑に入りました!
 ここも広いですなあ。東に光も見えていま
す。
 。。。って、おや?左手側壁に何か。。。?
東  ありました!
 えらいずれて左への分岐がありました!
北  横坑を覗くと。。。
 おおお。。。L字。。。かな?右カーブしている
気がします。
東  そこから数歩東進、すると今度は通常?の
中央横坑が出てきました。
 でもここは左側、北16東坑方面には穴が
開いておりません。
 まあ数歩手前に左向けの穴があったんで、
さすがに掘らなかったんでしょうねえ。
南  もうお馴染みすぎる横坑。。。
 違う横坑の写真入れてても絶対にバレない
ですな。。。当方もさっぱり分かりません(笑) 
東  さらに東進。
 また単独で左に分岐が出てきました。
 どうも北16東坑へは変則的な穴の開き方を
しているようですな。。。
東  北15東坑の東側横坑まで来ました。
 正面の穴、塞ぎかけていますねえ。
南  右向き、北14東坑方面です。
 先ほど見た遺構の列がしっかり確認できま
す。
東  では北15東坑の東側坑口を確認に行き
ましょう。
 瓦礫ブロックを乗り越えて、と。
東  相変わらずのながーい根っこ。。。電源コー
ドみたいですな。。。
東  東側坑口までやってきました。
 もう何回この景色を拝んだことでしょう。。。
西  北15東坑坑口です。
 うーむ。。。どこも一緒やな〜。
西  では戻ります。
 瓦礫積みの奥にいらっしゃるのはおろろん
氏です。
西  ねえ、なんでここだけ瓦礫で埋めてしまおう
としているんでしょうか。
 もはや無意味な気が。。。
西  北15東坑を戻り西進、北16東坑に繋がると
思われる北向き横坑のある場所まで戻って
来ました。
 おろろん氏の撮影ですが、天井の遺構が
非常にはっきりと映っています。
 本坑はもとより、横坑にもぶら下がっている
のが確認できます。

 (写真提供:おろろん氏)
北  北16東坑横坑です。
 ちょっと崩れていますねえ。
北  北16東坑に。。。おや?なんと丁字路です。
 左曲がりだけかな、と思ってたんですが、
右側にも坑道が伸びているようです。
 横坑の遺構もよく残っています。
東  まずは右手、東方面の確認です。
 すでに断面は四角で小さく、東側坑口に
伸びる坑道の様相です。
東  ありゃ!?なんか埋まっているような。。。?
東  。。。うーむ。。。完全に閉塞しています。
 でもこれって落盤って感じには見えません
な。
 どうも外から封印されてしまった感じがしま
す。

 うん?左の側壁に小さな窪みが。。。
 真四角の切り込みです。
 こういった切り込みは坑口付近に多い感じ
がします。
 んで、この埋まった坑道の先はすぐ下界な
のではないでしょうか。
東  どう突っ込んで確認しても、どこも開口は
しておりませぬ。。。
西  では北16東本坑に向かいましょう。
西  先ほどの横坑まで戻って来ました。
 やっぱりここは東側の坑口に繋がる坑道
だったようです。
〜北16東坑〜
西
 北16東本坑!
 ここも広いな!って印象です。
 そして。。。身近っ。。。もう端っこが見えて
います。
 天井の遺構が完璧な感じで残っています。
 道床も非常に綺麗です。

 (写真提供:おろろん氏)
西  右側には横坑はなく、東側はL字で左に、
北15東坑方面に折れています。
 北の東坑は16坑が北端だったようです。
 まさに計画図とぴったしです。うーむさすが
ですな。

 (写真提供:おろろん氏)

 北坑北端をその15で確認した後、その16では北の東坑4坑を一気に確認しました!
 それでも北坑にはあと4か所「?」の場所が残されております。
 完全制覇の為にその17ではまた北坑未確認の場所をご報告しますよ!

 以降、 
その17 に続く!