その2
2010年6月、2012年1月、2016年1月訪問
大師第16号橋梁まで戻ってきました。 ここが探索の中継地点になります。南海電鉄高野線の線路の奥側に水路橋があります。 |
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※写真は2012年1月のものです 水路にやってきました。 まずは発電所方面に下ります。この行程は4年前のものです。 |
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※写真は2012年1月のものです 畑の資材置きに使われてますね。この辺はずっと開渠です。 |
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※写真は2012年1月のものです |
そのうちに線路と並走するようになります。 |
※写真は2012年1月のものです |
このままでは線路とぶつかります。 というところで暗渠が。 |
※写真は2012年1月のものです |
こんな感じで低いBK暗渠となっており ます。 |
※写真は2010年6月のものです。 |
こちらが吐口側。 線路敷きよりも下になりました。 |
※写真は2010年6月のものです。 |
線路と別れ、地形に沿って水路が続きま す。 |
※写真は2010年6月のものです。 柿畑を内側に、左手下は民家や車道になり、辛うじて水路の体を維持しています。 |
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※写真は2010年6月のものです。 そしてもう一度水路は線路下を潜り、その1で発見した煉瓦隧道へと接続します。 します。というかするはずです。最後の最後で線路下の暗渠は見れておりません。 藪がきつかったのかな…、なんせ4年前なんで記憶が… が、吐口側のBKは確認しておるので… |
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さて、大師16号橋梁に戻り、今回は取水口方面を探索します。 こちらに隧道群が眠っているという話です。こっちは探索してませんでしたね〜 |
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水路橋からそれ程歩いてませんが、すぐに そいつは現れました。 |
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出ました!九度山発電所現存第5号隧道です! こんな所にこんな物件が眠っているとは… |
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多少お掃除させて頂きました。それでも枯木で埋没が凄いです。 |
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巻厚3層の煉瓦欠円アーチとなっております。坑門はイギリス積みですな。 |
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内部です。多少水没していますが長靴レベルです。 アーチ部は煉瓦、側壁は恐らく補修と思われます。 で、対岸の光が見えてますな。意外と延長があります。 |
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振り返り。土砂ではなく全部枯れ枝が溜まったって感じです。 ここで雨水が堰き止められているようです。 |
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煉瓦巻きは途中までで、すぐ素掘り空間となります。 |
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ありゃ?アーチが1層減っております。 坑門は3層巻きだったのに…。よくこれでアーチを保っています。 |
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素掘りですが非常に美麗な洞内です。 丁寧に掘削されてますね〜 |
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途中にまた煉瓦アーチが。 奥は素掘りのようなので部分的ですな。岩盤の弱い所への覆工的な感じでしょうか。 ご丁寧ですなあ。 |
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いつの間にか足元の水もなくなり、呑口の光が大きくなってきました。 |
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第5隧道の呑口にやってきました。いやあ、結構長かったですねえ。 まさかこんな物件が存在しようとは… |
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こちらも結構埋まってしまっています。 水っ気が全くありません。洞内の水は洞内から染み出たものが溜まっていったと推察されます。 |
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はい。第5隧道の呑口でございます。 吐口と全く同じフォルムです。 |
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左下にすぐ線路敷きがありますが、防護ネットと擁壁にて隔絶されております。 九度山駅〜高野下駅間の開業は1925年(大正14年)ですので、九度山発電所は現役だったと思います。 その現役水路にうまく沿うように線路敷きを建設していった模様です。場所的にもかなりの難工事だったのでは ないでしょうか。 さて、隧道はここから連続します。この撮影場所から振り返れば目の前に…奴が… 以降、 その3 に進む! |