水路隧道



 


長野県
JR中央本線
※名称は昭和8年中央本線各駅配線略図並線路縦断面図より
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
岐阜県境~田立駅間
※未発見
田立駅~南木曽駅間
長谷川橋梁 欠円 水路 整石 整石 片出 1連 5.15m
(17尺)
輪石20個、要石1個、迫受石で構成される
内、要石を挟む中央の4個が楯状迫石になっている
坑門の石積みがイギリス積みになっている
下流側に傾斜しており、下流側の側壁の高さが
目を見張るものがある

2015年12月訪問
一ノ沢橋梁 半円 水路
人道
整石 整石 両出 1連 3.64m
(12尺)
4.40m (仮)田立元組橋梁
輪石16個、要石1個で構成される
内、要石を挟む中央の4個が楯状迫石になっている
坑門の石積みがイギリス積みになっている
階段付きの人道が整備されている

2015年12月訪問
  no photo  穴沢川橋梁
(尺)
残存可能性:極低
縦断面図に暗渠記載あり
ハズレのチェック済みだがどのような姿だったか覚えてい
ない。一応再確認
  no photo  竹沢橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
読書発電所の水圧鉄管すぐ西側にあったようだが…
  no photo  仲仙道橋梁
(尺)
残存可能性:消滅
縦断面図に暗渠記載あり
路線付け替えによる廃線跡にあったようだ。築堤が削られ
て消滅、橋梁の側壁の一部が残されている、
青木洞橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
2.05m (仮)和合橋梁
輪石13個で構成される
坑門の石積みがフランス積みになっている
床面が石畳となっている

2015年12月訪問
南木曽駅~十二兼駅間
水抜沢橋梁 石桁 水路 整石 整石 挟まれ 1連 (仮)南木曽橋梁
中山道の石桁は片出しており、その奥に別物と
して石桁が並ぶ

2015年12月訪問
砂利枝沢橋梁 欠円 水路 整石 整石 挟まれ 1連 6.06m
(20尺)
蛇抜沢(河川名)
輪石23個?、迫受石で構成される
下流がコンクリアーチで拡幅

2015年12月訪問
三留野橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 1.82m
(6尺)
2.13m 仮称が正式名称と判明
輪石9個で構成される
坑門の石積みがフランス積みになっている
上流側は滝つぼ状態で近づけない
2015年12月訪問
  no photo  餅ノ沢橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
ストビューでなんとなく想定地は確認したが、望み薄か…
十二兼駅~野尻駅間
前沢橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
1.93m (仮)十二兼橋梁
輪石11個で構成される
坑門の石積みがフランス積みになっている
十二兼駅の真下を通るようで、延長が長い
中山道の暗渠も兼ねる。国道19号の下はコンクリアーチ
2015年12月訪問
小前沢橋梁 石桁 水路 整石 整石 片出 1連 (仮)十二兼北橋梁
写真は中山道の石桁。片出しているが、中央本線
のものと一体化しているのか別物かは不明

2015年12月訪問
熊の沢橋梁 半円 水路
人道
整石 整石 片出 1連 3.64m
(12尺)
3.40m 縦断面図では熊ノ沢
輪石18個、要石1個で構成される
仮設橋のような人道が用意されている
ちゃんと照明も完備
上流側はコンクリアーチにて拡幅
床面が石畳となっている
2015年12月訪問
  no photo  八人石沢橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
ハズレのチェック済みだがどのような姿だったか覚えてい
ない。一応再確認
押沢橋梁 欠円 水路 整石 整石 片出 1連 4.55m
(15尺)
輪石18個、要石1個、迫受石で構成される
坑門、内部側壁の石積みがフランス積みになっている
上流側はコンクリアーチにて拡幅

2015年12月訪問
倉兼沢橋梁 欠円 水路 整石 整石 両出 1連 4.55m
(15尺)
3.80m 輪石18個、要石1個、迫受石で構成される
坑門、内部側壁の石積みがフランス積みになっている
2015年12月訪問
  no photo  小沢橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
北側に蛇脱沢橋梁がある。想定地は絞れなかった
野田橋梁 石桁 水路 整石 整石 両出 1連 (仮)野尻下在橋梁
2015年12月訪問
上村橋梁 石桁 水路 整石 整石 片出? 1連 (仮)野尻南橋梁
下流側は未確認

2015年12月訪問
10 二反田川橋梁 欠円 水路 整石 整石 両出 1連 4.64m
(15尺3寸)
輪石18個、要石1個、迫受石で構成される
坑門、内部側壁の石積みがフランス積みになっている
2015年12月訪問
野尻駅~大桑駅間
11 竹ノ沢架道橋 欠円 車道 整石 整石 両出 1連 3.64m
(12尺)
3.20m (仮)野尻架道橋
輪石14個、要石1個、迫受石で構成される
坑門、内部側壁の石積みがフランス積みになっている

2015年12月訪問
12 菅沢橋梁 欠円 水路 整石 整石 両出 1連 3.03m
(10尺)
2.97m (仮)野尻北橋梁
輪石15個で構成される
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている

2015年12月訪問
13 地蔵沢橋梁 欠円 水路 整石 整石 片出 1連 4.55m
(15尺)
(仮)野尻振田南橋梁
輪石18個、要石1個、迫受石で構成される
内、要石を挟む中央の2個が楯状迫石になっている
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
国道19号線下はコンクリアーチにて拡幅

2015年12月訪問
14 井戸沢橋梁 欠円 水路 整石 整石 方出 1連 3.03m
(10尺)
3.00m (仮)野尻振田橋梁
輪石15個で構成される
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
下流側はセントルアーチ及びFEPパイプにて拡幅
上流側に向けて石積みが折れ上がっており、折れ
る箇所の切石が丁寧に整形されている

2015年12月訪問
15 飯田沢橋梁 半円 水路 整石 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.30m (仮)野尻振田北橋梁
輪石9個で構成される
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている

2015年12月訪問
16 長野沢橋梁 欠円 水路
人道
整石 整石 片出 1連 4.64m
(15尺3寸)
3.80m (仮)長野橋梁
輪石18個、要石1個、迫受石で構成される
内、要石を挟む中央の2個が楯状迫石になっている
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
下流側は角度のきついコンクリアーチにて拡幅

2015年12月訪問
大桑駅~須原駅間
17 上田沢橋梁 半円 水路 整石 整石 方出 1連 6.06m
(20尺)
輪石31個で構成される
半円の中ではかなり大柄
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
下流側はコンクリアーチにて拡幅

2015年12月訪問
18 細魚沢橋梁 半円 水路 整石 整石 両出 1連 6.06m
(20尺)
(仮)須原大島橋梁
輪石31個で構成される
半円の中ではかなり大柄
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている

2015年12月訪問
19 上苦溝橋梁 半円? 水路 整石 整石 両出 1連 3.03m
(10尺)
2.30m (仮)須原門前下橋梁
輪石15個で構成される
輪石最後の一個ずつが迫受石の欠円である可能
性がある、非常に微妙な形状をしている
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
2015年12月訪問
20 定勝寺橋梁 半円 水路 整石 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.13m (仮)須原橋梁
輪石9個で構成される
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
2015年12月訪問
須原駅~倉本間
21 宮沢橋梁 欠円 水路 整石 整石 両出 1連 6.06m
(20尺)
下宮の沢橋梁(国道橋梁の名称)
輪石25個、迫受石で構成される
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
上流側に向けて石積みごと駆け上がっており、その流麗な
ラインが見事

2017年3月訪問
22 奥宮沢橋梁 欠円 水路
人道
整石 整石 両出 1連 6.06m
(20尺)
宮の沢橋梁(国道橋梁の名称)
輪石24個、要石1個、迫受石で構成される
内、要石を挟む中央の2個が楯状迫石になっている
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている

2015年12月訪問
23 宮ノ下架道橋 半円 人道 整石 整石 両出 1連 3.03m
(10尺)
3.20m (仮)須原上郷南架道橋
輪石15個で構成される
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
山側に向けて石積みが折れ上がっており、折れ
る箇所の切石が丁寧に整形されている
昭和な照明一基がいい味を出している

2015年12月訪問
  no photo  山中橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
南に枇杷沢、松渕沢がある。想定地を絞れなかった
24 木村沢橋梁 欠円 水路 整石 整石 方出 1連 4.55m
(15尺)
(仮)須原上郷北橋梁
輪石18個、要石1個、迫受石で構成される
坑門、内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
下流側はコンクリアーチにて拡幅

2015年12月訪問
  no photo  田中沢橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
境沢橋梁(国道橋の「境の沢橋」で位置判明)のすぐ南側
にあるようだが、机上調査では想定地を絞れなかった
要現地調査
  no photo  高倉橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
国道から想定地方面はよく見えるが現地で目視しないと
分からない
倉本駅~上松駅間
  no photo  馬瀬橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
旧中仙道のBKか、南の沢が怪しい。南に箱畳沢、宮戸沢
という開渠があるらしい
  no photo  第一田口橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
想定地確認。可能性はある
上松駅~木曽福島駅間
  no photo  第二田口橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
机上調査では想定地絞れず。要現地確認
  no photo  長島橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
想定地確認。可能性はある
25 板敷橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連
(尺)
(仮)上松橋梁
輪石7個で構成される
擁壁に直接開口し、ねじりまんぽの坑門と思わせる
形状になっている
上流側は一気に駆け上がり、土管となる
他の石アーチ橋梁と比べてかなり異質

2015年12月訪問
東ノ沢橋梁 半円 4 水路 整石 整石 挟まれ 1連 2.42m
(8尺)
2.32m (仮)木曽神戸橋梁
内部側壁の石積みがイギリス積みになっている
2017年3月訪問
2 鳥居橋梁 半円 不明 水路 不明 整石 挟まれ 1連 0.91m
(3尺)
0.93m (仮)木曽鳥居橋梁
路線付け替えによる廃線区間に存在する、横断溝レベル
の暗渠
車道からコンクリアーチが見えるが、内部が煉瓦とは全く思えない
因みに少し北側の車道から見える大きなセントル巻コンクリアーチ
は外れ

2017年3月訪問
- 万郡橋梁 半円 不明 水路
人道
整石 整石 片出 1連 (仮)木曽福島橋梁(縦断面図では開渠表記)
木曽福島駅の地下連絡道の役割を担う
アーチ部分がコンクリ補修、内部アーチも保護板で覆われており、
恐らくは煉瓦アーチと思われるが、現物が視認できず無念の
ノミネート外
要石があるように見える
2017年3月訪問

木曽福島駅~原野駅
  no photo  樋山橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
想定地確認。可能性大
原野駅~宮ノ越駅間      
  no photo  宮越用水橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
想定地確認。可能性はある
宮ノ越駅~薮原駅間         
池ノ沢橋梁
(尺)
残存可能性:改修判定
縦断面図に暗渠記載あり
想定地確認。可能性大
2023年12月訪問
想定地には池の沢橋りょうの銘板のある桁橋があった
残念ながら改修されたようだ
薮原駅~奈良井駅間
26 御島沢橋梁 欠円 迫石 水路 片出 1連 1.21m
(4尺)
1.22m (仮)木祖薮原南橋梁
輪石5個、迫受石で構成される
他、坑門側壁一列、笠石を除いて全てコンクリ製
元からこの仕様なのか改修かは不明
一応アーチ部分に切石が使用されている為、石アーチに分類する

2017年3月訪問
27 青木沢橋梁 欠円 迫石 水路 整石 片出 1連 1.21m
(4尺)
1.70m (仮)木祖薮原北橋梁
楯状の輪石5個、迫受石で構成される
坑門全体は切石だが、内部は全てコンクリ製
元からこの仕様なのか改修かは不明
一応アーチ部分に切石が使用されている為、石アーチに分類する

2017年3月訪問
奈良井駅~木曽平沢駅間
  no photo  高沢橋梁
(尺)
残存可能性:
縦断面図に暗渠記載あり
奈良井駅北側築堤が想定地だが地図では分からない
3 橋戸沢橋梁 欠円 迫石 水路 C C 両出 1連 6.21m
(20.5尺)
輪石18個、要石、迫受石で構成される
内部アーチは煉瓦だが、坑門、内部側壁はコンクリ製
元からこの仕様なのか改修かは不明

2017年3月訪問
木曽平沢駅~贄川駅間
4 尻平沢橋梁 欠円 不明 水路 不明 煉瓦 両出 1連 2.42m
(8尺)
2.00m (仮)贄川南橋梁
両出だが両坑門とも迫受石と隅石を残してコンクリに
改修されている

2015年12月訪問
no photo  桃岡沢橋梁
(尺)
残存可能性:極低消滅判定
縦断面図に暗渠記載あり
路線付け替えで廃線となった箇所にあったようだが、消滅
の可能性が高い
5 贄川沢橋梁 欠円 5 水路 不明 煉瓦 片出 1連 4.64m
(15尺3寸)
坑門がコンクリ補修をうけているが、煉瓦のアーチ環、
隅石、迫受石は出ている
下流側から内側コンクリ補強、煉瓦アーチ、国道19号下
ではまたコンクリアーチとなる

2015年12月訪問
贄川駅~日出塩駅間
6 二ノ沢橋梁 欠円 3 水路 煉瓦 煉瓦 片出 1連 1.82m
(6尺)
1.90m (仮)贄川片平橋梁
トンネル新設による路線付け替えで廃線となった箇所に残る
坑門の損傷が際立つ
上流側、国道19号線側は傾斜のきついコンクリ暗渠となっている

2015年12月訪問
7 中沢橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 片出 1連 1.21m
(4尺)
1.25m (仮)贄川桜沢南橋梁
トンネル新設による路線付け替えで廃線となった箇所に残る
坑門の損傷が激しい。氷結、融解を繰り返し膨張圧潰の結
果であろうか

2015年12月訪問
8 桜沢橋梁 欠円 4 水路 煉瓦 煉瓦 片出 1連 4.64m
(15尺3寸)
大規模な河川付け替えにより、半分隧道化してい
るため延長がある
現役線と廃線トンネルの下を通る
煉瓦坑門の剥離が著しい
隅石、迫受石がある
2015年12月訪問
日出塩駅~洗馬駅間
9 釜ノ沢橋梁 欠円 4 水路 煉瓦 煉瓦 片出 1連 3.64m
(12尺)
3.10m 釜之沢橋梁
坑門はコンクリ補修を受けていたが一部剥離して煉瓦
が見えている
向かって左下の損傷が激しく、床も一部抜け落ちている
隅石、迫受石がある。石畳になっている

2015年12月訪問
10 尾沢橋梁 欠円 5 水路 不明 煉瓦 片出 1連 4.64m
(15尺3寸)
3.50m 尾沢川橋梁
坑門がコンクリ補修をうけているが、煉瓦のアーチ環、
隅石、迫受石は出ている
上流の拡幅コンクリは何故か放物線アーチで、坑門は
空石積み

2015年12月訪問
洗馬駅~塩尻駅間
11 神明架道橋 半円 4 車道 煉瓦 煉瓦 挟まれ 1連 3.03m
(10尺)
2.70m 名称は現地のプレートと縦断面図より
隅石がある

2015年12月訪問
塩尻駅~小野駅間
no photo  第二大門橋梁
(尺)
残存可能性:極低改修判定
縦断面図に暗渠記載あり
コンクリアーチに改修されたか
12 第一大門架道橋 半円 不明 車道 不明 煉瓦 挟まれ 1連 3.03m
(10尺)
2.58m (仮)大門二番町架道橋
隅石が西側に辛うじて残る

2015年12月訪問
13 西福寺橋梁 半円 不明 車道 不明 煉瓦 挟まれ 1連
(尺)
仮称が正式名称と判明。縦断面図では開渠
両側坑門ともにコンクリにて改修されている
内部アーチも何度か改修を受けており、煉瓦の側壁
しか残っていないが、煉瓦アーチであった可能性が
極めて高いため、ノミネートする

2015年12月訪問
14 矢沢川橋梁 半円 4 車道 煉瓦 不明 片出 1連 2.73m
(9尺)
4.00m 側壁全体がコンクリ改修を受けており、厚みが出ている
笠石は切石

2015年12月訪問
15 東沢橋梁 半円 5 車道
水路
煉瓦 煉瓦 片出 1連 3.03m
(10尺)
2.45m (仮)上西条橋梁
一応車道だが、軽車両のみ

2015年12月訪問
16 宮沢橋梁 半円 3 水路 整石 整石 両出 1連 1.21m
(4尺)
1.59m (仮)北小野橋梁
東海道本線の橋梁に近い雰囲気

2015年12月訪問
小野駅~信濃川島駅間
17 向日橋梁 半円 4 水路 整石 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
2.78m (仮)小野橋梁
下流の坑門の石積みは後年改修に見える
上流側は坑門のみコンクリ改修
内部も小奇麗。改修があったかも
2015年12月訪問
信濃川島駅~辰野駅間
18 上島川橋梁 半円 4 水路 整石 整石 片出 1連 1.82m
(6尺)
1.73m (仮)上島橋梁
アーチ環の損傷が著しい
坑門は切石でイギリス積み
2015年12月訪問
辰野駅~川岸駅間
28 上平出橋梁 半円 水路 整石 整石 両出 1連 2.42m
(8尺)
前沢川(河川名)
輪石13個で構成される
下部に至る程輪石が大きくなる非常に珍しい構造
このタイプは東の高架化によりオブジェ化した西堀橋梁と、
さらに東の古川橋梁の3件のみ確認

2016年11月訪問
川岸駅~岡谷駅間
※未発見
岡谷駅~下諏訪駅間
更新
関沢橋梁

(尺)
残存可能性:改修判定
縦断面図に暗渠記載あり
関沢川が現存するが、暗渠化が酷く、追跡不能
2023年12月訪問
南側の天竜川に向けて開口部があり、そこから潜入調査
したが、通してBKだった。改修と判断する

no photo  小井川橋梁
(尺)
残存可能性:極低消滅判定
縦断面図に暗渠記載あり
高架化により消滅と思われる
29 更新
西堀橋梁
半円 整石 1連 2.42m
(8尺)
残存可能性:消滅(坑門オブジェあり)
縦断面図に暗渠記載あり
高架化により消滅だが、坑門のオブジェが公園にある
2023年12月訪問
輪石13個で構成される
「暗渠」の由来記という銘板がある
下部に至る程輪石が大きくなる非常に珍しい構造
このタイプは西の上平出橋梁と、東の古川橋梁の3件の
み確認
消滅ではあるものの、オブジェで残している心意気で、石
アーチとしてカウントする
30 古川橋梁 半円 水路 整石 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
輪石8個、要石で構成される
下部に至る程輪石が大きくなる非常に珍しい構造
このタイプは、西の高架化によりオブジェ化した西堀橋梁と
さらに西の上平出橋梁の3件のみ確認

2016年11月訪問
下諏訪駅~上諏訪駅間
※未発見
上諏訪駅~茅野駅間
  更新
砂田堰橋梁

(尺)
残存可能性:改修判定
縦断面図に暗渠記載あり
県道424号BKが想定地。脇に土管があるが…
2023年12月訪問
脇の土管を調査したが、通しでライナープレートだった
BK築造時に改修されたものと判断した

19 上原堰橋梁 半円 4 水路 整石 整石 片出 1連 1.82m
(6尺)
(仮)上原頼岳寺橋梁
2016年11月訪問
更新
鬼島川橋梁

(尺)
残存可能性:低→改修判定
縦断面図に暗渠記載あり
想定地はBK。周辺橋梁の名称確認で確定できそう
2023年12月訪問
現地での名称が確認できなかったが、位置関係的にここ
で間違いないと思われることから改修と判断した

茅野駅~青柳駅間
31 更新
大口川橋梁
半円 水路 整石 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
残存可能性:確定
縦断面図に暗渠記載あり
上川と2連BKの間に想定地。可能性はある
2023年12月訪問
東側はCアーチにて拡幅。西側に立派な坑門が出ていた
輪石15個で構成される
アーチ環の両側、下から3個目の迫石が五角形になっている

坑門の切石はイギリス積み調になっている
江戸切りの笠石がある
  更新
第一茅野堰橋梁
石桁 水路 整石 整石 挟まれ 1連 残存可能性:確定
縦断面図に暗渠記載あり
想定地をストビューで視認できた。一見土管ぽいが果たして…
2023年12月訪問
北側は土管拡幅で入れなかったが、内部に石桁を確認
南側は鉄板で蓋がされていた。開けてみたがこちら側も
土管拡幅だった
内部側壁は持ち送り式

32 田沢川橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 3.03m
(10尺)
田沢沢川(河川名)
輪石14個、要石で構成される
下部のそれぞれ3個は変則の楯状迫石になっている
2016年11月訪問
更新
坂室堰橋梁
石桁 水路 整石 整石 片出 1連 残存可能性:確定
縦断面図に暗渠記載あり
電子地図にて想定地確認。前回ここを見逃した?ハズレ
だったのか…?訪問の記憶がない
2023年12月訪問
アプローチが至極容易な場所にあった。完全な見落し物件
東側はCアーチに拡幅のようだ
側壁は持ち送り式

33 栃ノ木沢橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
(仮)金沢橋梁
輪石13個で構成される
片出だが、車道に面する側も坑門が3割ほど出ており、輪
石も一部視認できる
下部のそれぞれ2個は変則の楯状迫石になっている
東にもアーチがあるが、そちらはオールコンクリ製

2016年11月訪問
no photo  第二田之知堰橋梁
(尺)
残存可能性:極低改修判定
縦断面図に暗渠記載あり
コンクリアーチに改修されたか
20 蟹出川橋梁 半円 4 水路 整石 整石 片出 1連 3.03m
(10尺)
側壁が円弧状になっている
2016年11月訪問
21 燈沢橋梁 半円 5 水路 整石 整石 片出 1連 3.94m
(13尺)
堂城沢川(河川名)
側壁が円弧状になっている
坑門上部はコンクリ補修を受けている

2016年11月訪問
青柳駅~すずらんの里駅
22 山ノ沢橋梁 半円 4 水路 整石 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
胡桃沢川(河川名)
内部側壁3列(途中から4列)がやや円弧状で、インバートもあ
るため、真ん丸な洞内になっている

2016年11月訪問
すずらんの里駅~富士見駅間
34 神戸堰橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 1.21m
(4尺)
(仮)すずらんの里南橋梁
輪石7個で構成される
側壁石積みが一列(しかも小さい)で、インバートもあるため、
カレーパン(分かりにくい?)のような断面になっていて珍しい
北側未確認

2016年11月訪問
更新
有無川橋梁
石桁 水路 整石 整石 片出 1連 残存可能性:確定(Amiさんより発見報告有)
縦断面図に暗渠記載あり
電子地図にて想定地確認。可能性は高そう
2023年12月訪問
周辺はメガソーラー発電所建設の真っ最中で、目的地は既に
完成している箇所にあるのだが、囲われたフェンスの外は既
にイバラとつる草のジャングル…
フェンスの外側に沿って何とかアプローチできた
江戸切りの笠石を持つ
側壁は持ち送り式ではないかと推定するが、埋まり過ぎて
いて判別できない
情報によると北側は拡幅されている模様
new
(仮)有無川東橋梁
石桁 水路 整石 整石 片出 1連 (Amiさんより発見報告有)
縦断面図に暗渠記載がない
2023年12月訪問
有無川橋梁のさらに東側にあるらしいのだが、こちらもイバ
ラとつる草地獄…先ほどよりもさらに過酷な行軍となった
江戸切りの笠石を持つ
石桁が逆さの凸の字になっており、側壁と噛み合うように
している
こちらも埋まり過ぎている&線路沿いに張られるネットによ
り近付けないので、内部は分からない
情報によると北側は拡幅されている模様
23 東谷川橋梁 欠円 3 水路 整石 整石 片出 1連 1.82m
(6尺)
(仮)富士見北橋梁
この地域では珍しい欠円アーチ

2016年11月訪問
35 原ノ茶屋橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 1.21m
(4尺)
(仮)富士見峠橋梁
原ノ茶屋は中央本線の開渠の名称
輪石7個で構成される
中央本線直下ではなく、南側の国道20号線(甲州街道)の
直下に位置する。西側すぐが富士見峠
甲州街道の石アーチなのか、中央本線路線付け替えで取り
残された物件なのか情報不足で不明
富士見駅がスイッチバック駅だったという情報もないし…
2016年11月訪問
24 二ノ沢橋梁 欠円 3 水路 煉瓦 挟まれ 1連 2.42m
(8尺)
恵川(河川名)
インバート部が石畳となっている

2016年11月訪問
25 一ノ沢橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 片出 1連 1.82m
(6尺)
(仮)富士見橋梁
珍しく笠石を除き煉瓦オンリーの橋梁
片側に傾斜している
側壁が円弧状でインバートもあるので真ん丸に見える

2016年11月訪問
富士見駅~信濃境駅間
no photo  姥沢川橋梁
(尺)
残存可能性:極低
縦断面図に暗渠記載あり
路線付け替えによる廃線跡が想定地。旧瀬沢トンネル、
旧姥沢トンネルの間だが、富士見町民広場開設時に消滅
した可能性が高い
36 矢野沢橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
矢の沢川(河川名)
輪石13個で構成される
内部側壁が円弧状でインバートもあるため、真ん丸に見える
2016年11月訪問
26 母沢橋梁 半円 4 水路 整石 挟まれ 1連
(尺)
母沢川(河川名)
内部側壁が円弧状でインバートもあるため、真ん丸に見える
2016年11月訪問
37 狢沢橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 1.82m
(6尺)
狢沢川(河川名)
輪石9個で構成される
側壁石積みが一列(しかも小さい)で、インバートもあるため、
カレーパン(分かりにくい?)のような断面になっていて珍しい
2016年11月訪問
27 切架沢橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 3.64m
(12尺)
切掛沢川(河川名)
アーチ環、及び内部アーチ全てがコンクリート補修を受けている
煉瓦が一切外に出ていないが、点検のため?に開けられ
た穴から煉瓦の塊が見えたのでかつては煉瓦アーチだった
ことがうかがえる
よって特別に煉瓦アーチでカウントする
2016年11月訪問
信濃境駅~山梨県境間
更新
第一高森堰橋梁
石桁 水路 整石 整石 片出 1連 残存可能性:確定
縦断面図に暗渠記載あり
電子地図にて想定地確認したが…
2023年12月訪問
車道から見える緑のフェンスの上方に開口していた
側壁は持ち送り積み
北側はBKにて拡幅されている
小泉沢橋梁 石桁 水路 整石 整石 片出 1連 (仮)境高森橋梁
側壁は持ち送り積み
北側は土管にて拡幅されている
2016年11月訪問
38 鹿野沢橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 6.06m
(20尺)
鹿ノ沢川(河川名)
輪石29個で構成される
この近辺では最大口径を誇る
石造りインバートがあるため円形に見える
総切石造りではトップクラス
2016年11月訪問
更新
天神堰橋梁
石桁 水路 整石 整石 片出 1連 残存可能性:確定
縦断面図に暗渠記載あり
電子地図にて想定地確認
2023年12月訪問
側壁は持ち送り積み
北側は未確認だが、BKと思われる
39 甲六沢橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 3.64m
(12尺)
甲六川(河川名)
輪石19個で構成される
石造りインバートがあるため円形に見える
2016年11月訪問
JR信越本線
(群馬県境~軽井沢駅間は廃業。軽井沢駅~篠ノ井駅間はしなの鉄道線。長野駅~新潟県境はしなの鉄道北しなの線)
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
群馬県境~軽井沢駅(廃業区間)
28 (仮)矢ヶ崎川東橋梁 半円 3 水路 整石 整石 片出 1連 1.82m
(6尺)
竣工年不明
延長25尺4寸(約7.70m)
名称は鉄道庁の資料、現地、地図に河川名もなく不明
北側坑門が視認できる。水路として一応現役なものの、
荒廃が著しい
両側ともに同じ煉瓦アーチにて拡幅した痕跡がある
2020年4月訪問
軽井沢駅~中軽井沢駅間
29 九蔵沢橋梁 半円 4 水路 整石 整石 片出 1連 1.82m
(6尺)
1888年(明治21年)8月竣工/1892年(明治25年)9月改築
延長28尺(約8.49m)
名称は鉄道庁資料(九蔵澤)と現地銘板より
北側坑門が片出だが全面コンクリ補強を受け、往時の姿が
視認できない。南側はBK拡幅ながらアーチ環が視認できる
2020年4月訪問
中軽井沢駅~信濃追分駅間        
no photo 竜ヶ沢橋梁 水路 1連 3.03m
(10尺)
1888年(明治21年)4月竣工/1892年(明治25年)10月改築
延長24尺(約7.27m)
名称は鉄道庁資料(龍ヶ澤)と現地銘板より
残存可能性:
なし
コンクリBKに改修済み
鉄道庁の資料では、往時は煉瓦アーチであった模様
2020年4月訪問→場所はコチラ
30 熊沢橋梁 半円 4 水路 整石 片出 1連 3.03m
(10尺)
1888年(明治21年)5月竣工/1892年(明治25年)12月改築
延長38尺(約11.52m)
名称は鉄道庁資料(熊澤)と現地銘板より
北側坑門が片出だが坑門がコンクリ補修を受けており、アーチ
環のみ視認できる
2020年4月訪問
信濃追分駅~御代田駅間         
40 夕日当川橋梁 半円 水路 煉瓦 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
1888年(明治21年)6月竣工
延長63尺(約19.09m)
名称は鉄道庁資料(夕日當川)より
輪石15個で構成される
北側坑門が視認できる。坑門付近のアーチ環と側壁がコンクリ
補強されている
2020年4月訪問
31 滝沢橋梁 半円 3 水路 整石 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
竣工年不明
延長310尺(約93.94m)
名称は鉄道庁資料(瀧澤)より
両坑門ともにフランス積みの石積みとなっている
補修の手がほぼ入っておらず、かなり美麗な逸品
2020年4月訪問
32 大久保沢橋梁  半円 3 水路 整石 整石
煉瓦
両出 1連 2.42m
(8尺)
竣工年不明
延長266尺(約80.61m)
名称は鉄道庁資料(大久保澤)より。河川名は久保沢川
内部アーチ環と側壁が数か所コンクリ補修を受けている
内部側壁に石積みの箇所と煉瓦の箇所がある
南側は龍神の杜公園の地下と接続しており、延々とBKが
続いている。巡視通路があり、辿れる。途中で公園に出ら
れると思われる階段がある
2020年4月訪問
御代田駅~平原駅間
    ※未発見                    
平原駅~小諸駅間          
no photo 乙女沢橋梁 水路 1連 2.42m
(8尺)
1888年(明治21年)5月竣工
延長84尺(約25.46m)
名称は鉄道庁資料(乙女澤)より
残存可能性:
極低
巨大なコンクリアーチに改修済みと思われる。明らかに拡幅さ
れている
谷が深くアプローチできなかったが、内部に8尺のアーチが残さ
れているとは思えない
銘板があったのだが確認できず
鉄道庁の資料では、往時は煉瓦アーチであった模様
2020年4月訪問
33 ジャボリ       
蛇堀川橋梁
半円 3 水路 整石 整石 両出 1連 3.03m
(10尺)
1888年(明治21年)3月竣工
延長80尺(約24.24m)
名称は鉄道庁資料より。河川名も蛇堀川
要石がある
内部アーチ環と側壁が数か所コンクリ補修を受けている
2020年4月訪問
34 松井川橋梁 欠円 車道 煉瓦 挟まれ 1連 1.82m
(6尺)
1888年(明治21年)8月竣工(木桁6尺の時のデータ)
延長不明
名称は鉄道庁資料より。車道の下に松井川の流れがある
迫受石がある
竣工当時は木桁6尺。改修され、水路に蓋をし、上に車道
暗渠を設営か。
ここより軽井沢方面約84m先に、名無し暗渠5尺煉瓦アーチ
延長28尺(約8.49m)の記録があるが、見当たらない。
松井川橋梁ができた為、廃止されたか
2020年4月訪問
小諸駅~滋野駅間         
35 アイソメ         
愛染川橋梁
半円 4 水路 整石 整石 両出 1連 2.42m
(8尺)
1888年(明治21年)4月竣工
延長46尺(約13.94m)
名称は鉄道庁資料より。河川名は花川
路線付け替えによる廃線跡にある。現行路線の南隣
内部アーチ環と側壁が数か所コンクリ補修を受けている
2020年4月訪問
36 深沢橋梁 半円 迫石 水路 整石 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
1888年(明治21年)4月竣工
延長131尺(約39.70m)
名称は鉄道庁資料(深澤)より。河川名は深沢川
輪石15個で構成される
北側の坑門が視認できる。坑門は階段状に傾斜させてお
り、理由は線路と河川の交差が直角ではない為と思われる
両坑門から数mは切石アーチだが、途中から煉瓦アーチに変
化する。切石と煉瓦の接続部分が櫛歯状で美麗
2020年4月訪問
37 清水沢橋梁 半円 3 水路 整石 整石 片出 1連 1.52m
(5尺)
1888年(明治21年)7月竣工
延長79尺(約23.94m)
名称は鉄道庁資料(淸水澤)より。河川名は平沢川
目立った補修は見られず、往時の姿を留めている
2020年4月訪問
滋野駅~田中駅間      
41 加沢用水橋梁 半円 水路 整石 整石 挟まれ 1連 0.91m
(3尺)
1888年(明治21年)4月竣工
延長27尺(約8.18m)
名称は鉄道庁資料(加澤用水)より。
輪石7個で構成される。この付近では最小クラス
南側は土管で拡幅されている
2020年4月訪問
42 加川橋梁  半円 水路 整石 整石 片出 1連 1.52m
(5尺)
1888年(明治21年)2月竣工
延長47尺(約14.24m)
名称は鉄道庁資料より。河川名は所沢川
輪石9個で構成される。
片出だが、南側坑門も視認できる
2020年4月訪問
田中駅~大屋駅間    
38 モトメ         
求女沢橋梁
半円 4 水路 整石 整石 片出 1連 2.42m
(8尺)
1888年(明治21年)5月竣工
延長36尺6寸(約11.09m)
名称は並走する車道橋梁銘板、各種地図の河川名、求女
沢川(求女川)より。鉄道庁の資料では(求馬澤)となって
いる。誤表記かかつては馬だったのか不明
アーチ環の煉瓦に焼過煉瓦を混ぜてポリクロミーにしている
坑門上部の石積みはイギリス積み
2020年4月訪問
no photo ジャ       
蛇川橋梁
水路 1連 1.52m
(5尺)
1888年(明治21年)4月竣工
延長30尺6尺(約9.27m)
名称は鉄道庁資料より。河川名は金原川
残存可能性:
なし
コンクリBKに改修済み(非常に真新しい改修で、恐らく2019年
10月の台風19号により損壊したのではないかと…。鉄道
庁資料では往時は
石アーチ橋梁であった模様。残念ながら
見ることは叶わなかった)
2020年4月訪問
大屋駅~信濃国分寺駅間
43 瀬沢川橋梁 半円 水路 整石 整石 両出 1連 2.52m
(8尺3寸)
  1888年(明治21年)1月竣工
延長25尺(約7.58m)
名称は鉄道庁資料(瀨澤川)より。河川名も瀬沢川
輪石13個で構成される
真ん中付近で石の色合いが変わっている。竣工当時は25
尺だったそうなので、後年同じ石アーチで拡幅した模様
2020年4月訪問
信濃国分寺駅~上田駅間     
39 第一前川橋梁 半円 4 水路 整石 整石 片出 1連 3.03m
(10尺)
目測
1888年(明治21年)4月竣工
延長24尺(約7.27m)
名称は鉄道庁資料より。河川名は前川
アーチ環は、普通煉瓦と焼過煉瓦を交互に使用している
新幹線の高架が真ん前に出来たが奇跡的に残存
2020年4月訪問
上田駅~西上田駅間
no photo 第二前川橋梁  水路 1連 3.64m
(12尺)
1888年(明治21年)8月竣工
延長不明
名称は鉄道庁資料より。河川名は前川
残存可能性:
なし
コンクリBK2連に改修済み(割と最近の改修と見られる)
鉄道庁の資料では、往時は
煉瓦アーチであった模様
2020年4月訪問→場所はコチラ
西上田駅~テクノさかき駅間 
    ※未発見                     
テクノさかき駅~坂城駅間
  no photo 四ツ屋橋梁                   未訪問
坂城町の文化財センターが把握している確定物件
鉄道庁の資料に存在しない。後年物件と思われる
  no photo 前田川橋梁                   未訪問
坂城町の文化財センターが把握している確定物件
鉄道庁の資料に存在しない。後年物件と思われる
坂城駅~戸倉駅間
44 宮沢川橋梁
(横吹川橋梁)
半円 水路 整石 整石 両出 1連 1.52m
(5尺)
1887年(明治20年)10月竣工
延長32尺8寸(約9.94m)
名称は坂城町文化センターより。鉄道庁資料では
横吹川
輪石9個で構成される
葛尾トンネルを含めた現行路線に付け替えられ、廃線とな
り車道化された所に残されている
修復の跡が見られず、非常に美麗な状態で残される
2020年4月訪問
no photo 第一磯部用水橋梁 水路 1連 1.82m
(6尺)
1888年(明治21年)10月竣工
延長51尺6寸(約15.64m)
名称は鉄道庁資料より。
残存可能性:
極低
鉄道路線に鋭角に潜るコンクリBKの用水暗渠のある場所が
想定地。斜めに潜っていたという数値の記載がないため、
元々は直角に潜っていたものと想定される
2020年4月訪問
戸倉駅~~~篠ノ井駅~~~長野駅~北長野駅~三才駅間        
    ※未探索未発見
この駅間は煉瓦、石アーチ
暗渠の記録がない(鉄道庁
資料)但し、後年ものが
残っている可能性はある
                   
三才駅~豊野駅間
40 第三南郷村用水橋梁 半円 4 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.24m 西側坑門上部はコンクリ補修を受けている
2016年5月訪問
41 第一南郷村用水橋梁 半円 3 水路 整石 整石 両出 1連 1.52m
(5尺)
1.59m 内部水路はコンクリにて側溝化されている
2016年5月訪問
42 第一石村用水橋梁 半円 3 水路 整石 両出 1連 1.52m
(5尺)
1.25m 内部側壁はコンクリ補修を受けている
2016年5月訪問
no photo 豊野村用水橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:極低
第一石村用水橋梁の東約80m付近の計算だが
その辺りは車道アンダーパスと三念沢橋梁という
コンクリ製橋梁があるのみ
両橋梁が作られた際に消失したか
2016年5月訪問

豊野駅~牟礼駅間
43 第二浅野村用水橋梁 半円 3 水路 整石 整石 両出 1連 1.52m
(5尺)
1.30m 東側坑門には切石の翼壁が張り出す
2016年5月訪問
no photo 第一浅野村用水橋梁 1連 1.52m
(5尺)
残存可能性:
残存想定個所を隈なく捜索したが、西側からBK、第三浅
野用水排水管という名の土管、BK、コンクリアーチの4本を確
認したのみ
第二倉井村用水橋梁からおよそ1328.8m。地図計測では
第三浅野用水排水管の場所になってしまう
2016年5月訪問

44 第二倉井村用水橋梁 半円 3 水路 整石 整石 両出 1連 3.03m
(10尺)
3.85m 10尺で僅か3層巻きなのは異例
内部側壁の切石はフランス積み
東側坑門付近の内部側壁からアーチにかけてコンクリ補修を
受けている
2016年5月訪問

45 (仮)日影堰取水口橋梁 半円 2 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 0.91m
(3尺)
1.50m 鉄道庁の資料には存在しない
一応両出だが、取水口側(東側)は木製の水門に隠れて
全体を視認できない(東側外からは未確認)
2016年5月訪問
牟礼駅~古間駅間
46 牟礼用水橋梁 半円 3 水路 煉瓦 整石 両出 1連 1.52m
(5尺)
2.15m 両坑門ともアーチ環の損傷が激しい
北側坑門上部はコンクリ補修を受けている
床面は石畳になっている
2016年5月訪問
45 戸草用水橋梁 半円 水路 整石 整石 片出 1連 1.52m
(5尺)
未計測 輪石9個で構成される
この辺りでは最も水量が豊富な水路で、ウェーダー必須
2016年5月訪問
古間駅~黒姫駅間
47 第一古間村用水橋梁 半円 3 水路 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
1.80m 要石がある。この周辺では珍しい
内部側壁とアーチ部分にかけてコンクリ補修を受けている
両坑門とも上部に大掛かりな補修を受けている
2016年5月訪問
46 柏原用水橋梁 半円 水路 整石 両出 1連 3.03m
(10尺)
2.60m 輪石17個で構成される
内部側壁の切石はフランス積みで構成される
両坑門とも輪石部分を除いてコンクリ補修を受けている
2016年5月訪問
黒姫駅~新潟県境間
48 第三熊倉橋梁 半円 3 水路 整石 整石 片出 1連 1.52m
(5尺)
1.30m BK拡幅側に第三熊倉用水橋梁のプレートあり
2016年5月訪問
49 赤渋橋梁 半円 水路 整石 挟まれ 1連 1.52m
(5尺)
未計測 BK拡幅東側に赤渋橋梁のプレートあり
2016年5月訪問
50 熊坂川橋梁 半円 2 水路 整石 整石 片出 1連 1.52m
(5尺)
1.39m BK拡幅側に熊坂川橋梁のプレートあり
2016年5月訪問
JR篠ノ井線
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
篠ノ井駅~稲荷山駅間
51 (仮)柳岸田橋梁 半円 4 水路 煉瓦 整石 両出 1連 1.70m
(5尺6寸)
1.80m 名称は踏切名から拝借
両坑門とも、小口のみ焼過煉瓦を使用し、ポリクロミーにして
いる
またアーチ環も焼過煉瓦を使用
2016年5月訪問

稲荷山駅~姨捨駅間
52 (仮)稲荷山西橋梁 半円 4 水路 煉瓦 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
1.78m 上流側と下流側でアーチの高さが極端に異なる
床面は石畳
下流側の高さは5m程になるのではないか
2016年5月訪問
53 滝沢川橋梁 半円 4 水路 煉瓦 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
3.30m 登録有形文化財第20-0301号
上流側と下流側でアーチの高さが異なる
坑門上部小口二列のみ焼過煉瓦をあしらっている
またアーチ環も焼過煉瓦を使用
上流側坑門はアーチ環を除いてコンクリ補修を受けている
2016年5月訪問
54 龍洞院架道橋 半円 5 人道 煉瓦 整石 片出 1連 3.03m
(10尺)
4.10m 登録有形文化財第20-0300号
土木学会選近代土木遺産Cランク
内部側壁の切石が非常に美麗だが、坑門は風化が激しい
手前の橋梁はダミー
2016年5月訪問
55 地獄沢橋梁 半円 4 水路 煉瓦 整石 両出 1連 2.42m
(8尺)
3.60m 坑門上部小口一列のみ焼過煉瓦をあしらっている
上流側坑門の損傷が激しく、上部はコンクリ補修を受けている

2016年5月訪問
56 (仮)八幡中原橋梁 半円 水路 整石 挟まれ 1連 1.21m
(4尺)
2.30m 両坑門とも全面薄いコンクリ補修を受けているので「挟まれ」
とした
2016年5月訪問
57 (仮)八幡北橋梁 半円 4 水路 煉瓦 煉瓦
整石
片出 1連 2.42m
(8尺)
3.00m 上流側坑門の煉瓦の損傷が激しく、坑門上部、内部側壁
からアーチ部にコンクリ補強を受けている
内部側壁は基本上部が煉瓦、下部が切石だが、両坑門に
近づくにつれて階段状に切石が増加する珍しい構造になっ
ている
2016年5月訪問

58 (仮)八幡南橋梁 半円 4 水路 煉瓦 挟まれ 1連 1.82m
(6尺)
2.85m 殆どがCアーチにて補強されていて、煉瓦アーチが見えるのは
一部。しかしよく残してくれたものである
隅石がある
2016年5月訪問
59 (仮)八幡峰橋梁 半円 水路 煉瓦 煉瓦
整石
両出 1連 1.21m
(4尺)
1.50m 中央部が当初の暗渠で、両坑門部は後年拡幅と思われる
中央部:内部側壁が切石積み。Cアーチ補強を受ける
両坑門部:内部側壁が煉瓦積み。輪石13個で2層からなる
非常に珍しい構造。要石は輪石2層分の大きさがある。ま
た隅石もある
上流側坑門は焼過煉瓦を使用。内部側壁も小口面に焼過
煉瓦を使用。
上流側、中央、下流側で表情が異なる非常に稀有な橋梁2016年5月訪問
60 (仮)八幡姨捨橋梁 半円 3 水路 整石 煉瓦 片出 1連 1.82m
(6尺)
2.16m 坑門の切石はフランス積みになっている
2016年5月訪問
姨捨駅~冠着駅間
61 (仮)八幡大池橋梁 半円 5 水路 煉瓦 煉瓦 片出 1連 2.73m
(9尺)
2.85m 内部にコンクリ巻き補強の他、2層の煉瓦巻き補強もある大
変珍しい橋梁
内部側壁下部もコンクリ補強されている
2層煉瓦巻き補強時の径間は約2.26m
2016年5月訪問

62 (仮)羽尾一ツ石橋梁 半円 4 水路 整石 整石 両出 1連  2.42m
(8尺)
  両出だが、上流側のアーチ環はコンクリ補修を受けている
総じて上流側の方が補修が多い
2020年4月訪問
63 (仮)羽尾御麓北橋梁 半円 3 水路 整石 整石 挟まれ 1連 1.21m
(4尺)
  上流側は全面コンクリ補修を受けている
下流側は車道部分にて拡幅されているが、坑門は視認
可能。全体的に補修が多い
2020年4月訪問
64 (仮)羽尾御麓中橋梁 半円 迫石 水路 整石 整石 片出 1連 1.21m
(4尺)
 
  上流側の坑門が視認できる。アーチ環は迫石になっている
迫石は7個で構成される
下流側は坑門はコンクリアーチにて拡幅
2020年4月訪問
65 (仮)羽尾御麓南橋梁 半円 3 水路 整石 整石 片出 1連 1.21m
(4尺)
  上流側の2m程がコンクリ補修を受けている
下流側の坑門も一部コンクリが塗られている
2020年4月訪問
冠着駅~聖高原駅~坂北駅~西条駅間
※未発見
西条駅~明科駅間
66 小仁熊川橋梁 半円 4 水路 煉瓦 片出 1連 未計測 八木踏切脇の暗渠
坑門はコンクリ補修。内部側壁は単線時代?部分は煉瓦で、
拡幅部分はコンクリ
床面は石畳
2017年8月訪問
(仮)白坂別所川橋梁 欠円 3 水路 整石 整石 橋台 1連 未計測 廃線区間と並走する潮沢川→別所川に架かる橋の橋台
直接鉄道と関係なさそうだが、レールの桁に枕木が乗った橋
が架かっている
橋台は北側のみで南側にはない。因みに北側から伸びる
道もない。謎物件だがアーチ構造があったので特別掲載
2017年8月訪問
67
小沢川橋梁 半円 6 水路 煉瓦 両出 1連 4.55m
(15尺)
廃線区間に遺される
斜架橋(ねじりまんぽ)仕様の煉瓦アーチ。内部が360度コンクリ
補修を受けているため、アーチの状況は不明
アーチ環の斜め積みは何件か例を知っているが、坑門の小
口面を斜めに積む構造は未だかつて見た事が無い
一部インバート(仰拱)の煉瓦が見える箇所がある
2017年8月訪問
68
(仮)明科東川手東橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 片出 1連 1.52m
(5尺)
廃線区間に遺される
煉瓦アーチを確信して潜り込んだがまさかのオールコンクリ橋梁と
いうがっかり物件
元からこうなのか、全改修されたのか不明

2017年8月訪問
ここは上流側の谷が土砂崩れで埋没し、既存の暗渠が
正常に機能しなくなったため、新規に前回訪問したコンクリ
暗渠が新設されたという珍しいパターンで、既存の暗渠を
見落としていた
下流側の坑門が視認できる。おでこが広い
インバートが煉瓦造りで、洞内が丸く見える
上流側は土砂で埋没したままだが、スリットが入ったコンクリ
構造物を堆積物に突き刺すことによって底の暗渠に接続
させている。新規暗渠の補助的な機能だけ残している感じ
2020年4月再訪
69 (仮)明科東川手東平橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.82m
(6尺)
廃線区間に遺される
橋梁名が分かる方、ご教授お願い致します
天井アーチ、内部側壁の階段煉瓦、インバート部の煉瓦を含め
て円形になっている
2017年8月訪問
名称を東橋梁から東平橋梁に変更
2020年4月再訪
70 (仮)明科東川手中橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 0.91m
(3尺)
  廃線区間に遺される
小振りだが笠石煉瓦がある。損傷が大きい
宮川さんとの再訪で発見。まさかこんな所にあるとは思っ
てなかった、完全ノーマーク物件その2
2020年4月訪問
71 (仮)明科東川手西橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 0.91m
(3尺)
廃線区間に遺される
オーソドックスな煉瓦アーチだが、まさかこんな所にあるとは思っ
てなかった、完全ノーマーク物件
2017年8月訪問
明科駅~田沢駅~北松本駅~松本駅間         
    ※未発見                    
JR小海線
佐久鉄道開業区間 小諸駅~小海駅間(1919年(大正8年)全通)が煉瓦、石構造物の可能性あり
    名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
小諸駅~東小諸駅~乙女駅間       
    ※未発見                    
乙女駅~三岡駅間   
(仮)甲繰矢川北橋梁 石桁 水路 整石 整石 片出? 1連 東側は未確認
72 釜神用水橋梁 半円 3 水路 整石 整石 両出 1連 1.52m
(5尺)
笠石直下の坑門切石が小口積みとなっている
三岡駅~美里駅間
73 谷地窪用水橋梁 半円 3 水路 整石 整石
煉瓦
片出 1連 1.82m
(6尺)
東側から車道と線路敷きを潜り、コンクリアーチ、切石アーチ、
煉瓦アーチに変化する。コンクリは車道のものだが、切石アーチ
と煉瓦アーチがほぼ同延長で存在するのが謎。どちらかが
拡幅増設と思われる
坑門の切石がフランス積みになっている
美里駅~中佐都駅間
74 頭梨子用水橋梁 半円 3 水路 整石 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
両出だが、アーチ環と内部アーチの一部が薄いコンクリで塗られ
補修している
中佐都駅以遠
    ※未発見