父ヶ谷北谷林道隧道群

三重県


その1

   


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 一度目は2008年5月の事。。。
 まだこの趣味に目覚めて1年足らずの新米トンネル
ハンターだったころ。
 あろうことかこんな所に来てしまいました。
 三重県最深部と言っても過言ではない場所、紀伊
半島屈指の秘境、大台ケ原にも程近い恐るべき
秘境!
 無知だったからこそなせる暴挙。前代FFアテンザで
そんな秘境に乗り込みました。
 当時はまだ関西のトンネルも集め始めたばかり。
 取り敢えず地図に載っているトンネル表記を片っ端
から潰していくことだけを念頭にどんな場所かも知らず
突っ込みました。
 
 いやあ探しましたよ、昔の写真。
 なんせ6年近くも前に撮った写真。ろくに整理もされ
ず、かなり奥深くに眠ってました。
 で、当時の状況ですがはっきり言ってほぼ覚えて
ませんw
 ので、写真を見ながらほぼ視聴者と同じ目線でレポ
していきます。
 これは宮川貯水池から新大杉橋を渡って右折して
暫く進んだ場所と思われます。
 こーんな大きな落石が。
 うーむ。ぎりぎりかわせました。
 1年目でこんなことしてたんですか、この男わw

 そんなこんなで…
 一つ目の隧道まで車で逝ってます。
 その写真はこの後の再訪レポの中で紹介致します。

 そんなこんなで月日は流れ…
 2014年3月!ついに再訪の機会が訪れました!2008年5月からかれこれ足かけ5年と10か月!
 思いの外長いこと放置していました。え?隧道訪問しているのにまた行くの?ってことですが…実は隧道はもう一個あります。
 そのもう一個は初心者1年目で大きなミスを犯して実現せず。密かに再訪の機会を窺っておりました。

 むねぞうさんからのお誘いもあって父ヶ谷行軍を計画。呼びかけに応じていただけたのは、むねぞうさん、クイックさん、
おろろんさん、そして!昔から知ってはいるものの未だお会いしたことのなかった三重の巨匠、奈津子さん!
 お馴染みの愛車と共に遂にお会いすることができました。
 この精鋭4名と私の計5名で父ヶ谷突破を目指します。奈津子さんを除く3名は白倉決死隊のメンバーでもあります。奈津子さんは
この辺りの山で知らぬことなし!もはや父ヶ谷は掌中に収めたも同然!
 早速、宮川貯水池の駐車場で車両を絞って、車で行ける所まで行きます。 
 車はおろろんさんのエクストレイルと、私のアウト
バックの2台。
 結論からSUV車チョイスで正解でした。
 ここまでで一部かなりガレの酷い場所があります。
 車高の高くない一般車だと底を擦る可能性が大で
す。
 そのSUV車でもここまで。
 作業小屋跡?に駐車します。
 。。。うーむ、一部を残して基礎のみになっています。
 6年前はどうだったか。。。写真も撮っておらず、全く
覚えてませんな。

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 場所はこの辺りでしょうか。
 因みにここまで車で来れなかった場合は貯水池から
ここまでの往復で2時間の差があるそうです。
 車で来れてよかった。。。
 この山並み。。。
 懐かしいですな。白倉と同じ匂いを感じます。
 しかし3月ということで雪を心配したんですが、取り
あえずこの辺りは大丈夫です。
 ここから徒歩行軍となります。
 白倉も相当でしたが、さあ、ここはどのくらいかかる
のか。。。
 8時32分行軍スタート!
 ちょっと遅めですが、約2時間のアドバンテージが
あるんで大丈夫かな、と。
 行軍開始から僅か5分。。。
 いきなり怪しげな光景が迫ります。。。

 をいをいをい!?
 いきなりドえらいことになってませんか!?

 橋 梁 紛 失

 橋桁がない!!!!?どういうこっちゃ!?

 上流を見ると。。。
 ぬおおおお。。。。こりゃすごい。。。谷が削れまくっています。豪雨の影響でしょうか。

 下流側。こっちもえらいことになっています。当時の激流が目に浮かびます。
 。。。ところで、橋桁はどこいったの!? 。。。。。。。。。遥か下の本流に見える。。。アレ?
 っぽーーーーーーーーーーい!
 これでしょ、橋桁。。。
 鉄骨が剥き出しになって、無残な姿に。。。
 自然の猛威、恐るべし。
 橋桁がないなら仕方なし。
 幸い川床は深くなく、足場を確かめつつ渡ります。
 いきなりの落橋で幸先悪いですが、渡ってしまう
と、安定した路面に戻ります。
 橋さえ直せばまた使えそうですな。

 因みによそ様のサイトでは2010年5月の段階で、
土嚢はあって車は通れませんが修復中っぽい橋が
架かってます。
 さらに因みに写真はありませんが、2008年5月の
当方が乗り込んだ際は、普通に車両が通過できた
気がします。
 
 それでも車両通行止めからの経年は隠せず、落石
や枯葉の堆積が目立ちます。

  
 暫く進むと。。。むむむ。。。
 なんか白いものが。。。?
 恐れていたものが。。。
 やはり雪が残っていました。こんな一部分に大量に
残っています。
 雪崩で溜まった雪が残っているのでしょうか。
 まだ雪は部分的に残るのみのようです。

 ここには谷側に物入れのような残骸が。

 
 谷側にあるお蔭で落石の被害から免れておるよう
ですな。
 ずっと日陰のせいもあり、結構寒いです。
 しかし歩く分にはちょうどいいかもしれません。

 谷がかなり深くなってきましたな。。。
 。。。って、んんんん?なんか見えるぞ?。。。。。。。。。。。。。。。。。。それは想像を絶するアトラクション。。。

 以降、 
その2 に続く!