松迫隧道
滋賀県

  

阿曽隧道編  
 もう一つの明治隧道は敦賀湾の海岸線ぎり
ぎりを走る国道8号線の旧道、廃道として残さ
れています。現道で活躍中の「黒崎隧道」の
丁度海側に位置しているのですが、この「黒
崎隧道」、何が厄介かって、両坑門に長いロッ
クシェードを従えており、車を止める事が完全
にムリ。旧道へのアクセス路は南側に1箇所
あるが、そこもコンクリブロックで封鎖されてお
り、四輪は完全シャットアウトです。
 従って徒歩での接近已む無しなんですが、
このRS長いし、交通量多いし、トラックばっか
で爆走していくし、当然歩行スペースなんてな
し、曲がってるから車がいつ途切れるかわか
んないし。。。
 仕方なしに崖っぷち側のピラスター?(柱)
を抱きかかえる感じでよろよろ進むハメに。
 海を見れば筏?で海釣りをしている人がいて
かなり怪しい人がいる、と思われたのでは。
 自分で自分の姿を滑稽に思いました。。。
 
 
 そんなこんなの奇怪な行動を伴ってやっと
旧道に辿り着きました。現道でこんな苦労する
とこも余り見ませんねえ。
 この旧道の風景はよく各HP様で良く拝見し
ていました。やっぱりおんなじです。
 雑草は思ったよりかは繁茂してません。思っ
たよりかは、ね。
 ここから、もうすぐソコでした。労せず発見、
です(現道のが大変でした。。。)。
 「金ヶ崎隧道」よりあきらかに小さい坑口で
すが、いわゆる釣鐘型という面では同じ様に
感じます。これでは大型車はムリでしょう。
 総切石造りで、笠石、迫石、要石はあります
が、装飾はこれだけで、とにかく小振りの印象
です。
 切石造りは入り口だけで、すぐ素掘りが姿を
現します。固い1枚岩をくり貫いたようなごつご
つした岩質の洞内です。
 山手の斜面から崩れた土砂が流入し始めて
います。白んだ空の下は日本海でございます。
道は山沿いに左に曲がっています。
 反対側(北側)坑口です。
 先には現道の頑強そうな赤い鋼鉄ロックシェ
ードが見えます。石のRSになってもしばらく
続いていますので、北側に車停めて来るのは
ちと遠いと思います。
 北側坑門は緑に覆われており、いまいち全
容が掴めません。
 阿曽隧道のレポートは以上です。
 ええ?短っ、てスミマセン。
 特に目新しいものを見つけられませんでした
 現道の「黒崎隧道」に「阿曽洞」の扁額を見
つけたことの方が、レアかも?と思いました。
 両サイドの扁額を見つけるのに、1時間くらい
要しました。草ぼーぼーなんで。。。
 ってことで、次回は春日野隧道です!