A発電所導水隧道


滋賀県


その6

  


 第三隧道は呑口、暫定吐口とも閉塞していたため、暫定吐口が第三隧道のものかどうかが
不明です。
 よって、この呑口が第四隧道のものかも分かりませんが、取り敢えず第四隧道呑口としておき
ます。 
 うむ。見事な切石アーチ環。迫石です。
 やや右に折れた洞内。曲がってからは対岸
の光を捉えられる延長と分かりました。
 それにしてもこの足元の盛り上がりは何で
しょうねえ。
 コンクリート隧道から素掘り隧道へ。
 下の盛り上がりは続いているようですが。。。
 ごつごつした岩盤質の素掘り洞内です。
 すぐにコンクリートに戻ります。
 この区間だけでもコンクリートを節約したん
でしょうかねえ。
 ここからは一貫してコンクリートでした。
 ただ洞内は真っ直ぐではなく、微妙に歪み
がはいっています。
 そして暫定第4隧道吐口へ。
 少々右側から土砂の流入があるようです。
 ふむ。
 正面がカベです。どうやらすぐに右に折れる
ラインのようです。

 暫定第4隧道吐口。左側の流入が著しいですが、立派な坑門は隠れていません。
 。。。。。。。。。。。。。。。。。って。。。?
 見えます?坑門の"おでこ"の部分。。。。。。数字が見える。。。?
 むむむむ。。。。。。。。。。。

 右側の「3 4 7」は間違いないな。。。
 「3」の左側に。。。「6」?
 さらに左側、別の切石に移りますが、そこに
も文字が。。。
 高性能ライトを斜めから照射していただき
ました。
 おお!くっきり!
 
 
「9 3 4 7」のようですな。
 そして左側の切石。。。
 むむむ!

 
「No.6」 のようです!

 これをどう判断するか。。。
 「No.6」は。。。そう!
 第六隧道のことではないですか!?
 第三隧道が超延長推定であったため、こ
れが3つに分裂していても不思議ではありま
せん。
 第三隧道の調査は次回の探索に棚上げ
することにして、この暫定第四隧道はそのまま
第四隧道としてカウントしていくことにします。

 それはそれで右側の「9347」をどう考える
か。。。隧道番号に続くものであれば、竣工
年度か延長か。。。
 

 1、竣工年度説
 ・93年4月7日改修
 。。。他思い浮かびません。。。
 2、延長説
 ・第6隧道延長93m47p
 ・水路起点(堰堤)から934.7m
 3、他。。。

 何となく、「4」の右下部に「.」があるような
気が。。。だとすると、起点から934.7mが妥当
なラインか、と思ったんですが、地図で確認
すると既に1kmオーバーは確実。。。
 謎謎のまま解き明かせません。。。
 まだまだ水路は続きます。
 引き続き水路沿いを探索します。
 水路沿いを前進。
 程なくまた暗い影が。。。
 これは暗渠ですな。
 まあ一応中を見てみますか。。。
 ぐぬぬぬぬ。。。
 これはおお萎えの光景が。。。
 暗渠だけにとてもここを通過する気になり
ません。
 というわけで暗渠の上を進軍。
 その後も暗渠途切れ、埋まりかけの水路を
進みますが、暫定四号(六号かも)の次、暫定
五号は埋没のようで、発見できませんでした。

 この暫定五号の延長も相当長いと目されて
おり、また車道に戻って大迂回をすることに
なりました。

 以降、 
その7 に続く!