A発電所導水隧道


滋賀県


その5

  

 第3隧道吐口へは、また谷を挟んだ下流に
足を運ぶことになります。
 詳しく行程は言えませんが、結構車道を移動
しました。
 こえはますます知らんと行けないな。。。

 そしてさる支流河川を遡上します。
 すると驚きの光景が待っていました。

 
ぬぬぬぬぬ!!!?
 なんだあれは!?山中に突如巨大な構造物が姿を現します。

 こ、これは。。。。

 
水路橋!!!

 大物遺構が突然目の前に現れて、皆大興奮です。

 全てコンクリート製ではあるものの、一見して年代物。
 両側に橋台。橋脚は4基あります。水路橋ということからか、橋脚の細さが際立ってます。
 鉄筋は。。。さすがに入ってますよね?
 細い脚ですが、目立った損傷はありません。
 上部に乗ってる水路函の方がコンクリートの
剥離が目立ちます。

 。。。ねえ、函の方が剥離してます。
 細く伸びた木が函を徐々に圧し壊している感じがします。自然の力強さを感じますなあ。
 橋梁との接続ラインの函も独特の構造をし
ています。
 そして橋梁上の水路に。
 両側の壁は苔むし、枯葉が堆積しているも
のの、比較的綺麗に原形を留めています。
 うーむ、もっさりコケムシです。
 どうでもいいですけど、踏み抜いたりしませ
んよねえ。。。?
 おお。
 ここは比較的苔が少ない。
 しかしカベのコンクリの薄いこと!
 鉄骨入りでないと維持は無理でしょうな。
 水路は山肌を嫌うように右へ折れていきま
す。
 その折れた先からは土砂の堆積が著しくな
り。。。
 第3隧道?吐口と目される場所にて完全
埋没しておりました。
 想定地を少し掘ってみました。
 すると。。。出ました!石積み笠石!
 やはり隧道吐口であることは間違いないよ
うです。
 ここが第3隧道の吐口かどうかは証明されて
おりません。
 結構延長が長く、途中で小さな谷筋を何個か
跨いでいるので、ひょっとしたらどこかで顔を
出している可能性はあります。

 吐口より振り返り。
 曲線で橋梁と繋がる水路。いい眺めですなあ!
 。。。では、橋梁からその先に進みましょうか。
 水路橋梁から下流方面に歩を進めます。
 。。。すると、いきなり隧道!?
 んんん?
 なんだこりゃ?隧道ぢゃないよね?
 うすっぺら!
 鉄筋は入ってるでしょうけど、それにしたって
薄すぎやしませんか?
 ちょっと入洞。
 すぐ出口かと思ってましたが、ちょっと様子が
ヘンですな。。。
 おおお。。。
 コンクリートがぶら下がっています。
 鉄筋が入ってることはわかりましたが。。。
 ほら!いわんこっちゃない!!!
 そんな薄っぺらいコンクリートでアーチを維持
出来るわけがないでしょーに。。。
 見事に右手からアーチが外れて左下に落ち
てしまっています。
 隧道ではなく暗渠、ですな。
 まだ先に続きます。
 振り返れば後続部隊がデンジャラスゾーン
を通過中です。
 こっちから見てもあの天井版の脱落はいか
ついですな。。。
 これが元の姿ですな。
 こうして見るとかなりしっかりした造りに見え
るんですがねえ。
 奥はまたこの有様に。。。
 しかし、一旦暗渠は終了するようです。
 終了した場所からすぐ、またもや。。。
 しかしこの地形に突っ込むってことは。。。
 隧道か!?
 振り返り。
 こんな所から出てきました。
 。。。しかしどうやらこの個所も元は暗渠
だった可能性が高いですな。
 完全に崩落してしまっている模様。。。
 そして先へ。。。
 むむ!隧道臭がプンプンします。

 うむ!間違いなし!
 暫定第4隧道の登場です。

 以降、 
その6 に続く!