A発電所導水隧道


滋賀県


その4

  

 第1号隧道から下流方面に移動します。
 導水路跡は第1号隧道吐口から沈砂槽を経て
すぐに土地改良により消滅。
 見失います。
 コンクリートで造成された河川。この奥に
2号隧道があるといいます。
 
 普段なら探索に困難を極める所でしたが、
事前に調査済みのMineko氏のお力で、一発で
2号隧道に到着。
 これはわからんわ〜、な場所にありました。。。

 引いて正面から撮影。
 手前には谷から流れる川が横切っています。コンクリートで造成されており、導水路廃止後に改築された
模様です。従って導水路がこの川を渡っていた痕跡は見られません。
 目線を導水路ラインまで下げます。
 おお!反対側の光が見えるぞ!
 どうやら第2号短く、貫通もしておる模様です。
 もう少しズーム。。。
 小振りですが立派な石アーチの坑門です。
 右上の亀裂以外には目立った損傷は見受け
られません。
 それでは早速内部を。。。
 。。。って、うお!?
 いきなり埋まっとる!?
 。。。これは通り抜けは困難ですな。。。
 それにしてもこれは崩落による瓦礫ではあり
ませんな。押し込まれたのですかな。。。 
 振り返り。
 思いっきり見られてますな(汗)


 取りあえず反対側に回ってみましょうか。
 高巻きしてすぐに反対側に辿り着けました。
 年季の入った導水路のコンクリート、その手
前に穴がありました。
 扁平なコンクリートの洞内の奥に、通常アーチ
の姿が。
 振り返り。
 廃止からの歳月を感じさせます。
 しっかり石積みが残っていました。
 どうやらここがかつての坑門のようです。
 手前の扁平部分は落石除けに後年シェッド
で延伸した模様です。
 石積み坑門、コンクリート巻きのその先
は。。。素掘りになってました。
 完全素掘りの内部。
 呑口に向かって瓦礫が増えていってます。
 うーん、これ以上無理。。。
 って、これ以上行く意味ないんすけどね。。。
 素掘りに大分分厚いコンクリートで補強して
いたようですな。
 従来の吐口はここです。

 皆さんが居る所あたりがかつての吐口だと思われます。
 上部の法面の様子からシェッドの必要性がよく分かりますな。
 メンバーが発見した笠石。
 上と下が繋がりました。
 さて、この先第3号隧道が近いということで、
そこに向かいます。
 杉ヒノキなどの高木が多いので下草が少なく
導水路沿いに歩くのは容易です。
 さあ、隧道が近づいてきたようですが、様子
が。。。?

 むむむ。。。
 瓦礫が坑門を覆っているように見受けられます。
 苔にまみれた石積みの笠石と坑門が僅かに
見えています。
 これなら少し掘れば坑口が出てきそうですが
自重しました。
 振り返り。
 第2号吐口から第3号呑口までの導水路は
ほぼ原形を留めています。

 第3号呑口からの潜入は叶いません。さらに
この3号は延長がかなりあるようです。
 ので、一回車道に出て車を移動させて仕切り
直すことにします。

 以降、 
その5 に続く!

  

Ahatudensyo5.htmlへのリンク