A発電所導水隧道


滋賀県


その3

  

 さてさて、先ほどの四角い穴に戻ってきまし
た。こっから脱出するとどんないいことがあるん
でしょうねえ♪
 立つとこんな感じの高さです。
 隧道がいかに小さいかお分かりいただける
かと思います。
 穴からにょきっと。。。
 。。。うーむ、全く回りが見通せない。
 ですが、僅かに向こう側に車道らしき姿が。
 川沿いに顔を出したことは間違いなさそうです
な。
 うーむ。。。
 こんなひょっこり穴が開いてていいんでしょう
か。。。
 これを上から発見して、果たして入洞するか
どうか。。。
 高さ的に脱出は可能でした。
 続いてクイックさん(←正式名称デスw)
 
 ここから閉塞方向に向かって天井をがさごそ
がさごそ、と。。。
 閉塞地点まで辿り着いたようです。
 そして。。。その目線の下には。。。
 最初に車道から見た光景が広がっています。
 何とか川床に降りることに成功!
 来たかった場所に来ました!
 先ずは隧道閉塞地点の確認をしましょうか。
 。。。コンクリート封鎖のようですな。
 右手ののっぺりしつつ浸食も酷いコンクリート
の壁の向こうが隧道のようです。
 そのコンクリートの左手には石積み、そして
またコンクリートの擁壁。
 ここがA発電所の取水堰堤であることは間違い
ないようです。
 左側では今も滝のように流水しています。
 取水堰堤が現役の頃は、取水堰堤に注ぎきれ
なかった水がこちらを流れていたのでしょう。
 今は全てここを抜けることになります。

 振り返ると。。。この堰堤の様子が詳しく分かります。
 普段はクイックさんが覗き込んでいる場所のみ流水。増水すれば中央の石畳を流水するようです。
 mt.tellさんがいる場所より右側はもっと増水すれば流れるのかな?
 そんなわけでなんとなく堰堤の機能は活きている気がします。隧道を解放すれば取水堰堤として復活できる
かもしれませんねえ。

 クイックさんが覗き込んでいた場所。。。
 そこにはさらに隧道が!!!素晴らしい!!!
 取水堰堤隧道!とでもしておきましょうか。
 1号隧道はさっき潜っていたやつですから。
 一応コンクリ巻きしたような痕跡はあります
が、大分剥離してしまっています。

 反対側に回り込みます。
 おお!見事な素掘り隧道のお姿!

 パパンさんも熱心に撮影タイム。
 敢えてこの距離を開削せずに隧道化してくれた当時の関係者に感謝!
 内部は水深があるため踏み込めません。
 のでズーム撮影です。
 こちら側は素掘りのようですが、やはり出口
側はコンクリートで巻き立てた痕跡が見られ
ますな。
 うむ。
 いいものを魅せて頂きました。
 初っ端から順調な滑り出しです。この勢いで
2号隧道も攻略に行くぞ!

 以降、 
その4 へ続く!