Get's ヘキサ
暗峠越え

  

 和歌山県伊都郡九度山町を南北に走る
南海高野線。並走するように国道370号線も
北は紀ノ川から南は高野山までの険しい道の
りをもって縦断しています。
 その九度山町に北から「下古沢」「中古沢」
「上古沢」という3つの地区が並んでいます。
南海高野線の駅舎が示すように歴史を感じさ
せる地区でもあります。
 この3地区に隧道が存在する。。。
 そんな情報を入手し、早速現地に赴きました。
 
 よととは何度も国道370号を利用していま
す。花坂隧道や高野山へ向かうのにも利用
していました。しかし、国道には隧道はありま
せん。ということは地元の町道に存在すると
いうことか。。。幸い、東西を山に挟まれ、南北
に流れる不動谷川に添って地区が形成されて
いるため、探索範囲は自ずと限られてきます。
 取り敢えずこの「下古沢」駅から地区の探索
を開始しました。
 南海高野線は結構な標高を走っており、国道
との高低差がかなりあります。よって、駆け下る
ように駅舎から町道へ人道が続いています。
写真は振り返って撮影。

 をっ、国道が見えてきたな。。。と右側ばかり
みていたよととがふと正面を向くと。。。
!?
 あああ。。。あああるぢゃないかいきなり。。。
 いきなり発見してしまいました。
 ちょっと拍子抜け。
 まさか、駅のこんな近くに存在するとは。。。
しかも国道ちかっ。
 狭い。。。狭いっすよ。高さ制限は「2.8m」
で充分ですが、幅がなさすぎ。軽でやっとか?
 普通にコンクリ仕様で常備灯も完備。
 古さは感じるが、崩落等の危険な感じは
一切ない。
 下古沢駅方面。架線が見える場所が鉄道
路線です。

 
 隧道のアーチ部分はトタンで補強されていま
す。地元の人々にとっては何の不思議もない
町道として使われているようです。

 車は殆ど通らないんでしょうねえ。
 反対側入り口です。
 こちらはなんだか頼りない感じ。
 アーチ部はトタンだけ??
 隧道を抜けた後も道幅は一向に改善されず
離合は不可能。アスファルトでなくコンクリの
路面からも、地元の裏道という感じがします。
 振り返って先程の隧道方面をパチリ。
住宅街の裏手の一段高い場所を、山肌を縫う
ように存在するコンクリ道路。。。
 目的がわからん。。。
 かと思ったら、地区のど真ん中を道は抜けて
行きます。これも振り返り撮影。下りのほうが
アピールされてます。これを行くと国道にでられ
るようです。
 景色がころころ変わります。ここは。。。
もはや廃道という感じの場所です。
 一つ前の写真からそんなに進んでないんや
けどなあ。
 道の下に道あり。。。ちょうどクロスするように
伸びる下側の道は、地区から山手へ伸びてい
ます。山手へ進むと、南海高野線の中古沢橋
梁があるらしい。よとととは分野が違うので行き
ませんでした。
 ここまできて意外な事実が判明!
たまたま地元の方と話をする機会があって、
この道の事を聞くと、昔は木材を運搬するため
に鉄道を走らせていたらしい。
 いわゆる森林鉄道である。
ウィキペディアによると、高野山森林鉄道という
名称で、大阪営林局高野営林署が運営してい
た。九度山から高野山まで実に26kmもの長さ
があったという。しかし1959年(昭和34年)に廃止
になったらしい。
 どうりで道幅が一定に狭くて、隧道もあの狭
さなんだ、と納得した。

 地区を眼下に見下ろしながら機関車が走って
いた。。。その情景を思い浮かべると、鉄道マニ
アでなくとも、萌えますなあ!
 いろいろ想いを巡らせている内にも一つ隧道
発見!ちょうど中古沢から上古沢に差し掛かろう
というところです。下古沢にあった隧道と同じく
トタン(に見えるだけで強度はありそう)のみの
アーチからスタートします。
 振り返り撮影。やはり相変わらずの細長さ。
 森林鉄道も小柄だったのかな。
 途中から素掘りにコンクリ吹きつけの洞内に
変貌。ちょっとうれしい。もともとはホントに素掘り
の状態だったのでしょう。
 反対側いりぐち。地元の方が安心して通れる
ように「灯」は絶やしていません。
 ちょっと離れて撮影。道は「Y」字に分岐してお
り、地元カーは左へ走って行きました。
 この隧道内を車で行く事は、地元の方でもあま
りやらんのでしょう。
 しばらく上古沢地区内歩いていくとこのような
トリッキーな分岐に差し掛かる。無造作に掲げ
られている青看板をよく見ると。。。
 右下へ降りれば国道にたどり着き、高野山へ。
では、左上は。。。そう車通行不能路となるらし
い。地図上でも確かにこの先は点線道である。

 ちょうどこの分岐の左上には「上古沢駅」が
あるらしいので、取り敢えずそっちに行ってみる。
 「下古沢駅」と同じく「上古沢駅」もやたら高い
位置に存在する。
 「上古沢駅」到着。下、中、上と縦断して隧道
も2つ発見したし、さあ帰ろうか。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。いや。。。。。。。。。。。。
実は。。実は!!である。例の「トンネルリスト」
には3つの表記があるんですよ。「下古沢」「中
古沢」「上古沢」の3つの名称で。。。
 「下古沢駅」近くでみたのは間違いなく「下古沢
隧道」なんじゃないか。じゃああの中、上古沢境
付近にあったのはどっちだ??あれは「中古沢
隧道」なのか?つーことは、この先、車通行不能
道にまだ隧道があるとでもいうのだろうか。。。
 地元のおっちゃんの口からは2つの隧道の話
は出たけど、3つ目は???オトナの遠足ブック
にも載ってない、ネットでも分からない。。。。。。

 探索はまだ終わらないのであった。。。

 以降、中盤戦へ!