Get's ヘキサ
暗峠越え

中盤戦

  

 日を改めて上古沢以南(至る細川地区方面)
の探索に参りました。今回は上古沢に車を置き
にくいため、細川方面から突入します。
 写真左へ行けば、国道370号のうね坂途中に
ひょっこり出ます。かなり鋭角に合流するので、
高野山方面へ曲がる事は困難です。危険。
 右へ行けば細川地区から花坂へ行くルートと、
極楽橋へ行くルートに分かれます。(急坂を上れ
ば南海高野線紀伊細川駅に行く事も可能)
 で、肝心かなめの軌道路線跡はどこ???

 (先に注意ですが、ここの探索はおすすめでき
ません。身の保障はしかねます的な箇所多し)
 ここですよ、COCO!!
 DOCO????
 そ・・・そんなばかな・・・
 
 しらなけりゃ誰もこんなとこ入りません。
 夏場どーしたらいーんですか?
 ああ・・・こんなとこまで入っちゃった。
 愛しのアテンザがあんな小さく(見えます?)

 生きて帰れるか・・・
 向かって右に法面が出てきました。人工物が
出てきて、ほっ。ここで間違いない。
 (進行方向逆撮影)
 50mも進むとこのように非常に歩きやすい
枯葉絨毯林道になりました。安心感UP

 この時は以降訪れる多数の難所の登場など
微塵も感じておりません・・・
 
 (進行方向逆撮影)
 プチ切り通し。カーブの途中隧道にせず開削して
いる典型例。こういうのは現在でも多数見ます。 
 何かしら軌道遺構的なもの発見。知識ないの
でわかりませんが。天井の「丸」はあと付けっぽい
「地質調査」だそうです。
 ををっっ、プチ橋梁跡に遭遇。角材をででんっ
と置いただけのシンプルイズザベストの橋梁。
 まあ、復元図が想像できませんが。。。
 よとと乗っかってもビクともしません。すごいです
ねえ、朽ちてません。
 (進行方向逆撮影)
 この辺は、道の半分以上が崩落しています。
 しかも相当前にですね。
 ここまで500mくらいでしょうか、プチな発見に
ほくそ笑んでいたよととの顔がひきつる瞬間が
やって参りました。
 この切り通しからしばらく進むと・・・・・・・・
ないんですよ・・・何がって?
 
 
道ですよMICHI!!
 
 枯れた密林の中に橋脚の遺構が見えてしまい
ました。。。あきらかに道がナイ!ばにっしゅ!(
消え去る)
 遺構を発見したヨロコビより道がないオノノキの
方が大きいよととであった。
 でもすげえ。実際にみると迫力満点。
 
 しかしそこは!偉大なる先人様がいらっしゃり、
道なき道に道がうっすらと刻まれておりました。
この巨大なコンクリ(石垣だったかな?)構築物
は、橋脚の右手に聳え立っており、その上を通る
ルートがありました。あるっても、整備されてる
わけではなく、獣道的に道が見えるのみですが。
 ふと見上げると、南海高野線の構築物が見え
ました。あっちは現代、こっちはじーこ・・・じゃなく
て過去の栄光が眠っている場所なんですよ!
 聳え立つ構築物から橋脚を望む。。。
 枯れても密林。。。あんまりみえません。

 もとはここに立派な橋梁が架かっていたに
違いない。
 で、ここからがまたひと苦労!
 聳え立つ構築物の脇に深く掘り下げられた水の
通り道ありき。幸いナゼか床が二重構造でアス
ファルト床の下を激流が流れています。
 取り敢えず穴ぼこアスファルト床に着地!
 意外としっかりしている。
 でで、次はと・・・
 石垣高すぎなのと、急流地帯からしか上に登れ
ないことが判明。そんなん無理や。。。
 でえ、幸か不幸かナゼか石垣に穴が開いてる
んですよねえ。これくぐれるの???
 これがくぐった後の石垣の穴ですよ。。。
 これも先人様の偉業なのか?ミラクルっすよ。
 なんとかかんとか橋梁消滅地点を攻略。
 これは対岸から下を見下ろしています。
 謎のエンビっぽいパイプが平行に、聳え立つ
構築物に続き、下にはロープが下がっています。
ということは下からも攻略できたのかな?
 攻略法
 その1:よととのように上から攻める。
 その2:下、沢へ降りて攻略。
 その3:エンビパイプを逆さまにぶら下がって
ピコピコ攻略・・・ロードランナーかい!!(古っ)
 (進行方向逆撮影)
 ふうやれやれ、よととこの時点で足が筋肉痛。
。。早っ。草が深くなりつつも、それ程悪化せず
平常道路?を取り戻す。
 
 平常平城。。。。。んん???
 どかああん!(よととの脳内)またばにっしゅ
しとるやないかあああ。。。。
 しかもこの腐れエンビパイプ、線路みたいやな
いかあ!(壊)
 でも心配無用?やっぱりわき道が手すりロープ
付きで完備されているんですよ。素晴らしいの
一言です。でも油断ならぬ急斜面の進行には
変りありません。危険ですので。あくまでも。
 対岸の石組み基礎。ちょうどへこみのとこに
橋梁を乗せていたんでしょう。

 過去の落し物。これって架線部分に使うやつ
でしたっけ?(しらべろよ。。。)
 きのこか茶碗のふたみたいや。。。
 はい!余裕かまして落し物を調べている場合
ではナイ。でました本日3本目のばにっしゅで
ごぜます。。。しかも今回は橋脚が見えない??
 例のパイプのみぶら下がり。。。しかも2本。
 こりゃまた。。。橋梁跡を横から見ているんです
が、石組みの土台しか残ってないし、そら橋脚
みつけるんはドダイむりやし!

 ああ、無視なんてヒドイわ。。。
 ちなみによととのあんよだけ写してます。高さが
分かるかなって思って。あんま分からんなあ。
 対岸はちと高めに切り通しを進みますんで、
朽ち木を伝って上がります。(この朽ち木、足を
かけやすいようにか、鉄の杭みたいのが打ち込
んでありました。すげえ。
 ほら♪
うえから見ると奈落の底へまっさかさまって
感じ。
 これも軌道関連でしょか。
 しっかし、肝心の隧道が一向に出てこない。。。
地図上で「上古沢駅」〜細川地区まで直線
2400mほどでした。でもぐねうね部分考慮すれ
ば、ざっと3kmはあるかも。半分進んだんかなあ
もう足腰ぴよぴよなんすけど!

隧道よ。。。いずこ。。。

以降、最終戦へ!