滋賀県余呉町と福井県敦賀市の県境、県道140号 敦賀柳ヶ瀬線にこの隧道は存在します。 　一方通行信号付きの隧道です。 　この県道はちと特殊で、もともと鉄道路線だったよう ですよ？
	入り口左手には、バイカー専用の押しボタンが 付いてます。
	非常に悔やまれる「トンネル」表示！ なぜ隧道にしない。。。なーぜー。
	よく、隧道の片方にはめ込まれている碑文と同じ 類のものでしょうか。
	「明治１７年完成当時日本最長（1,352m）で、 黎明期の技術進歩に大きく貢献し、今も使用中では ２番目に古いトンネルで、現在は道路トンネルとして 活躍中です。 　当時、神戸〜東京間の鉄道が部分開通している中、 北陸米を大阪の市場にすることを主目的に、 敦賀線（敦賀〜長浜）が建設されました。〜」 　元々は鉄道トンネルだったんですねえ。
	対面通行なので、対向車の心配はありませんが、 とにかく狭い！長い！息苦しい！ 途中に待避所が何箇所かあり、今どっち方面への 一方通行か分かるように矢印信号が付いてました。 おっかないので止まれませんでした。。。
以下、2016年10月追記（2011年6月訪問）
こちらが福井県側の坑口です。こちらは往時の坑門が残されております。
煉瓦巻厚4層の馬蹄型アーチで、側壁部分は切石積みとなっております。 　坑門は冠木門タイプの総切石積みとなっています。右側に翼壁が残っております。 　いやあ、重厚ですねえ。 　内部はモルタル補修を受けております。
	扁額はやはり「柳ヶ瀬トンネル」… 　せめて隧道表記を…
書いてあることは滋賀県側と変わりませんが、こちらの方が立派な気がします。 　追記はたったこれだけですw 　内部は交互信号の一方通行です。人もはいれませんのでレポできません〜 　バイクなら退避口に止まれそうですが…