これは。。。隧道。。。なのか? 和歌山県串本町は国道42号線脇にあります。 何の情報もなく、地図でもそんな形跡まったく なし。現役「高濱隧道」の海側に陸地が殆どな し。しかし、海沿いに道の跡が感じられます。 「高濱隧道」が1967年製のようなので、それ以 前の旧道ではないかと思われます。 |
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国道の防波堤を乗り越えて陸地に立つ。 相当雑草に侵食されているものの、車道幅の 平面が海沿いに続いてます。 |
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!! なんと、雑草地帯が突如消え去り、平地が現れ ました。路面にはアスファルト敷きの痕跡があ ります。雑草が生えない理由がここにあるよう です。しかし何でここから? |
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旧道から国道方面を振り返り。 しかしこの旧道、もし国道だったのならとんでも ない狭さです。岩崖と海崖に挟まれた道幅は やはり往時の交通状況に見合っている感じです |
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離合もできない海沿いブラインドカーブ。。。 末恐ろしいまさに酷道湾岸線通行止め! |
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次の瞬間、姿を見せました、岸壁をくり貫いた 隧道が。。。 どちらかというと洞門という名がふさわしい感 じですな。 |
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まさに素掘りそのもの。何も人工的な処置は 施されていません。固い一枚岩だからこその 現存振りでしょう。 |
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隧道内から瀬戸内海を望む。。。 なかなかない光景です。 |
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足元は舗装され、路肩もコンクリ補修されて います。 |
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よく見ると海側には空洞ができています。 やはり長年の波風に晒されてきた跡なんでしょ うか。 |
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結局すぐ現行「高濱隧道」の反対坑口前に 旧道は接続しています。 現行隧道ができるまではああいう道があたり 前に国道として機能していたのでしょう。 高濱隧道ができた1960年代中ごろは紀伊 半島沿いの国道42号線トンネルが多数できた 年代でもあります。 近畿地方建設局が一大プロジェクトとして実施 してきたトンネル群が、和歌山の発展に大きな 役割を今尚担っている事は間違いありません。 |