白倉林道隧道群

三重県


第三部

その1

  


 2011年早々、さる御仁より年始挨拶も兼ねてとんでもない情報をメールで頂きました。
 その氏によりますと。。。


 「銚子川第二発電所付近に車を止めて歩きましたが、なんと林道が完全整備されきれいに復旧されていました。」

 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。なにーーーーーー!!!!!!!!?
 それは確かな情報でした。写真も添えてのお話で、もう一気に脳内ヒートアップ!
 こーしちゃおれん!ってなことで急遽第二次白倉決死隊召集を呼びかけ、2月の寒さ厳しい時期にも関わらず探索に赴いた
のでありました。。。
 今回参加者は、ピカさん、むねぞうさん、クイック・ニックさん、おろろんさん、私の計5名。
 。。。お仕事で来れなかったyo314さんを除いて、奇しくも一次探索と同じメンツです。他にも調整下さった方が数名おりますが、
残念ながら同行は叶いませんでした。
 この日の前日は関西、しかも中南部方面で異常な大雪に見舞われたこともあり、やめとこうか?ってな意見もしたのですが、
結局皆様お揃いで、誰もやめとくと言わず。。。誰か引き止め役になってくれーーーー!(←お前がヤレw)
 
 そんなこんなで順調に銚子川第二発電所に到着。この時点で午前7:30 ちと遅めですが、なんたって今回はここから車で侵入
できるはずですから♪
 さあやってまいりました、白倉林道。
 お馴染みの銚子川第二発電所までやって参りました。
 前回はここから徒歩進軍を強いられましたが、なんたって
林道復旧!車で参ります。
 ここからは台数を絞って行きます。おろろんさんのエクス
トレイル、ピカさんのCR-V。やっぱりSUVが頼もしい! 
 前回の徒歩スタート地点です。
 路面はダートのままですが、なんか均されている感じ
がします。
 比較対照で、2009年12月単独潜入した時の画像も
(カーソルオン)で見られます。
 うーむ綺麗!
 完璧に均された路面で、これならどんな車でも入って
いけそうです。
 またまた比較対照画像を(カーソルオン)で見れます。
 全然違う。。。 
 小河橋まで来ました。
 あっという間です。ありがたや〜
 以前の徒歩なら1時間弱かかっていたと思います。
 しかし雪がなあ。。。当方のFFノーマルタイヤではごめん
なさいな場所です。
 (カーソルオン)

  
 そして早々に白倉一号隧道に到着。
 車だと早い!いやあ、ありがとうゴザイマス。
 隧道だけは以前と全く変わらぬ姿で佇んでいます。

 そして!あのどでかい岩が乗っかった根性橋の現場です。
 (カーソルオン)
 あれだけの岩が乗っていたのに、今は影も形もなし。古いコンクリ橋梁の上に鋼鉄製の桁橋を乗せています。
 コンクリ橋中央付近、デカイ岩を落とすときに破損したんでしょうか。
 で、おそらくこれがあのでかい岩。
 やはり谷川に落としてありました。

 幅的には車両は通れるんですが、これ、つるっつるの
鉄板でできていて、足を乗せると滑る滑る。
 こんなのに車なんて乗り込ませたくないよ!
 ってなわけでここで車を停め、ココから先は徒歩での
探索に切り替えました。
 それでも2時間近い貯金ができました。ホントありがたし。
 元・根性橋から先も結構な雪化粧。
 これ以上ひどくなるとあんまり先には進めないですなあ。
 続いて白倉2号隧道。
 あの橋さえクリアできればここも車で通過できます。
 うお!!!
 ここは。。。ここはすごかったんですよお。。。
 (カーソルオン)
 この瓦礫量もさることながら、谷底の見通しの良さと
いったら。。。恐らく高低差100mはくだるまい。。。

 2Dのカメラでは十分な恐怖をお伝えできませぬ。。。
 手前の茶色っぽい一枚岩、水が這い、ウォータースライダーのようになってます。ただし斜度は90度に近い。。。
 写真の上部に川筋が見えてますが、あれが谷底。。。ああ、おそろしや。。。
 上で覗いた場所にこんなものが。
 赤いペンキで「キケン」と書かれています。
 そして3本目に到着!
 ここも車でこれます。雪がなければ。。。
 
 ここで少し寄り道をします。
 隧道直前に右折路があります。
 ただし完全なる絶壁人道ですが。。。
 この道は清五郎滝(第一の滝のようです)上部に至る
管理道のようです。
 足滑らさないように慎重に歩きます。
 管理道より白倉林道を望む。
 うおっと。
 階段が出てきました。
 こりゃあ滑りやすそう。。。

 さあ、軽い気持ちで降りていった脇道。
 それが意外な発見へと導いてくれます。

 以降、 
その2 に続く!