Get's ヘキサ
暗峠越え

 

 和歌山県は東牟婁郡串本町に、国道42号と
国道371号を結ぶ県道39号(串本古座川線)
があります。 すでに紀伊半島南端近くにある
道だけに、2桁県道でありながら交通量は極少
です。その県道に唯一存在するトンネルが
「新里川トンネル」です。

「新」。。。「新」というからには「旧」がある。今の
ところよとと的にその定説は崩れたことがない

ので、早速わき道に侵入。写真は古座川側から
わき道の坂を上がって振り返って撮りました。
突き当たり右手が「新里川トンネル」です。
 このわき道は新トンネルが突かれている方向
とは逆の右カーブとなり、当てもない方向へ消え
ていきます。
 おかしいな違うんかな。。。と思いつつ右カーブ
途中にある左上に登る階段を発見。

 方向的にはばっちりやけど、階段???
 あああ。。。
 ありましたよ旧隧道が。
 しかし、旧隧道と現道との高低差は結構なもの
やけど、よっぽどの急勾配で引っ付いていたの
かなあ。
 特に特徴のないコンクリ隧道です。
 「新里川トンネル」の竣工が1993年10月。
 現役引退から14年の歳月が流れているよう
です。離合は少々きついようですが、隧道手前
にスペースが見当たりません。
 扁額確認。手ぶれが少々。。。
 内部映像。これもきれいなコンクリアーチを
今でも留めています。
 ほんと狭いっすねえ。
 串本側(南)に廻ってきました。
こちらは明らかに旧道らしき道が伸びています。
 右へカーブして、と。
 すぐに隧道のお出ましやな。
 !!!
 レンガ造り。。。意外な展開に興奮を覚えまし
た。見事な面構えです。岡坂隧道の造りに似て
るかな?いまいちこの辺の知識ないので、
分かりまへん。

 うーーーーむ。。。。
 読めん。。。
 内部のアーチもレンガ造りだ。。。
 本当に古座川側と同じ隧道なのか???
 あまりのギャップに驚きです。
 まだ、こんなレンガ隧道が残っていることが
非常に嬉しいですね。
 現役旧道隧道でも使えると思うんだけどなあ。
 って、反対側は階段やった。。。。