Get's ヘキサ
暗峠越え

 

 降りしきる雨雨雨の中、京都府は舞鶴市に
やって参りました。写真のトンネルは「新大波
トンネル」1987年製であり、「新」ではあっても
20年経過した成人トンネルです。で、やっぱり
旧が気になります。「ORR」さんのサイトで既に
紹介済みですが、やはり自分の目で見てみた
いんですよね。。。
 左側に「穴」が見えてます。
 野原港方面から突入です。
 草木の侵食はやはり大きいですが、20年経
過してまだアスファルトや追い越し禁止ラインの
何とくっきり残っていることか。オドロキです。
 振り返ってパチリ。
雨水が使われなくなったアスファルトを川にし
て流れていきます。

 ざざざざあ。。。。。。しとしとしと。。。
 現道を通る車のタイヤが雨を掻き分ける音と
雨の音が、この隧道の存在を一層不気味にさ
せてくれます。
 ここだけ完全に別世界です。
 やはり見事な造り、迫石の石積みが重厚さを
醸し出しています。こういう石造りは本当に頑丈
そうに見えます。レンガ造りは華麗だが脆そう。
石造りは無骨だが頑丈そうなイメージ。
 「鶴 高 沖」でしょうか。
 「顔」は今も立派でしたが、内部のアーチ部分
はやはり、剥がれ落ちているところが多数見受
けられます。照明器具はほとんどが朽ち落ちて
います。センターラインはないものの、比較的幅
は広く確保されているように感じます。
 よととの定番ショットです。
 舞鶴市街方面入り口です。
 よく見たら、迫石と要石に拘りはあるものの、
なんかのぺっとした雰囲気で、ちと物足りない
感じがしました。補強時に塗り固めたとか??
 あまりにも綺麗に残された扁額です。
 舞鶴市街側はアスファルトがあまり確認でき
ません。長年の風雨は確実にこの隧道を過去
の物として封印しつつあります。