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相変わらず良い感じの軌道跡が続きます。
路肩の石積みも空積みばがら今でもその役割を
失っておりません。 |
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こんな高さの石積みもあります。
全て不揃いの自然石の空積みでここまで嵩上げして
おります。いやあ、素晴らしい!
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ずんずん進みます。 |
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ここは軌道敷きが流失し、下の岩盤が露出している
ようです。 |
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斜めっている岩盤を下から見上げます。
滑り台のように滑らかです。雨水の影響でしょうか。 |
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よく見ると足元にコンクリのカタマリと穴が。
どうやら路盤流失ではなく、木製橋梁があった模様
です。 |
ここも続々と越えていきます。
木製橋梁だったとして、どんな架け方をしていたんでしょうねえ? |
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そして、ちょっと広くなります。
ここは中間駅ではないかと思われます。 |
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ほら、広くなっています。
ただ、右手の山肌方面は瓦礫が満載です。
元々そうなのか、徐々に崩れていっているのか謎
ですが、元々は何かしら建物があったのでは、という
痕跡もないことはないです。 |
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不意に広場にかまどのようなものが現れます。 |
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やっぱりかまどっぽい?
こんな野ざらしの状態なんですけどねえ? |
そして!これまた不意に現れる、私の最大の萌えポイント!!!
本当にこの林鉄跡はいろんな遺構が愉しめます。 |
掘割の奥にぽっかりと口を開ける林鉄隧道。
当初はこの手前の広場で一旦林鉄が終わり、上部軌道?として接続しない状態でこの隧道の上をまた林鉄を奥に這わせた、らしいです。
この隧道が掘削されてからは、そのままさらに奥に進むことができるようになったようです。 |
おおおおお…
なんだかエライことになっています。掘割は本当に岩盤突き破ったまんまという感じです。
その割には軌道敷きの瓦礫はそれ程多くありません。暫くはこの姿を拝めそうですね~ |
掘割からの正面は一枚岩のような、ウンザリするほど固そうな岩盤です。
そこを真っ向勝負でぶち抜いています。すごいっすね。
カーソルオンで2009年12月の状態と比較できます。倒木の朽ち方がよくわかります。 |
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坑口付近には4連の碍子が残っております。 |
うーむ、美麗なり!!!
崩落は右隅のほんの僅かで、乾燥しており非常に安定している雰囲気を感じます。
バラストなんでしょうか、排水性の高さうな砂利の洞床がいい感じで機能している気がします。風通しも非常に良いです。
うーむ、そんじょそこらの素掘り隧道よりも安心感がありますねえ。 |
で、風通しの良い乾燥している洞内ですから、こういった枕木が綺麗に残っております。
いやあ、最高っす! |
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2009年12月
2018年の振り返り画像がなかったので2009年映像
で。恐らく殆ど変わりません。 |
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2009年12月
この時の方が綺麗に撮影できていたので。
いやあ、保存状態が良いですねえ。 |
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これは…待避坑みたいな感じでしたかね?
よく覚えておりません… |
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乾燥した固化した枕木が不揃いに転がっています。 |
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反対側までやってきました。
最初から最後まで岩盤でございました。 |
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抜けた先は視界が広がります。
うまい具合に隧道を掘ったもんですね。 |
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結構ざっくばらんな掘り抜き方ですが、固い岩盤の
ようで崩落はありません。 |
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抜けた先には床がなかったようで、石積みの築堤を
施して軌道敷きにしております。
いやあ、きめ細かい仕様です。 |
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山側の石積みです。
垂直ではなく、築堤らしく積み上げています。 |
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一方の川側はこの絶壁っぷりです。
この堅固な石積みは、荒れ狂う銚子川の流れでも
現在まで崩れることはありませんでした。
素晴らしい技術です。 |
川側に少し降りて見てみると、その凄まじさを垣間見ることができます。
一体何個使ってんの!?な成形された切石を谷積みにがっちり積んでいます。
すげー!
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ここ、いいすね!
何にもフラットな所がなかった場所に石積みを施し、それはそれは見事な軌道敷きを完成させました。
いやあ、感涙ものの廃景です。なかなかこんな廃景を見ることができせん。 |
築堤より振り返り。
素掘り隧道からの石積みの築堤!いやあ、最高のコラボですね!
もう私の中では任務完了みたいなもんですが、軌道跡を追いかけるのもロマンがあっていいんですよね!
まだまだ色々見所が残っております。
以降、 その3 に続く! |