三重県伊賀市に近鉄伊賀線というのが存在した。。。 青山繋がりでネットで調べていたら、そんな情報を入手 しました。正確に言うと、伊賀線自体は現存します。た だ、近鉄から伊賀鉄道に譲渡された、伊賀上野−伊賀 神戸間の話ですが。。。まだ、譲渡される大分昔に、 伊賀神戸から西名張までの路線が存在したそうです。 　廃線跡だけなら管轄外なのですが、見つけてしまい ました、「トンネル」表記を。。。 　廃トンネル存在なら、どこまでも追いかけまっせ！ 。。。ということで、早速やって参りました。 　写真は、伊賀神戸駅（現在近鉄大阪線と、伊賀鉄道 の始発駅として活躍）近く、ちょうど近鉄大阪線を潜る 県道57号（上野名張線）の架道橋付近です。
	少し右側に目をやると。。。 　農道が延び、近鉄大阪線の築堤がきれいな斜面を 見せ付けています。 　Ｓ字に曲がる農道の先に、合流する道筋がかすかに 見えますが。。。？
	農道付近から振り返ってみると、なんとも先の見通せ る田園地帯でしょうか。小高い山に挟まれつつ先の先 まで田園風景が続いています。 　うーん、清々しい。。。
	Ｓ字の農道を進み、先の道筋合流地点に迫ります。 　桁橋が架かっていますねえ。
	おお！ 　素人目にもこれは鉄道橋梁跡じゃないの？と思わせ るそのお姿。 　鋼製プレートガーダというんでしたか、その桁橋に 枕木を並べて、後年車が通れる橋にしたのではないで しょうか。
	桁橋の向こうは。。。近鉄大阪線の築堤があります が、そこを潜る元架線橋があります。そこを斜めに横 切り、かつての伊賀線は伊賀神戸駅に辿り着いて いたようです。
	トンネルの所在は反対方面です。 　この広大な田園風景の先にトンネルなど存在する 余地があるのでしょうか。。。
	轍が目一杯ついた軌道跡に沿って進みます。 　すると、田園地帯から、左手の森林地帯に吸い寄せ られるように軌道は続き、またも橋梁らしいものが出て きました。
	道筋が変形十字路となっています。 　最初、すごい悩みました。右側の小さな川沿いに 進むのが、旧路線なのかと思いましたが。。。 　最終的に左手の橋を渡っていくのが正しい、という 結論に至りました。
	悩んだ理由はこの立派な橋梁と、橋梁の先から鉄道 には無理のある勾配があったからです。 　まあ、農道用に周辺を改修しているからなんだろう と思いますが。。。 　道筋的にはこちら側が自然なんです。
	先ほどの橋梁前の軌道跡から一段高い所を走るよう になります。築堤の上、ということですねえ。
	橋梁方面を振り返り。 　本当に急に登ってます。この坂道はちょっと無理が あるよなあ。。。
	！！！ 　森に突っ込むなあ、と思っていたら、もうトンネル 発見か？？？
	。。。って、そんなに甘くありません。。。 　木々のアーチが見事にトンネルを形成しておりまし た。 　まだまだ轍がはっきりしており、歩きやすい軌道跡 が続きます。
	短い森林地帯を抜けると、またもや左右には田圃 が広がります。 　鉄板で覆われた橋梁跡と思われる場所を通過して 先に進みます。
	築堤上から右側の景色。。。 　何度見ても癒される。。。
	むむむ。。。 　雲行きが怪しくなってきました。今まで農道として 転用されていた軌道跡が、農道が右に逸れることに よって、一気に減衰傾向に。。。
	むむむう。。。 　右側の籔が軌道跡にもたれかかるように侵食して きています。 　先行きが不安です。
	をを。。。 　ついにその本性を現し始めた廃線跡。。。 　ここからは、転用もされずに残る、真の廃線ウォーク となりそうです。。。 　以降、中盤戦　に続く！