Get's ヘキサ
暗峠越え

 

 京都市北区は下黒田地区を東西に走る国道
477号にある「黒田トンネル」
 その横に実は廃隧道が存在します。
 写真のように西側から見ると一見隧道があるとは
思えませんが、よく見ると隧道上部が見えています

 階段のように積み上げられた石、上部は土で
覆われており、樹木も生えています。
 「黒田トンネル」の竣工が1988年3月のようなの
で、現役を退いてからおよそ19年が経過していま
す。
 西側の扁額には「八光洞」と記されています。
 東側に廻ってみました。こちらはまだ口を開けて
いました。フェンスで防御し、土を寄せて半分ぐらい
隠れています。
 内部です。廃隧道になってから、19年あまり、
隧道上部から鍾乳石のような小さなつららが無数
に垂れています。
 道幅は普通車なら何とか離合できる広さがあり
ます。
 左側には白線が残っており、歩行者も通る隧道
であったことが窺えます。
 廃隧道になってから何かの目的で使用されてい
た形跡があります。
 手製の吊り蛍光灯が3基と手前には足場?の
ような台が1つ。何でしょうか???
 振り返って撮影。7割近くが埋められています。
 西側に向けて撮影。完全に埋没していたと思わ
れた西側も、実は少し隙間がありました。
 しかし瓦礫の数が相当で、行くのは止めときまし
た。
 
 手製のカーテンがぶら下がっています。
やっぱり何かに使われていたんですね。
 左側の扁額には「黒田隧道」とはっきり読み取れ
ました。
 「黒田トンネル」と「黒田隧道」
 長さは変わりませんが、現代の交通事情と、国道
であることから、対向二車線化と高さの拡張が
早期に実現したのではないでしょうか。
 (しかし、国道を東に向かうとあの「百井別れ」の
極狭区間に辿り着いちゃうんですけどねええ。)