Get's ヘキサ
暗峠越え

 

 今回は1983年製の隧道探索です。
 なぜこの隧道をあえて取り上げたかと
申しますと、
 結構新しめ(でも24年前)ではありますが、

現在休トンネルとなっていること、
 峰伝いに国道が走り、その真下、峰を挟んだ
地元の地区と地区を結ぶために掘られた特異な
隧道であること、
 そして何よりその造り。延長実に430m、でも
幅が2.75m、内部の大方が素堀りのままと
いう細長ーく心も細くなる隧道だからです。
 地元の細長隧道、関西では取り敢えず
トップクラスでしょか。

 和歌山県伊都郡高野町にあります。ちなみに
私の手持ち道路地図には載ってません。
 取り敢えず入り口から狭すぎです。
 ちょっと曲がってるし、対向車云々は完全無視
です。
 なぜが叩き倒されている通行止め看板。
 1年以上通行止めのまま。。。
 このまま復旧しない気がぷんぷんします。
 んんんんん???
 手前の隧道の奥に四角の隧道あり?
 2段構えか。
 四角隧道。。。奥がまーーーったく見えまへん
 恐ろしい。。。
 恐らく後付けであろう銘板。
 昭和58年も本当かなあ?改修日じゃない?
 振り返って先の短隧道。これも花坂の一部?
 見事に四角い。。。正方形じゃないの?
 とおもってたら、奥は違うぞ??
 四角の次は定番アーチタイプになってます。
 もっと奥は、素堀っぽいぞお?
 うーむ。あまり見ないコラボだと思うが。。。
 なかなかお気に入り。
 あああああああ、素堀りだああああああ。
 コンクリ吹き付けとかやんないんでしょうか。

 この距離をこの狭さでよく掘りきったよなあ。
 この真上の峰で国道370号と480号が交差
してるなんて夢にも思いまへん。
 小さく出口が見えてからなかなか到達できな
いっす。なんたって430m。閉所恐怖症でなくて
よかった。

 また補強アーチの登場。
 どんだけえええええ、歩いたか、遂に反対側。
ぶはああ。これ引き返さんといかんのやけどね。
 こちらも当然通行止め。看板がやはり?
叩き倒されています。
 出口付近に民家もなーんもないですが、
しばらく進むと細川地区に行けます。
 仮に、通行止めでなかった場合、土日混雑
する国道370号線の抜け道として使えるのか。
よとと的にはNOですね。

 まず430mもの長いトンネルであれば内部に
離合スペースがあるはず。
 この隧道には一切なし。
 花坂地区からはすぐ隧道に辿り着けますが、
細川地区は非常に細い道を結構行くことになり、
効率的ではありません。

 何より地元の方への迷惑千万です。
 このまま開通しない方が良いのかも
しれませんね。。。