遠州遠征オフ 2014


静岡県


その8

  


                       2014年9月訪問


 道の駅掛川の駐車場にて路上居酒屋!その1でも投下した写真です。
 探索メンバー3名にでこぴんさん、ペッカーさんが加わり、宴会!

 こんな隙間で居酒屋さんです。
 いやあ、話が弾みました。

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 次の日!
 皆様、お早い起床。居酒屋のみ参加のでこぴん
さんはもうすでに居りません。
 私は腹の具合が悪くて、遠いトイレにわざわざ車
を繰り出してトイレに駆け込みました。それも2回…

 落ち着いたところで、お待たせしました!
 遠州オフ2014、2日目の探索スタートです!

 初っ端の物件はここ。
 ここはそこそこネットで見る物件です。
 いこいの広場の駐車場に車を停め、徒歩での
アプローチです。
 駐車場から目と鼻の先、この道を下っていきま
す。
 暫く軽トラならなんとか、のコンクリ舗装道を
歩きます。
 そして分岐…
 右がコンクリ舗装なのに対して、左は…
 うーむ…完全未舗装&農道あぜ道って感じ
です。
 完全に車道の気配が消え、隧道の存在など
微塵も感じないあぜ道を進みます。
 …うーむ、ありえん…
 半信半疑でごそごそ進むと…
 おおお…まさか…ありえない光景が奥に広がっ
ている…ような…

 
ぐはあっ

 軽く朝食のつもりが予想以上のメインディッシュの登場です。
 こいつはでかい!先程のか細い道から想像もできない巨大な穴…これも遠州ブランドですよね〜

 また見事な地層ラインで洞内が上に掘りあがっています。
 関西人にとっては慣れない隧道に大興奮です。すげー

 で、この隧道情報ですが、資料には存在しません。

 ネットでは仮名は(仮)富部隧道、或は(仮)細谷隧道とあります。
 ちょうど地区境のようで、言えばどっちも正しいといえます。
 ただ、ここから南の方に富部隧道がかつてあったそうです。開削されて消滅しましたが、この富部隧道と混同しないよう、
また両方の地区名を尊重し、
(仮)細谷富部隧道と致します。
 またまた出ました!掛川市の看板!
 
 「崩落の危険 頭上注意! 掛川市」

 統一フォーマットがなく、その場その場の隧道
たちに合わせて看板を制作しています。
 ご苦労様ですなあ。

 それにしても頑なに通行止め!にはしません
ねえ。
 隧道の上を見上げると、土被りはほんの少し
です。
 こういう隧道多いですよねえ。切り通さずに隧道
にする文化!すんばらしい!
 …うーむ、いつ剥落してもおかしくないですな。
 地層のラインに沿って剥落している感じです。

 反対側の坑口のが少々小さ目です。とはいっても10tダンプでも通過できそうな大きさを確保しています。
 振り返り。
 人物比較で隧道の高さをご確認下さい。
 3人半ぐらいの高さでしょうか。6m近い高さが
ありそうです。

 道はこんなにもか細いんですがねえ…
 ギャップがすごい。
 反対側に抜けても道の細さは変わりません。
 完全に人道ですな。

 この天井地層ラインがすごい!自然の造形美ですな。

 富部側の坑口にもちゃんと看板が。 

 土被りは少ないものの、覆う木々の根が隧道の鉄骨となって支えている感じです。
 ここもまたインパクト十分の物件でした。

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 2日目、次の物件へ!
 ここからはついに掛川市を離れ、お隣の袋井市
です。
 ここは地図にもしっかりと表記があります。

 東側からのアプローチです。
 一応この隧道は車道のようですが、「この先軽自動車以上、通り抜けできません。」の表記が。
 ので、車はここまでにし、徒歩で接近します。
 
 うむ、確かに狭い。
 軽トラ規格ですな。隧道が奥に見えています。

 おおお…これまた小さい。
 どうやらセントル巻きされた隧道のようですな。

 素掘りをセントル巻き補強しているようです。

 ここの物件は資料に存在します。
 
 全国道路トンネルリスト
 
村松西隧道 1887年(明治20年)竣功 延長96m 幅員1.9m 高さ2.2m

 尚、隧道データベースには存在しませんでした。
 明治20年というこれまた古い隧道です。

 オールセントル巻き&照明付きです。
 集落の中心に位置し、両側に民家があることから、地元住民の使用頻度が高いのでしょうねえ。
 しかし、尾根(とは呼べないけど)経由の道もそんなに遠回りって感じではありません。
 坂を上るのがいやだから隧道掘った…んでしょうねえ。何度も何度も言いますが、関西ではありえません。
 東側坑口を振り返り。
 道が狭い…
 オールセントル巻きなんで特にレポする所が
ありません…
 てくてく抜けていきます。
 西側に抜けてきました。
 あの青い車なら抜けられそうですな。
 てか、うちの車でも行けそうですが、周辺住民の
迷惑になるといかんのでやめときました。

 西側坑口です。
 うむ、安定のセントル巻き。
 …そこへ!うまい具合に東側から車が突入してきました!
 軽自動車が飛び出してきました。
 しかし…軽でも結構ぎりですな。
 ミラー畳んではるし…
 3ナンバーは無理かな、こりゃ。
 横幅の看板も付けてほしいセントル巻き隧道。
 データ上、幅員は1.9mあるそうですが…
 因みにうちのアウトバックさんの幅員は1.76m
 だったと思います。両側それぞれ7pしかありま
せん…きっつー…ミラー分アウトかもしれません。
 まあ幅員をぎりぎり表記するとも思えません
が…

 なかなかシビアな極狭隧道でした。

 以降 
その9 に続く!