鰈川隧道→
 ほそかわはしらもと
細川柱本隧道
和歌山県 橋本市 細川地区と柱本地区を結ぶかつての村道 休止中
1884年(明治17年)竣工 延長106.0m 有効高1.9m 幅員2.0m 土木学会選近代土木遺産Bランク
公には「柱本の手掘り隧道」となっている。また、「芋谷隧道」と呼ばれることもあるそうだ。
tunnel web様提供の全国道路トンネルリストでは「ホソカワハシラモトトンネル」と表記がある。ここでは竣工年が1923年(大正12年)となっている。
「廃道をゆく2」では永富氏が1884年(明治17年)という記述を発見しているため、こちらを優先した。
切り込み接ぎという固有の石積み坑門を持つ極めて珍しい隧道。しかも2008年1月、私が訪問した時は現役で使われていた。
内部は素掘りで、途中左右に屈曲しており、設計ミスなのか、その苦労が偲ばれる。
2010年8月現在では、内部で崩落があり通行止めとなっている。復旧されるかどうかは定かではない。