Get's ヘキサ
暗峠越え

 

 奈良市内にありながら、忘れ去られようとする県道が
存在しました。

 写真は国道369号線を南下途中で、この辺りは有名
な柳生の里。道路は十二分に広く交通量も少なめで
快適なドライブ途中でした。
 信号のない先の横断歩道付のT字路を右折すること
により、阪原町内を通る旧369号線区間となる。
 この区間の短い旧国道からその県道は分岐していた。
県道の名前は下狭川阪原線。まず聞かない名前の区間
であり、地元専用道であることを窺わせる。

 写真の中村橋を左折すると現国道に戻り、右折すると
例の県道に突入することになる。
 出鼻からこのように明らかな地元道と化する。
 やはりか。。。
 民家も多くなく、すぐ寂しい景色へと県道は吸い込まれ
ていく。基本的に白砂川沿いに道は続く。

 明らかに整備不足を思わせる道の両端。。。
夕立後の道には小さな水の流れがありました。
県道表記も一切なく物悲しい景色が流れていきます。
 自然の威力に人工物が覆われていくさまは圧巻。
このまま緑に埋め尽くされるんじゃなかろうか??
 まだ、人工物を通していただけるようです。
樹海やな樹海。
 水難ドロドロ険道、離合スペースはとても侵入する気
になれません。
 県道中ほどまで行くと、センターライン付の広めの道
になりました。右側は明らかに使われてない感じ満点。

 で、あっという間にセンターライン道終了。。。
全く意味がわからん。
 このあたりの道は結構圧迫感があります。
手入れされてない右側は、巨石が飛び出ていたりと、
寄りすぎるとどっか擦りそうな感じがします。
 対向車全くなし。
 余裕かまして走行写真パチリ(危険デス)
 終了が近いことを感じさせるような広い道になりました
右半分は拡張工事が行われたのでしょう。
 県道のもう一つの名称「下狭川」地区に到着。
県道はここで終了。県道33号(奈良笠置線)に接続
します。
 利用率は極めて低く感じました。将来的にも地位が
向上するとは思えません。そんな県道でした。
 ちなみに、南の方に「上狭川」地区があり、北の方が
「下狭川」というちょっと不思議な?地区です。
 川の流れが南→北だからかな?