水路隧道



 


三重県
JR関西本線
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
京都府境~島ヶ原駅間
※未発見
島ヶ原駅~伊賀上野駅間
小狭間川橋梁 半円 3 水路 整石 両出 1連 1.21m
(4尺)
1.65m  両側とも煉瓦アーチが出ているものの、坑門、内部側壁
がコンクリート製。後年煉瓦アーチのみ煉瓦を使用して
拡幅された模様
木々田川橋梁 半円 4 水路 煉瓦 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.40m  アーチ環は焼過煉瓦を使用している
 謎の配管が2本あり
木戸川橋梁 半円 水路 整石 挟まれ 1連 3.64m
(12尺)
5.30m  両側ともコンクリ補強を受けている
 内部アーチもモルタルで覆われているが煉瓦アーチで間違い
ないと思われる
 内部側壁の切石がフランス積みになっている
第234号橋梁 半円 2
迫石
車道
水路
整石 整石 両出 1連 3.64m
(12尺)
3.80m  巻厚2層の煉瓦アーチと楯状迫石両方を使用する物件
 私の知る限り唯一無二。要石で両方を繋ぐ
 坑門の切石は煉瓦で言う、フランス積みにしている
 車道は軽車両のみ
 河川名は相田川
(仮)島ヶ原東橋梁 半円 4 水路 整石 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.65m  坑門の切石は煉瓦で言う、フランス積みにしている
 内部アーチ環下段に等間隔に窪みがある
(仮)西山橋梁 半円 4 水路 整石 整石 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.65m  アーチ環頭頂部の切石3つが楯状迫石風になっている
 坑門の切石は煉瓦で言う、フランス積みにしている
西出川橋梁 半円 4 水路 整石 整石 両出 1連  坑門の切石は煉瓦で言う、フランス積みにしている
 アーチ環の欠損が著しい
(仮)湯蓋橋梁 半円 3 水路 整石 整石 両出 1連 1.21m
(4尺)
3.35m  細高い物件
 アーチ環1層目と3層目が焼過煉瓦になっている
 内部側壁下段の一部に迫り出しがある
南沢橋梁 半円 4 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.82m  両側ともアーチ環付近に4本のプレートにて補強され
ている
10 (仮)東高倉橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 0.76m
(2尺5寸)
1.48m  坑門は煉瓦アーチで内部は石桁という珍しい構造を
有する。厳密には石桁暗渠だが、煉瓦アーチに分類する
(仮)野間橋梁 石桁 水路 不明 整石 挟まれ
2連  中央の橋脚が煉瓦でイギリス積み
 北側未確認
伊賀上野駅~佐那具駅~新堂駅間
※未発見
新堂駅~柘植駅間
11 (仮)楯岡橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 0.61m
(2尺)
0.72m  このサイズで3層巻は極めて珍しい
12 (仮)倉部橋梁 半円 4 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.82m
(6尺)
3.00m  笠石がある。帯石は煉瓦
 胸壁は煉瓦でイギリス積み
柘植駅~加太駅間
13 山の田川橋梁 半円 4 水路 不明 整石 片出 1連 2.12m
(7尺)
2.70m  北側坑門がコンクリ補修、南側坑門はアーチ環も含めた
コンクリ補修を受けている
14 第二後黒見橋梁 半円 4 車道 煉瓦 整石 両出 1連 2.58m
(8尺5寸)
2.40m  坑門下段、及び内部側壁の切石が迫り出している
 笠石がある
 北側坑門はコンクリ補修を受けている
 
後黒見川の流れを下に潜らせているのでこの名称と
思われる。よく使われる第二後里見橋梁は誤植?
15 烏谷川橋梁 半円 4 水路 煉瓦 整石 片出 1連 4.24m
(14尺)
4.00m  土木学会選近代土木遺産Cランク
 ねじりまんぽ
 迫受石が出っ張っている。
 胸壁にフランス積みを用いている。帯石、笠石あり
 煉瓦坑門の風化が著しい
16 大崖川橋梁 半円 迫石 水路 整石 整石 両出 1連 7.58m
(25尺)
7.10m  土木学会選近代土木遺産Aランク
 鉄道暗渠の中では類まれな大口径を有する
 要石あり
 東側にレールセントルの補修あり
17 大和街道架道橋 半円 迫石 車道 煉瓦 煉瓦
整石
片出 1連 4.40m
(14尺5寸)
4.73m  土木学会選近代土木遺産Aランク
 胸壁が比較的大きく焼過煉瓦を使用している
 扁額があるが文字が書かれてているのかすら不明
 要石、隅石、帯石、笠石があり、笠石下部に櫛歯の装飾
がある
 内部側壁は下段が切石、上段が煉瓦積みとなる
 国道25号線(大和街道)の橋梁
18 (仮)北在家西橋梁 半円 3 水路 煉瓦 整石 片出 1連 0.91m
(3尺)
1.12m  南側はコンクリ補修されている
 笠石がある
19 (仮)北在家東橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 0.91m
(3尺)
0.90m  笠石がある 
20 第165号橋梁 半円 4 車道 煉瓦 煉瓦 両出 1連 2.42m
(8尺)
2.80m  土木学会選近代土木遺産Bランク
 胸壁部分にフランス積みがあり、小口面が焼過煉瓦
 笠石部分に雁木の装飾あり。隅石がある
 アーチ環頭頂部に焼過煉瓦を使用した装飾あり
 林道板谷線の始点にある
21 蛇谷川橋梁 半円 4 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 3.64m
(12尺)
3.80m  アーチ環1層目と4層目に焼過煉瓦を使用している
 胸壁部分にフランス積みを用いている。笠石あり
 笠石下部に櫛歯の装飾あり
加太駅~関駅間
22 市場川橋梁 半円 4 水路
人道
煉瓦 煉瓦
整石
両出 1連 3.64m
(12尺)
4.27m  土木学会選近代土木遺産Bランク
 スプリングラインに雁木の装飾がある
 元々水路だけだったのを、木橋を渡して人道にしている
 北側のパイプが視認性を悪くしているのが残念
関駅~~~加佐登駅間
※未発見
加佐登駅~河曲駅間
23 (仮)上野町橋梁 半円 4 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.19m  アーチ環頭頂上部に煉瓦竪積み10個の装飾あり
河曲駅~~~富田駅間
※未発見
富田駅~朝日駅間
24 川南橋梁 半円 4 人道 煉瓦 煉瓦 片出 1連 2.42m
(8尺)
2.45m  内部側壁の煉瓦小口に焼過煉瓦を使用している
 内部に一部コンクリ補強あり
朝日駅~~~愛知県境間
※未発見
JR紀勢本線
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
亀山駅~下庄駅間
※未発見
下庄駅~一身田駅間
25 小茂曽川橋梁 玉子 5 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連  玉子型の非常に珍しいアーチ環を持つ
 東側坑口付近の内部側壁下部に煉瓦を階段状にずら
せて積んでおり、これも非常に珍しい
26 大阪橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.21m
(4尺)
1.67m  焼過煉瓦のアーチ環に通常煉瓦の装飾配置がある
 煉瓦にて帯石、笠石があり、笠石部は櫛歯装飾が成さ
れる中央部に補強あり
一身田駅~~~多気駅間
※未発見
多気駅以南の開業は大正12年以降。Cアーチが主流となる
養老鉄道
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
桑名駅~播磨駅~下深谷駅~下野代駅間
※未発見
下野代駅~多度駅間
27 (仮)御衣野橋梁 半円 4 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.40m  「御衣野」で「みぞの」と読む
 人が歩けるスペースが半分ある
28 (仮)肱江南橋梁 半円 4 水路
人道
煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.50m  御衣野橋梁よりも人道スペースは整備されている
29 (仮)肱江北橋梁 半円 4 人道 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.82m
(6尺)
2.50m  中央にコンクリの補強あり
30 (仮)小山南橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 0.91m
(3尺)
0.98m
31 (仮)小山北橋梁 半円 4 水路 煉瓦 片出 1連 1.82m
(6尺)
2.70m  改修の多い物件
多度駅~岐阜県境間
32 (仮)柚井橋梁 半円 3 水路 煉瓦 煉瓦 両出 1連 1.21m
(4尺)
1.50m
伊賀鉄道
名称 アーチ
形状
巻厚 利用
形態
坑門 側壁 状態 径間
径間

高さ
(実測)
特記
伊賀上野駅~新居駅間
※未発見
新居駅~西大手駅間
小田第二橋梁 石桁 人道 整石 整石 両出 1連  土木学会選近代土木遺産Cランク
 
登録有形文化財(建造物)/2021年2月4日登録
 登録名は「小田第二暗渠」
 1916年(大正5年)竣工

 人道で総切石の石桁暗渠は珍しい
33 小田橋梁 半円 4 車道 整石 整石 両出 1連 3.03m
(10尺)
3.25m  (仮)鍵屋の辻架道橋
 
登録有形文化財(建造物)/2021年2月4日登録
 登録名は「小田拱橋」
 1916年(大正5年)竣工

 要石あり
 伊賀鉄道現状唯一の煉瓦アーチ暗渠
西大手駅~~~伊賀神戸駅間
※未発見(Cアーチ暗渠は確認できるが、煉瓦アーチが確認できない)
三岐鉄道北勢線
西桑名駅~~~楚原駅間
※未発見
楚原駅~麻生田駅間
六把野井水拱橋 半円 CB 水路
人道
両出 1連 土木学会選近代土木遺産Aランク
コンクリートブロックのねじりまんぽは唯一。楯状迫石あり
CB=コンクリートブロック
大正4年11月13日着手
大正5年7月15日竣功(読み間違いの可能性あり)
明智川拱橋 半円 CB 水路 両出 3連 土木学会選近代土木遺産Bランク
CB=コンクリートブロック
大正4年11月1日着手(読み間違いの可能性あり)
大正5年7月5日竣功(同上)
麻生田駅~阿下喜駅間
第34号拱橋 半円 人道 両出 1連 全国道路トンネルリストでは麻生田墓下隧道という
名称になっている