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 ほううんどう
鵬雲洞
和歌山県 和歌山市 旧南海電気鉄道和歌山市内軌道線 遊歩道
1911年(明治44年)竣工 延長  幅 土木学会選近代土木遺産Cランク
旧和歌山水力電気(和歌山電気軌道、のちの南海電気鉄道の軌道路線)が掘削した鉄道用隧道。
1971年(昭和46年)廃止。現在は遊歩道として利用されている。
坑門は煉瓦でイギリス積み。笠石、帯石に切石を使用。要石も存在し、迫石は三重県で多く見られる楯状迫石となっている。
坑門の扁額、北側には「鵬雲洞 明治44年11月 書」南側には「
而開圖○」とある。
内部は複線が敷ける広さを有し、アーチは吹き付けで覆われており、元の状態は確認できない。また退避坑の跡も確認できる。