近鉄大阪線青山廃線跡トンネル



三重県 伊賀上津駅−温泉口駅間


その9

  

 旧青山駅からの唯一の抜け道と思われる車道
の途中で発見した謎の白く輝く物体。。。

 それは、あまりにも謎を秘めるものでありまし
た。
 前情報で、「そういうもの」があるらしい。。。と
いう噂は知っておりましたが。。。

 どうやらこれらしいです。

 謎の「穴」の存在!
 穴の間近までやってきました。
 「車道」との高低差はこれだけあります。
 すでに光が見えなくなっています。
 穴の高さまで登ってきて撮影。。。
 こいつが旧青山駅側の「坑口」?です。
 明らかに人為的に穿たれた穴っぽいです。
 見上げると、そこには岩の壁が広がるのみ
で、1枚の大きな岩に穴を開けられた感じが
します。。。しかしなんで???
 少し内部へ。。。

 。。。。。。。。。。。。。。。。。

 人為的。。。。?

 思い込みが揺らぐその光景。。。しかし、足場
は非常にフラットなんだよなあ。。。
 「穴」の入り口から車道方面を見下ろします。
 こちらに向かっていた車道は寸前で右に
逸れます。
 これが何か関係があるかも知れません。
 。。。。。。。。。。。。。。

 うーむ。。。

 何度見ても謎の洞内。菱形に削られ、路面だ
けはフラット。これは自然にできないでしょう。
 何かしらの目的で掘られたのは間違いないと
思います。
 しかし屈まないと頭ぶつけますなあ。
 振り返り撮影。
 おおっ、素掘り隧道の姿そのまんまです。
 
 なんでこの位置(高さ)なんだ。。。

 (カーソルオンでフラッシュ撮影)

 
 むおっ

 岩が迫り出して、坑口を半分塞いでいる感じ
です。
 。。。うーん。。。

 崩壊したとかではなく、削りだす前の状態で
はないでしょうか。
 幅員(笑)が半分になりますが、半身になら
なければ通れないほどではありません。
 人一人、楽に通れます。
 凄まじくいびつな反対側の坑口。掘りかけ感
満天です。

 (カーソルオンでフラッシュ撮影)
 振り返り。向こう側の坑口とあまりにも姿を
異にするこちら側の坑口。
 。。。掘りかけっすよねえ?
 降りてきました。
 車道が手前から右に逸れていきます。

 あれ?さっきの坑口は?
 見上げると。。。おお。。。あれか。。。

 こちらからの発見は難しいですなあ。
 青山駅側からなら光が見えるので発見しや
すかったですが。。。
 こっち側から見ると明らかな洞窟風味。。。
 まさか貫通しているとは思えませんねえ。
 この車道は国道まで延びています。青山駅に
至る唯一の車道だったようです。その狭小車道
に存在する謎の穴。。。
 あれは一体なんなんでしょうか。。。
 このような仮説を立ててみました。
 国道165号線から青山駅に至る車道は、左
のような線形になっています。
 かなり駅構内スペースに道が迫り出しており、
またカーブも狭く急であることから、ショートカット
する隧道を掘ろうと考えたのではないでしょう
か。
 そして、あの高い位置にある「穴」ですが、
隧道を掘る際に、最初人が通れるスペースだ
け掘って、導坑を作る手法があると聞いていま
す。その導坑から車道幅に掘り下げていく、ま
さにその過程で何らかの理由により放棄された
のではないでしょうか。
 これがその迫り出した車道部分です。
 ホームがすぐそこに見えます。
 当時は未舗装だったかも知れませんので、
非常に通りにくい道であったのではないでしょ
うか。
 青山駅側からの隧道完成予定はこんな
感じ?ではないでしょうか。
 国道側の想定はこんな感じです。
 
 あくまで勝手な推測に過ぎないので、本当の
ところは一切不明ですが、こう考えると納得
できてしまうのですが。。。
 。。。脱線が過ぎて申し訳ありません。

 さあ、今度こそあの将軍に挑みます!
 待たせたな!将軍青山よ!

 以降、
その10 に続く!